○【 京 の 年 中 行 事 】  神無月 (十月)

 10月1日(木)〜5日(月)  ずいき祭    北野天満宮 TEL 075-461-0005
   ○みのりの秋にふさわしい豊穣を喜び感謝する祭です。平安時代には収穫した新穀、野菜、
   果実、花などを供えたといいます。「ずいき神輿」といわれる大小2基の神輿の屋根は全て
   「ずいき(里芋の茎)」で葺かれています。
   ずいき神輿は祭期間中(1日〜4日午前中)御旅所でご覧いただけます。
町内を練り歩くズイキ神輿とズイキ神輿の飾りつけ

 10月 3日(土)〜11日(日) 御香宮神幸祭    御香宮神社 TEL 075-611-0559
   ○「伏見祭」といわれる洛南の大祭で、室町時代の風流傘の伝統を今に伝え「花傘祭」とも言われ
   ています。花笠総参宮に始まり、武者行列、神輿宮入などが続きます。神社は桃山期の特色ある
   表門や彩色彫刻の本殿(重文)があり、鳥羽伏見の戦いでは薩摩軍の屯所にもなりました。
   花傘総参宮は4、11日の18時頃から。12日にはお神輿が出ます。
御香宮神幸祭、賑わう入れ口、花笠祭

 10月 8日(木)〜9日(金) 今宮神社例大祭    今宮神社  TEL 075-491-0082
   ○例大祭前夜祭として8日に「御神楽」(人長の舞)が、9日の例大祭では舞人6人、楽人5人
   による「東遊」が優雅に奉納されます。
   
今宮神社例大祭、色づく境内と優雅な「東遊び」の奉納

 10月9日(金) 繁昌大国秋祭り    下鴨神社 TEL 075-781-0010
   ○五穀豊穣と商売繁盛を感謝する大国さまの秋祭りです。
   祭典および古典芸能観賞が行なわれ、邦楽、舞楽の奉納が行なわれます
   
下鴨神社、繁昌大国秋祭りの模様

 10月10日(土) 梨木神社例祭    梨木神社   TEL 075-221-0885
   ○学問の神様、三條実萬(さねつむ)公、実美(さねとみ)公の父子を祀る梨木神社の秋季例祭。
   境内の「染井」の水は、京都三名水のひとつとして知られます。
 10月10日(土)〜12日(月・祝) 秋季金比羅大祭    安井金比羅宮  TEL 075-561-5127
   ○宵宮は10日は19時頃から。氏子による御鳳輦の飾り付けも拝殿にて9日から始まります。
   神幸祭は11日は11時から、14時30分からは御鳳輦・子供花車の渡御が行われます。
   例祭は10日(11時)。
安井金毘羅宮拝殿と神幸祭の模様

 10月10日(土)・11日(日) 講員大祭     伏見稲荷大社 TEL 075-641-7331
   ○家内安全・生業繁栄を祈願するお祭り。全国の講員が集まり、境内ではさまざまな行事が
   繰り広げられます
   
伏見稲荷大社、全国の講員が集まり執り行われる大祭の模様

 10月10日(土)・11日(日)  春 日 祭    西院春日神社 TEL 075-312-0474
   ○春日祭は、淳和天皇が奈良春日大社から御神霊を迎え春日神社を創建してから受け継がれ
   ています。祭では、江戸時代初期に制作された2基の神輿と5基の剣鉾が練り歩きます。
神社を出発する神輿、東組の神輿千木、西組の神輿卯の鳥

 10月10日(土)〜12日(月・祝) 壬生狂言    壬生寺  TEL 075-841-3381
   ○境内から「ガンガンデンデン」のリズムが流れ出します。壬生狂言は、鎌倉時代に融通念仏の
   教えを一般の人たちにわかりやすく身振り手振りで説いたのが始まりといわれ,わが国でも珍しい
   仏教無言劇です。鉦や太鼓、笛の音に合わせて鄙びた面をつけた人たちが演じていく仕草は、
   なにやら不気味な感じの中に興味を促しユーモラスです。海外にも知られている人気イベントで、
   午後から一日5番づつ上演されます。 料金 大人 800円、中高生 600円、小学生 400円
壬生狂言の一幕

