お米屋さんの鯉

山陰の小京都といわれる津和野町は、東京の女子大生を対象とした女性雑誌の「日本で一番行きたい所は?」というアンケートで一番になったこともある大勢の観光客の訪れる町です。

津和野観光のメインストリート殿町通りは、通りに面して白い土塀や立派な門構えの武家屋敷が並び、道に沿った掘割には色鮮やかな鯉が泳いでいて、鯉は津和野を代表する魚となっています。

しかしながら私の知っている限りでは(といってそれほど知っている訳ではありませんが)、津和野で鯉を見るのなら、駅前通りから殿町通り方面への曲がり角近くに有るお米屋さんの中庭ではないかと思います。

今ではあまり見かけなくなった米俵を積み上げている趣のあるお米屋さんで、表に「鯉のいる米屋−−」という看板が出ています。

鯉を見るには店の中を通り抜けなければならず、入るのに少し躊躇するかもしれませんが、快く迎えていただけますので、津和野に行ったら一度立ち寄ってみたらいかがでしょうか。


(情報 千田)


殿町通り 道路脇掘割の鯉
鯉のいるお米屋さん お米屋さんの鯉