淀江の名水

山陰の名峰大山の麓に位置する米子市の旧淀江町には年間を通して14℃前後と夏冷たく冬暖かいおいしい水が湧き出しているところが多くあります。

その代表的なものには「天の真名井」や「本宮の泉」がありますが、その他道路脇に車を止めて道路沿いの湧き水を汲んでいる様子を見ることも珍しくありません。

「天の真名井」は環境庁の「日本名水100選」に選ばれており、その周辺には現役で動いている茅葺の水車小屋やあずま屋があり、周りの景観を眺めながら遊歩道をゆったりと散策すれば心休まるひと時を過ごすことができます。

「本宮の泉」は県下では類を見ない1日3万トンという大量の湧水量があり、生活用水・農業用水やニジマスの養殖の他、大手清涼飲料水メーカーの源水としても活用されており、鳥取県の「因伯名水16選」の「暮らしの中の泉」に選定されています。

また近くには絶滅が危惧されている亜熱帯植物のクリハランの群生地があります。


(情報 加藤・千田)

天の真名井 茅葺の水車小屋
本宮の泉 道路沿いの湧き水