松江の秋を彩る「鼕行列」と「水燈路」

松江の秋を彩る代表的な風物詩に「松江鼕行列(どうぎょうれつ)」と「松江水燈路(すいとうろ)」があります。

秋の2大イベントですが、「松江鼕行列」は「昼」で「動」、「松江水燈路」は「夜」で「静」と対象的な行事です。

「松江鼕行列」は、毎年10月の第3日曜日に開催され、鼕と呼ばれる直径1.5メートル前後の大きな太鼓を2〜3台据えた屋根付きの山車を数十人の子供が引っ張り、十数台の山車が行列して松江城から白潟天満宮まで行進します。

行進は太鼓を叩き、またその周りで笛・チャンガラで囃しながら賑やかに進み、その太鼓の音は1キロ四方に響き渡る勇壮なものです。

「松江水燈路」は松江城大手前から小泉八雲旧居までの塩見縄手のお堀端と松江城西の丸を、小学生をはじめとした有志が作成した約1,500個の行灯で飾り立てる、お城のある松江ならではの水と光の幻想的なイベントです。

この行灯の間をゆっくりと散策すると、昼間では味わえないお城の魅力を感じます。

「松江水燈路」は10月の土日と祝日に開催され、この期間は通常昼間だけしか就航していない堀川遊覧船が夜間も就航されます。


(情報 千田)


松江鼕行列
松江水燈路