松江でできる四国八十八霊場巡り

松江市浜佐陀にある満願寺は、832年弘法大師(空海上人)によって開かれた寺。
四方が風光明媚だったのでここに開山した。本尊となる観世音菩薩座像を彫り開眼供養すると宍道湖に竜神が姿を現した。空海が四句の文言を与えると竜神は五色の大亀に変身し、金の釜を空海に奉げた。
空海は大いに満足し、この寺を金亀山清浄院満願寺(きんきざんせいじょういんまんがんじ)とした。

この寺にある面白いもの。
@ 四国霊場八十八か所めぐりができる。
八十八か所のお寺の土(それぞれの本堂と大師堂の床下の土と雨だれで清められた土)が埋めてあり、それを踏んで八十八か所めぐりができる。

A 尼子・毛利の戦い時に毛利元就が陣を張った満願寺城の跡。元就手植えと言われる名木「玉椿」の木がある。(樹齢約500年)
花の見ごろは4月上旬。

B 霊木「大いちょう」の木がある。(樹齢約800年以上)
約33mあったが、落雷で傷つき上部を切ったために今は約22m。宍道湖航行の目印、シンボルとなっている。

C 多くのお地蔵さんがある
十二支なで地蔵、掃除地蔵、六地蔵など

★ 意外なスポットでもある
夏の水郷祭、真近で見る花火も良いが遠花火も良いもの。ここからは2か所の打ち上げが見れて、帰りもスムーズに帰れる。



(情報 和田森)


満願寺全景 四国八十八か所
 玉椿  大いちょう