奈良の散歩道





  

 
 【危ない仏様】
奈良は道が狭いのに、神仏を大切にする?せいか、危ない
ことになっている場所が多いです。
<県道104号>
ご存知、西大寺から平城宮跡に行く県道のまん中です。
前後をガードしてあるが、大型車が突込んだらアウト
でしょう。
<歌姫街道>
さらに進んで、みやと通りの交差点を左折。ここも交通量
は多い。 先程よりガードが甘いので、落着いてお参り
できそうにないです。
<ウワナベ池>
三角地帯のような場所です。ここは車がほとんど通らず、
お地蔵様も心なしか、穏やかな表情です。
<大乗院庭園西>
旧市街で、道がクランク状に折れた場所です。ここだけ
グリーンベルトがあるのは、塔のためか?
「無理やり道を通す人」と、「てこでも動かない仏様」
戦いはまだまだ続くのでしょうか。
  (2019.1.24 鳥居 高志)

 






  

 
  【ならまち散見】
古くて新しい人気の散策スポット、ならまちを歩きました。
<格子の家>
通りに面して、格子造りになった家が多いですが、
せまい土地で通風、採光をうまくする昔の知恵です。
桜井辺りから材木がたくさん届くのでできたとか。
<京終駅>
古い京終駅の木造駅舎をリニューアルして、
待合室もおしゃれできれいになりました。
<庚申さん>
ならまちのシンボル、猿のぬいぐるみですが、以前よりは
ぶら下がっている家が少ない気がします。
観光客が持っていくので、外に出さないそうです。
<市場>
今は少なくなった、レトロな市場。シャッターが閉まった
店が多いが、営業している店もあります。
    (2018.11.11 鳥居 高志)





 
   <南大門前>          <狛犬>
  
    <講堂跡>         <二月堂参道>
  
 東大寺の広い境内には色々な発見があります。
一部ですがご紹介します。
<南大門前>
観光客で賑わう南大門。
「大華厳寺」とは東大寺の別称のようです。
<狛犬>
南大門の国宝仁王像は有名ですが、背面に不思議な形の
狛犬があり、中国式の反り返った姿で、
日本最古の狛犬だそうです。
<講堂跡>
大仏殿の裏側に回ると、表側とは変わって、人はおらず、
静寂が報館の西側に広がるヨシ原に日広がっています。
<二月堂参道>
さらに東へ、坂を登ると二月堂が見え、このへんは境内でも
いちばん風情がありそうです。
超有名観光地も、行ってみるとまだまだ面白い所があります。
皆様も、何かのついでにぜひどうぞ。
    (2018.9.15 鳥居 高志)
 







   

 

  『平城宮跡のつばめのねぐら入り』
 毎年8月がピークで、約5万羽のツバメが復原事業
情報館の西側に広がるヨシ原に日没直後にねぐら入り
します。街中で子育てを終えた親鳥や巣立った若鳥が、秋までこのねぐらで過ごした後、東南アジアへ渡るとの事です。
あちこちから帰ってきたツバメが日没の18:30頃
から空高く旋回をはじめ、19:15頃までに次々と
ヨシ原のねぐらに急降下して降ります。
あかね色に染まる夕空を舞うツバメの姿は美しく、
渦巻いて舞い降りるのは迫力満点。
周りで歓声が絶えない感動的な光景でした。
関西有数の観察スポットだそうで多くの人が観察に
来られており、まだの方は是非一度ご覧ください。
  (2018.8.18 浅野陽一郎)










 
   

  奈良女子大記念館に行ってきました
東向き商店街を道路に沿って北側に歩くと東側正門に西洋風の木造建築記念館が見えます。(当時の本館で明治42年竣工)
1994年に守衛室、正門共にHIK重要文化財に
指定されました。

春と秋に1週間程度一般公開されています。
資料を頂き元気な女子大生が案内してくれます。
建物はヨーロッパ北部の構造デザインで、木造建築の
廊下、階段、窓、家具等が昔の小学校を彷彿させます。 師範学校当時の教材の数々があり、2階の講堂では国産最古と言われる『百年ピアノ』でモーツァルトの演奏会があり、昔のままの長椅子に座って、心安らぐひと時を過ごせました。ぜひ皆様も一度見学されることをお勧めいたします。
  (2018.5.4 浅野陽一郎)









  
 朝の奈良公園で、転害門から東大寺裏側への道は静かで、広い緑の森に暖かい木漏れ日が差し込みとてもきれい。鹿ものんびり草を食んでいた。
 二月堂では3月からのお水取り本行に向けて柵など準備中。童子が火の粉を散らしながら舞台を回るお水取りに使う松明用の長い根付きの竹が並んでいる。
 二月堂の舞台からは東大寺の屋根越しに生駒山や奈良市街が広がりとてもいい眺めです。片岡梅林の梅も咲き始めており、この時期、奈良公園の良さを再発見できます。
 (2017.2.25 浅野陽一郎)








