秦記念館

秦佐八郎氏は、ペスト菌を発見した北里柴三郎氏に師事して伝染病予防の研究に取り組み、梅毒の治療薬サルバルサン606を開発しました。

後にアフリカに渡り黄熱病の研究に生涯をささげた野口英世氏は北里門下の同期生です。

ちなみにこの3人の研究はそれぞれ当時ノーベル賞に十分に値すると評価されていましたが、北里・野口両氏は白人の共同研究者にだけノーベル賞が授与され黄色人種の両氏は外され、秦氏の場合は共同研究者がユダヤ系人種であったためどちらも外されたとして、ノーベル賞における人種差別の黒の時代と言われているそうです。

秦氏は益田市美都町で生まれ、その生家は現在秦記念館として公開されています。

また氏の胸像が旧美都町役場の前にあります。

(情報 貴田)