競技かるたに魅せられて 中藤章さん(京都南)
「秋の田のかりほの庵の・」「春過ぎて夏来にけらしおなじみの小倉百人一首ですが、宇治市在住の中藤章さんは、
歌かるたによる「競技かるた」の魅力に取りつかれ40数年。
競技かるたは明治37年現在の形式になって以来百年以上の永い歴史を持つ伝統ある競技とのこと。
中藤さんが競技かるたに興味を持ったのは子供の頃、家の近くのお寺で大会が行われていたのを
見て自分も覚え、入社当時開かれていた松下全社大会に出場、これが大きな転機となり、
早速京都府かるた協会に入会、本格的に競技かるたを始めた。
そして現役選手として、大津近江神宮で高松宮杯大会」優勝!年間最大20数試合出場した事も。
競技かるたの上達の極意は記憶力・反射力・洞察力だと語ってくれました。
現在八段(全国で約20人)の資格を持っており、社団法人全日本かるた協会(会員5万人)京都府かるた協会会長を
務めながら京都府下で後輩の育成に力を注いでおられます。
今秋には京都嵐山に、小倉百人一首の殿堂「時雨殿」が完成予定との事、嵐山に行かれたら見学されては如何?
(レポーター中村逸男)
後輩指導中の中藤章さん