田和山自然学習の森

「田和山(自然学習)の森」は国指定史跡の「田和山遺跡」、松江市立病院に隣接した場所に有る小高い山の森です。
この山は元々は田和山遺跡と一つの山であったものが、市立病院への進入路により分断されたものです。

荒れ果てていたこの森を、2002年に発足された地元ボランティア「里山を育てる会」が間伐・植樹等の整備を行うことにより、絶えていた草花や昆虫等が戻ってきました。

この活動の最大の特徴は、所謂、桜等を植えた見栄えの良い公園にするのではなく、植わっている草木は外来種等を一切排除して、弥生時代からの自然に戻そうということを目的としているところにあると思います。
森の中に遊歩道をつくり、宍道湖と田和山遺跡を見渡せる高台に展望台を設ける等、誰もがこの自然を楽しめるように整備されています。
また自然を生かしたシイタケ等の栽培も行われており、近くの小学校や公民館等の自然学習の場として活用されています。

第2の人生を歩まれているご高齢者中心のボランティアで、この広大な荒れ果てた森を、ここまで開拓し、今も整備を続けていらっしゃるその御苦労には頭が下がる思いです。

また市立病院側の斜面は雑草に覆われていましたが、2009年に松愛会山陰支部により植樹が行われ、以降毎月草刈りを中心に整備を行っています。

2013年には急斜面に階段を作り、従来からの学習の森と結合したことにより、田和山の森は全面遊歩道で結ばれ、街中にありながらちょっとしたハイキング気分を楽しめ、日常の雑多を離れた気分転換にも絶好の場所だと思います。


(情報 千田)


「田和山の森」入り口 森の中の遊歩道
展望台からの眺望 市立病院側に作られた階段