園山俊二と松江

毎日小学生新聞に9775回連載の「がんばれゴンベ」、朝日新聞に3764回連載の「ペエスケ」や今もテレビのCMで目にする「はじめにんげんギャートルズ」など愛すべきキャラクターを次々と世に送り出した漫画家園山俊二氏。

氏は松江に生まれ、付属小中学校・松江高校(現松江北高)を経て早稲田大学に入学、早大漫画研究会を創設。
在学中に「がんばれゴンベ」でデビューして漫画家の道へ進み数々のヒット作を出し、文芸春秋漫画賞をはじめ数多くの賞を受賞したが、1993年57歳の若さで他界されました。

氏の早すぎる死を悼んだ友人たちの手で県立美術館横に建てられた、ペエスケの子供の平太と愛犬のガタピシの像が、氏に代わって今も氏の愛した故郷宍道湖の夕日を眺めています。

その他、松江駅前の松江テルサの入り口にギャートルズの像があり、氏が子供のころコイやフナを釣って遊んでいた松江城西側の四十軒堀の堀端には「園山俊二のお堀端」が有るなど、今も氏と松江市は深く繋がっています。

またこのお堀り端周辺は、多くの文豪が住んで執筆活動を行った場所で、「園山俊二のお堀端」の北にある松江城山に入る亀田橋の袂には文豪の碑があります。


(情報 千田)


宍道湖の夕日を眺める平太とガタピシ 松江テルサ入り口のギャートルズ
園山俊二のお堀端 お堀端の文豪の碑