島根原子力発電所 社会見学


期日 2018年11月17日(土)
場所 中国電力 島根原子力発電所
参加人員 14名


今年度の山陰支部の社会見学は、中国電力の島根原子力発電所が企画されました。

あいにくの雨模様の中、松江地区、米子地区の会員、奥様など、昨年より多い14人が見学しました。

始めに、併設されている原子力館で、全体の概要や電力事情などの説明などの後、原子炉の構造、原子力発電の仕組みなど、原子力館での展示物も見ながら勉強しました。

その後、3000人が働いている192万平方メートルもある広大な構内をバスで見学し、防波壁、水密扉、発電機の安全管理や、送水車、電源車などの各種車両の配備の様子、近隣の山火事からの対策、強固な外壁など、地震、津波、台風、テロなど想定できる限りの安全への配慮に対する説明を受けました。

また、中央制御室と全く同じようにできている訓練シミュレータ棟の見学も行い、原子力発電再開時への備えの説明も受けました。

原子力発電所は見学にあたって、身分証明書の提示が義務付けられるなど、厳しいセキュリティチェックがあるとは聞いていましたが、その発電所の性格上、写真やビデオ撮影が禁止されたり、従業員の入出門に関しても、一般の会社以上の極めて厳しいチェックや見学用バスのドライブレコーダ機能の停止など、あらためて厳重な管理がされていると認識しました。

見学終了後、「鹿島 多久の湯」温泉施設での昼食、中国電力と意見交換など行い、散会となりました。

中国電力は、島根原子力発電所の発電事業再開に向けて、地元への理解を求める説明会なども含めて、現在種々の取り組みを行なっている最中です。
今回の見学は時期としてもタイムリーであり、興味深いテーマに対して見学者からも鋭い質問が活発に飛び、非常に有意義な見学会になったと思います。
(写真撮影は原子力館のみで許可され、発電所構内の様子の写真はありません)

(情報 高橋
  

参加者
概要説明 熱心に説明に聞き入る参加者
原子炉模型前にて 発電システム説明
発電システム全体像説明模型 昼食会場にて