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2014年3月 トピックス |
2014年(平成26年)3月1日発行 第487号(3月)
パナソニック松愛会会報「松愛」の1面に北大阪支部クラブの「能面づくり教室」の「遊創工房」で「面打ち」に活躍されている、横浜東支部の「吉川 裕」様の能面「子牛尉」(こうしじょう)が掲載されています。 |

(松愛会 会報 3月号 ギャラリーより)
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ご覧いただき、少しでも何かひかれると思われた方は、思い立った時が吉日です。連絡員の山下政男まで一報ください。入会説明をさせて頂きます。
入会説明は、日本能面美術協会会員 能面師 石原 茂龍先生より、入会の説明を含め能面文化の歴史、ノミ(刃物)等について「面を打つ」楽しみ等のお話を頂きます。
追記
阪急宝塚線「服部」駅が「服部天神」駅に駅名が変わりました。
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<各クラブへの入会希望・連絡はクラブ連絡先一覧へ>
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2013年9月活動報告 |
入江さん能面づくり教室に体験入学され、能面の翁(おきな)を完成。 |
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「能面打ちで、木の特性をつかむのがなかなか
難しい。」と丸刀で取っておられた。
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第一作品の能面翁の完成品 |
2面目の小面(こおもて)打ちに挑戦中 |
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2013年10月2日(水)
能面づくり教室 連絡委員 山下政男 記 |
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忙しく過ごされている方、週1回 能面打ちに心を集中させませんか |
能面づくり教室は、2001年に能面・狂言面打ちの工房「遊創工房」を開設した石原茂龍が
北大阪支部の地域活動を目的に、17番目のクラブ・同好会として誕生しました。
能面は、能楽が確立した約600年前のものを忠実に再現して作られますが、基本的な類型は
約60種類あります。型紙に基づいて作りますが、原木から仕上げまで一人でつくり上げますので
作り手によって作風は異なります。一方、狂言面は、基本的な類型が約20種類ありますが、
自分流のこっけいな表情を要求されますので、作り手の創造性を楽しめます。
能面づくりの工程は、原木(檜木や楠木)をノコギリで大まかに切った後、ノミと木づちで大体の
輪郭をつくります。(ここまでは、石原先生が作ってくれます)
会員は、型紙通りに木の上からデッサンし、彫刻刀で丹念に彫りあげる。そして白色顔料の胡粉
を塗り、天然鉱物の岩絵の具で彩色します。最後に古色を出すために自家製の汚し液を施し、
わざと600年たったような芸術品に仕上げます。
会員の面づくりに要する期間は、約2カ月(4回/月)位かかります。顔に気品をもたせるには
魂を打ち込むために人間性を高めることが大切なので、能面作りのことを”能面打ち”と言います。
遊創工房の会員は、15名(外国人2名)です。また、松愛会会員は6名で、毎週一回
(自分の都合のよい日)、豊中市服部西町4−2−4の遊創工房で作品づくりを楽しんでいます。
北大阪支部の皆さん!能面づくりは、 @教育(今日は行く) A教養(今日はやる)
B共感(今日も彫った)の三つが必要です、忙しく過ごされている方にこそ、週1回、
心穏やかに過ごし、心を集中させることが「健康で長生き」の秘訣です。
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入会希望の方、もしくは体験してみたい方は、遊創工房まで問い合わせください.
◎ (クラブ連絡先一覧)でご確認ください
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作 品 (般 若) |
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平成25年度 「遊創工房」能面とコラボ展に参加 |
去る7月30日(火)から8月4日(日)にかけて、阪急宝塚線豊中駅南側高架下1F豊中市市民ギャラリーで開催されました。
能面・水墨・水彩・油彩・石板画等のコラボ展示の中で、能面づくり教室会員の能面・狂言面等が展示されていました。
能面制作の意義と目的
※ 世界文化遺産に登録されている(2002年)日本が世界に誇る古典文化です。
※ 日本の伝統芸能はすべて分業ですが、能面は25分野のすべてを一人で作成します。
※ 能面制作を「今やる」目的は、何でしょうか ---?
