二つ名前の佐香神社

佐香神社は一畑電鉄の一畑口駅の北、徒歩10分位の所に有ります。

この神社は別名を松尾神社といいます。

二つの名前で呼ばれている神社の名前は正式な名称と愛称というのが一般的ですが、この神社の名前は二つとも正式な名前で、神社の入り口には松尾神社の額を掲げた鳥居と佐香神社の額を掲げた鳥居の二つの鳥居がある珍しい神社です。

鳥居をくぐって階段を上ると大社造りの本殿があります。

出雲の国風土記にも記載されている由緒ある神社で、酒造りの神である久斯之神(くすのかみ)を祀っていて、この地は酒造り発祥の地とも云われています。

旧暦の十月神在月には全国から出雲に集まった神様が、ここで造られた酒を飲んで宴を催すと云われており、今でも毎年十月十三日には、新米で作ったどぶろくを神前に供える例大祭が行われています。


(情報 千田)


神社手前の松尾神社の銅の大鳥居 神社入り口の二つの鳥居
本殿正面 本殿側面