  
 11/5と11/6に、平城宮跡上空で行われたブルーインパルス編隊飛行が見事でした。大極殿の背後から突然現れる6機の編隊が青空にきれいな白線描いて垂直に飛び上がり、とても壮大。以降、次々と色々な方向から大空でダイナミックな飛行が続き、驚きと感動と歓声の連続。演技が終わり、挨拶で1周大回りして基地に帰っていく編隊に、周りの全員が拍手で見送ってました。
 会場の平城宮跡では、秋の実りを祝うの天平祭で花絵巻やイベントが賑やかでした。
 (2016.11.5 浅野陽一郎)








 
 般若寺は奈良市北部の奈良坂にあり、真言律宗の寺院で本尊は智慧の菩薩・文殊菩薩騎獅像。コスモス寺の名で知られています。
 天平の頃は平城京の鬼門を鎮護する寺となったが荒廃後、鎌倉時代に生涯を救済に捧げた律僧の叡尊(えいそん)・忍性(にんしょう)が再興に力を注ぎました。
 今年のコスモスの見頃は10月第2週の頃で、境内には約15万本の色とりどりのコスモスが咲き乱れます。
 (2016.9.29 伊藤裕)






  
 近鉄奈良駅の東向き商店街を歩いていると、中ほど左側の階段上に和風の礼拝堂が建っています。ここは奈良基督教会で、その礼拝堂が昨年7月に国の重要文化財に指定されました。
 本日たまたま参加自由の公開聖書講座をやっていたので参加し見せてもらいました。和風瓦葺屋根に数寄屋風の吉野檜づくりの建物は奈良の雰囲気に良くあっており、内部も祭壇も落ち着いた感じ。ここで牧師から、キリスト教に無知な私のような者にもわかるようにとても興味深く説明していただけた。最後には、奈良で珍しい巨大なパイプオルガンの演奏を聞かせていただき、荘厳な響きが会堂全体に響き渡りとても良かったです。10/15(土)には次回の公開聖書講座があり、他にもコンサート等も行われているとのことです。(2016.7.16 浅野陽一郎)





|





  
 奈良公園で「ムジークフェストなら」の一環として、「奈良オクトーバーフェスト2016」が、6/17〜26に開催されました。
 ドイツミュンヘンで毎年9月に開催される世界最大のビールの祭典が奈良へ! 芝生を傷つけないように工夫して作られた会場は、規模は小さいがドイツから来たバンドによる「乾杯の歌:Ein Prosit 」などの演奏でとてもにぎやかで楽しい雰囲気。たくさんの客で賑わい、本番の地ビールを専用グラスでおいしそうに飲んでいました。
 暑い日だったが、おいしい地ビールのパウラーナーを飲みながら、本場のソーセージやチキンピタサンド、プレーツェルなど食べていたらまるでドイツにいるかのような気分になります。
 (2016.6.18 浅野陽一郎)








 
 
 
 奈良東支部で年次総会や新春懇親会で利用している「ホテルリガーレ春日野」から南に歩いて約5分のところに「大佛鉄道記念公園」があるのをご存じですか?
 大仏鉄道は、明治31年に奈良と加茂を結んで開業し、名古屋や伊勢からの大仏参拝客を加茂駅経由で運び賑わっていたそうです。記念公園がその大仏駅の跡地です。(公園にはしだれ桜)
 蒸気機関車はイギリス製の赤い新鋭機関車(下の写真)。客車は五人くらいの小さな部屋が十個ほどつながっており、隣の部屋には降りなければ移れなく、「マッチ箱」と呼ばれていたそうです。最後の黒髪山トンネル越えは勾配が急で難関、走行は困難を極め、汽車が一両だけの時は途中で止まってしまった事もあり、客が降りて押したり、法蓮村の人たちが押しに行ったと伝えられています。今もトンネル等の遺構が随所に残っていおり、優雅な時代が偲ばれます。 (2016.4.13 浅野陽一郎) 







 
 
 万葉集にも詠われている佐保川は桜が見事です。幕末に奈良奉行の川路氏が植え始めたのが桜並木の始まりとのこと。
 北は法蓮町の奈良県立大学北側付近、南は奈良県図書情報館付近がきれい。どこまでも延々と続く風景には圧倒されます。すばらしい眺めを見ながら散策できる道があり、風が吹けば花吹雪がみごとで、川辺に降りると水面に花びらが集まってる風景など楽しめました。
 (2016.4.4 浅野陽一郎)








 
 
 毎年1月の第4土曜日に若草山の山焼きが行われます。 2015年も2016年も奈良東支部の新春懇親会の行われた日に、懇親会会場からほど近い若草山で行われました。
 見るのにお勧めの場所は若草山に入って少し登った中腹です。松明を山麓中央の大かがり火に点火し、無事を祈願する神事が目の前で見られます。心地いいBGMにのせて、頭上高くにみごとな花火が始まり、驚きの演出や迫力満点の音で、歓声が絶えません 。夜空に奈良市街の灯りもきれいでした。
 その後、法螺貝とラッパの合図で300人の消防団による山焼きが始まり、すぐに良く燃えて、山全体が大きな炎で浮かび上がる姿はとても幻想的です。 いい年を祈り、神聖な気分にさせてもらえる印象的な祭事でした。
 (2015.1.24 浅野陽一郎)