@ 第二の人生を自立する。(奥様(旦那様)と一日顔を合わさない日を作る)。
亭主(かかあ)元気で留守がいい。 ---- だから、いつやるの「今でしょ」。
A 第二の人生は自分発見の旅です。
自分は何ができるか。----ではなく----自分は何をしたいか----です。
B 自分には、とうてい出来ない。 ---- 誰でも始めは素人ですよ、
プライド、メンツを捨てることができますか?
C 出来るか出来ないかとは、「鉛筆と箸」が持てるかです。
「鉛筆と箸」が持てなくなるとは、ボケの始まり、能面はボケ防止。
(展示会風景) |
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(会員皆さんの展示品) |
能面 小獅子(こじし)
稲葉 純一 |
能面 中将(ちゅうじょう)
稲葉 純一 |
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狂言面 毘沙門(びしゃもん)
吉川 裕 |
狂言面 蚊(か)
吉川 裕 |
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狂言面 翁(おきな)
工藤 豊博 |
能面 大?目(おおべしめ)
工藤 豊博 |
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能面 真蛇(しんじゃ)
山本 利夫 |
能人形 猩々(しょうじょう)
石原 茂龍 |
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仏像 弥勒菩薩(弥勒菩薩)
石原 茂龍 |
小鳥の集い(バードカービング)
石原 茂龍 |
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2013年8月20日
能面づくり教室 連絡委員 山下 政男 記
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能面打ち教室「遊創工房」を見学して |
2010年3月 広報部 佐藤泰則 |
能面師石原様が主宰されている「遊創工房」を見学させていただきました。角材から最終の面までの各工程を見学、また、豊富な作例により様々な面を紹介していただきました。
お伺いすると5名の方が熱心に作品に取り組んでおられました。
最高齢76歳から最年少26歳までの生徒さんの中に、4名の外国人がいらっしゃるとのことですが、いずれも語学教師との由、ネイティブな文化とは全く異なる、いわば対極にある日本文化・美の根元的なものを「能面」に見い出だされた結果での工房参加なのかと思いました。
巷間、感情のない表情を「能面みたい」と表現していますが、これは全くの偽りと石原様から教えていただきました。面は見る角度により悲しい顔、うれしい顔、怒った顔と様々に表情を表すものであると、実際の面ではっきりと感じ入った次第です。
是非、機会を見つけて見学してください、またこの際一念発起、面打ちへの参画を考えられてみてはいかがでしょうか。
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工房の入り口 |
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先ずは粗削り |
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仕上げを待つ |
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能面打ちの手順 |
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この日能面打ちに取り組んでおられた会員と訪問した支部役員 |
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「能面づくり教室」の場所が変わりました
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2007年11月 |
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この場所に移転しました |
入口です |
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こんな作品が作れます |
作業台の様子です |
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「能面づくり教室」設立のご案内 |
北大阪支部に17番目となる同好会が誕生しました。
能面のもつ美しさを自分の手で作ってみませんか?。このたび下記要項にて会員募集をします。
ご希望の方はご連絡ください。
製作種類: 能面・狂言面・創作面
各自のリクエストにより選択
期 間: 2〜3ケ月で1面仕上げます
対 象: 松愛会会員およびご家族(健康で創作意欲のある方)
・月間4回(週1回)
会 費: 10,000円/一ヶ月/毎週1回/月4回
材 料 費: 各自負担(材料代が必要) 5,000円/能面一面
・彫刻刃および工具無償貸与
・各自持参物はエプロン・軍手
そ の 他:能面展の開催
年1回「豊中市・市民ギャラリー」にて展示会を予定しております。
連 絡 先: (クラブ連絡先一覧)でご確認ください
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工房の入口です |
ここが工房です |
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面打ちに取り組む皆さん |
道具は貸してもらえます |
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