鯖 街 道 へ の ご 案 内
 
京は遠ても十八里

 若狭から京都へ至る多数の街道や峠道には、それぞれ固有の呼び名がありますが、近年若狭から京に運ばれた物資の中で「鯖」が特に注目され有名になり、これらの道を総称して「鯖街道」と呼ぶようになりました。
 最も盛んに利用された道は、小浜から上中町の熊川宿を経て滋賀の朽木村を通り、花折峠から京大原から八瀬へと進み出町柳から京の台所「錦市場」に至る街道「若狭街道」を今日では、「鯖街道」と称して有名になった街道です。
 小浜で獲れた鯖を一塩して、十八里の道程へて京に着く頃にはちょうどよい塩加減になったと言われ、京都の食文化の中に、今も若狭の魚が生きています。
 今では、朽木村を中心にした鯖街道には「鯖寿司」を売る店が多くあります。ドライブの途中に立ち寄られて是非一度ご賞味あれ、地元小浜まで足を伸ばされれと街に数多くある寿司屋でも更に美味しい「鯖寿司」や新鮮な鯖の刺身やいろいろな刺身もお勧めです。鯖街道の起点近くの魚屋さんで、「焼き鯖」をお求めになりお土産にどうぞ。美味しいですよ。
 


「鯖街道」起点 小浜いづみ町商店街入り口

 


「鯖街道」起点プレート

 

起点にある鯖街道博物館

 



熊川宿の鯖街道博物館

 

「鯖街道」起点から7〜8Km、日本名水百選のひとつ「瓜割の滝」、水中の石には国内には二例しかない紅藻類が生育しており、石が赤くなっている。
滋賀県や近隣他県からも多くの人達が水を求めて来ています。

 

熊川宿の番所

 

熊川宿の町並み

 

朽木の丸八百貨店 昭和初期のアンティーク木造館
只今閉館中(使途検討中)
朽木の鯖街道「鯖寿司」の店
     

山並みの鯖街道

 

鯖街道の終点「錦市場」
若狭の塩鯖、焼き鯖や新鮮な魚を売っています。
取材 2004年11月 石井 清