天然冷蔵庫「八雲風穴」

「八雲風穴」は、隣接するお寺「福泉寺」が開山した450年程前から「清涼山」と呼ばれ、冷風の吹き出す場所として、農産物の貯蔵などに利用されてきました。

現在の施設は地上1階・地下3階の構造で、内部の温度は真夏でも6℃前後です。

「八雲風穴」は、富士山周辺の風穴に代表される溶岩トンネルから冷風が吹き出す一般的な風穴と異なり、地下を流れる冷たい水に冷やされた空気が、岩の隙間を通って地表に流れ出ているものです。

施設の建物の横にも、屋外に直接冷風が出ている所があります。

また、この地下水は風穴への上り口横の道路沿いに湧き出しており、「福寿泉」として島根名水百選の一つに選ばれています。

なお、施設の営業は夏季のみです。

(情報 千田)

風穴入口 風穴内部
風穴のしくみと現在の温度(屋外33℃) 屋外の冷風吹き出し場所