 10月10日(土)〜12日(月・祝)・15日(水) 粟田神社大祭    粟田神社 TEL 075-551-3154
   ○「祇園祭」山鉾の原型といわれる剣鉾が18基、古いものは平安時代の末頃、他に、足利義満
   寄進の鉾などがあります。又12本の木で組み立てられた竿灯と呼ばれる提灯も行列します。
   14日の神幸祭では十二燈灯行列、剣鉾行列、剣鉾差しも趣があり見事です。
粟田神社大祭、賑わう本殿、剣鉾行列

 10月11日(日) 平岡八幡宮例祭    平岡八幡宮 TEL 075-871-2084
   ○子供達が青年と相撲を取り、必ず勝ち名乗りを受けるという珍しい三役相撲や、少なくなった
   剣鉾差しが見られます。本殿前広場での剣鉾差しは、ゆっくりしたテンポで差され、
   なかなか見応えのある祭です。
平岡八幡宮例祭 剣鉾差し、三役相撲

 10月11日(日)赦免地踊(しゃめんちおどり) 秋元神社  TEL 075-791-8755(八瀬童子会)
   ○江戸時代に八瀬の地の永代地租免除の特典が守られたことを祝い、続けられている洛北の
   奇祭で無形文化財に指定されています。
   頭上に赤紙で作った透かし彫りの切子型灯籠をのせた8人の女装した少年が音頭取りの太鼓に
   合わせて静かに踊り、神社に奉納します。珍しい伝統芸能です。
赦免地踊 女装した少年が静かに踊ります、これが切子型灯籠

 10月11日(日) 吉祥院天満宮例祭    吉祥院天満宮   TEL 075-221-0885
   ○柿御供(かきのごく)は10時頃。本殿にて剣の舞が奉納され、湯立神楽やぜんざい接待の後、
   大般若経転読があります。9時〜 剣の舞、 14時〜 火焚神事15時
 10月11日(日) 山国さきがけフェスタ   山国神社 TEL  0771-53-0572(山国さきがけセンター)
   ○農兵隊で明治維新に貢献した「山国隊」。錦の御旗を護衛して凱旋した昔ながらの様子が
   山国神社の還幸祭でよみがえります。例祭に合わせ「さきがけフェスタ」開催。山国隊行進や
   御輿の行列、特産品の出店などで賑わいます
 10月11日(日) 今様歌合わせの会    法住寺 TEL 075-561-4137
   ○子承安4(1174)年9月1日から15日間、毎夜法住寺殿において行われた「今様歌合わせ」
   がゆかりの地、法住寺で再興され毎年行われています。舞人が即興で歌舞楽を演じるという
   古式豊かな催しです。当日拝観料 1,000円
   
法住寺で再興され毎年行われている今様歌合わせの会の模様

 10月12日(月・祝)・13日(火) 万灯会 光の回廊    妙蓮寺 TEL 075-451-3527
   ○夕闇が深まるともに、光の回廊が浮かび上がります。本門法華宗の大本山恒例の万灯会は、
   本堂の周りに全国の著名な画家から寄せられた日本画や浮世絵、書など200余点の作品に
   飾られた行灯がともされ、参拝者の目を楽しませてくれます。 点灯は12日のみ20時まで
妙蓮寺 光の回廊 万灯会

 10月12日(月・祝) 宝 永 祭    六孫王神社   TEL 075-591-0310
   ○清和源氏発祥の宮の例祭で、宝永年間に現在の本殿・拝殿等建物が再建されたことから
   「宝永祭」といわれます。13時より金銀の御幣・鉾・盾を持った子どもたちを先頭に鬼、神人
   がつづき、神輿が巡行します。
 10月12日(月・祝) 落柿舎 去来祭   落柿舎 TEL 075-881-1953 
   ○落柿舎祠前で11時より祭事を行い、去来・芭蕉研究者の講演や直会、俳句会が催されます。
   一般の方も自由に参加できます。料金;無料(直会は実費、要予約)
 10月14日(水) 人形供養    宝鏡寺 TEL 075-451-1550 
   ○この日に持ち込まれた人形を並べ、年に一度の総供養が行われます。また、島原太夫の奉納
   舞などもあります。受付は、10時すぎから10時30分までで、供養祭は10時30分から約1時間。
人形供養に持ち込まれた人形の山と人形塚

