人参とボタンの大根島

大根島は日本で5番目の広さの中海に浮かぶ島で薬用人参とボタンの産地として有名です。

薬用人参は江戸時代後期、松江藩七代藩主松平治郷公が藩の財政改革の一つとして、藩専売にして広めたことが始まりとされています。

島の名前の由来は諸説がありますが、当初は人参を栽培することから「人参島」と呼ばれていたが、高価な人参を栽培していることが知れ渡ると襲われる恐れがあるということから「大根島」と改名されたという説が有力です。

ボタンは約300年前、島の全隆寺の住職が修業先の静岡から持ち帰り境内に植えたものが広まったと言われています。

今では年間300品種、150万本と全国の約8割を生産し、台湾やヨーロッパにも輸出されています。

島ではいたる所でボタンが栽培され、島の中央に位置する大塚山の上にあるグリーンステラをはじめ、ボタン園も数多くありますが、中でも一番大きいのは日本庭園「由志園」で4月末から5月初めにかけて行われるボタン祭は数多くの観光客で賑わいます。

ボタン祭では園内の池に3万個のボタンの花を浮かべるなどのイベントが行われています。

ボタンの花が咲くのは元々このボタン祭の時期ですが、今では球根を冷蔵保存する等の栽培技術が発達し、一年中ボタンを見ることが出来ます。


(情報 千田)


薬用人参 ボタン
由志園入り口 由志園の池一面に浮かべられたボタン