2月9日 曇り

 写真は、

 慈光院 大和郡山
 
  撮影と解説  2月1日  田中 保

慈光院:寺としてよりも境内全体が一つの茶席として造られており、表の門や建物までの道・座敷や庭園、そして露地を通って小間の席という茶の湯で人を招く場合に必要な場所ひと揃え全部が、一人の演出そのまま三百年を越えて眼にすることができるということは、全国的に見ても貴重な場所となっている。

本堂前の庭園


本堂内
元々慈光院にこのような別棟の本堂があったわけではなく、現在「書院」と呼んでいる建物が「方丈」で、そこに本尊(釈迦如来)だけがまつられていたと思われる。それが後になって開山と石州の座像が移されてきたことで、書院の北側に小さい仮のお堂を付け足しておまつりすることとなった。
幸い昭和59年に,多くの人々のお力によって立派な本堂を建立することができ、お釈迦様方にも安住の場所としていただけるのではないだろうか。


庭園から観る茨木城楼門


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