2月8日 曇り

 写真は、

 慈光院 大和郡山
 
  撮影  2月1日  田中 保

慈光院:寺としてよりも境内全体が一つの茶席として造られており、表の門や建物までの道・座敷や庭園、そして露地を通って小間の席という茶の湯で人を招く場合に必要な場所ひと揃え全部が、一人の演出そのまま三百年を越えて眼にすることができるということは、全国的に見ても貴重な場所となっている。

書院
慈光院の中心的な建物であるが、寺全体を茶席として演出するときに茅葺きの農家風の外観というのは、堂々とした荘厳なお堂には表せない大きな意味合いを有している。
建物内では上ノ間が書院広間の席として造られ、その為の水屋が下ノ間にある。
全体的に天井や鴨居の高さを低くしてあることで、座敷に座ったときに最も安らぎや落ち着きが出るように考えられている。 (重要文化財)


書院から観る本堂


本堂前から観る書院


2018年の日々の写真はこちらから