伯耆古代の丘公園・上淀廃寺跡 |
JR淀江駅の東、徒歩20分程の所に、山陰地方では数少ない前方後円墳8基を含む計17基の古墳を有する「向山古墳群」があり、この古墳群に隣接して「伯耆古代の丘公園」があります。 この公園には、2000年前の種から育ったといわれる大賀ハスをはじめとする40種のハスがある「古代ハスの園」、復元された帆立貝式古墳や高床式、竪穴式建物のある「弥生村」、万葉集に出てくる109種類の草花や樹木の植わった「万葉の園」また火起しや土器・埴輪づくりなどを体験できる「古代体験の館」などがあります。 また隣接して温泉や食堂・物産館等の施設も整備されています。 「伯耆古代の丘公園」から徒歩10分足らずの所に「上淀廃寺跡」があります。 奈良時代の初期(700年頃)に建てられ、平安時代の中期(1000年頃)に焼失したと言われる寺ですが、平成に入ってからの発掘で、金堂跡から法隆寺と並ぶわが国最古の壁画が発掘され、国指定の史跡になっています。 また、この寺は金堂の東側に3つの塔が並ぶ独特の伽藍配置で、仏教が伝来した初期の寺として、考古学・美術史上注目されています。 (情報 千田) |
公園案内図(右側の赤い部分が向山古墳群) | 帆立貝式古墳 |
復元された高床建物と竪穴式住居 | 上淀廃寺跡 |