焼きさば寿司

昔は木次や三刀屋などの雲南地方は、海からの交通の便が悪くて新鮮な魚が入りにくく、魚といえば串にさして焼いた「焼きさば」「焼きあじ」が主流でした。
この地方では、この「焼きさば」を使った「焼きさば寿司」が昔から食べられています。

「焼きさば寿司」といえば最近各空港の空弁として人気がありますが、空弁の「焼きさば寿司」が棒寿司であるのに対して、この地方の「焼きさば寿司」は焼きさばの身をほぐして入れたばら寿司です。

この「焼きさば寿司」は木次の街中の食堂でも食べられますが、最近では国道54号線沿いにある道の駅「さくらの里きすき」の中の「たんびにきて家」で売られています。(1パック360円)
焼きさば単品も売っています。

ところで小生のもう一つのお奨めは焼きさばのお茶漬けです。(焼きあじもおいしいかもしれませんが、高い上に小さいものは小骨を取るのが大変ですから)

焼きさばの身をほぐして、さらにウエルダム状態に焼いたものをご飯に載せて、適量の醤油をかけ、熱い渋めの煎茶をかければ、好きな方にはたまらない何ともいえない素朴な味がします。
但し、我が家では小生しか食べず、このお茶漬けには妻のブーイングが伴うかもしれないことを付け加えておきます。


(情報 和田森