 10月14日(水)〜16日(金) 引声阿弥陀経会    真如堂 TEL  075-771-0915 
   ○慈覚大師円仁が伝授した「引声阿弥陀経」。お経に節をつけて長々と唱えます
   
「お経」のコーラス【引声阿弥陀経会】の模様と境内の「花の木」

 10月16日(金) 新日吉神宮例大祭   10時30分から   新日吉神宮 TEL 075-561-3769
   ○後白河上皇により創祀された日に開催。 長らく同社の別当寺院であった由縁で、
   妙法院門跡奉仕による御法楽が行われる神仏混交の珍しい行事です。
 10月16日(金)・17日(土) 日向大神宮例祭   14時から   日向大神宮  TEL 075-761-6639
   ○「京の伊勢」として名高い日向大神宮では、外宮大祭が16日に、内宮大祭が17日に
   行われます。神嘗祭にあたる内宮大祭では古式に則り、御神楽・人長舞(にんちょうのまい)
   が奉奏されます。
   
日向大神宮例祭、内宮大祭、人長舞、外宮

 10月16日(金)〜18日(日) 清水焼の郷まつり    清水焼団地協同組合 TEL 075-581-6188 
   ○4年前まで開催していました「陶器まつり」は「清水焼の郷まつり」として生まれ変わりました。
   京都駅からタクシーで20分。東山の麓にある清水焼団地は“やきもの”に関する約60業社が
   軒を連ねる生産団地。年に一度の大陶器市には京都清水焼の蔵元・卸が勢ぞろい!
   産地ならではの価格で大奉仕される3日間をお見逃しなく!
   9時30分〜20時 ※最終日のみ18時まで   京都駅からの臨時バス運行あり
 
清水焼の郷まつり「お安くしていますよ」

 10月18日(日) 矢代の田楽    日吉神社 TEL 080-1405-6099 (日吉神社宮司 藤本様)
   ○室町時代初期より矢代の日吉神社(右京区京北町)の秋祭りに奉納されているもので、
   芸能史的にも素人田楽として価値が高く、京都府民俗文化財に指定。
日吉神社秋祭に奉納される民俗文化財・矢代の田楽

 10月18日(日) 城南祭(神幸祭)   9時から   城南宮 TEL 075-623-0846
   ○本殿で祭典を執り行い、正午過ぎより、それぞれ重さ1.5トン近くある3基の豪華な神輿の
   渡御が始まり、氏子区域を練り歩きます。夕刻、提灯と松明の明かりの中、神社に神輿が
   還御する様子は壮観です。
 10月18日(日) 福王子神社例祭   式典8時から   福王子神社  TEL 075-463-0937
   ○宇多野に鎮座し、宇多天皇の母である班子皇后を祀る福王子神社は、古くより仁和寺の
   守護神で、同寺から譲渡された神輿の巡行が行われます。14時30分に仁和寺に到着。
   15時より式典が行われます。
    
福王子神社例祭 立派な神輿が巡行します。

 10月18日(日) 二十五菩薩お練供養法会    即成院 TEL 075-561-3443
   ○京都に数ある仏教行事の中でも、華やかで人目を引く珍しい行事です。法会は菩薩が現世に
   来迎して、衆生を安楽浄土へ導くという来迎思想を誰にでもわかり易く表現しています。
   お練は、本堂を浄土とし、地蔵堂を現世に見立てて金襴の菩薩装束をつけた25名の児童を含め
   総勢300名近くの人々が、設けられた50mの橋をゆっくりと渡ります。華やかな二十五もの
   菩薩の姿に、訪れた人々は自然と手を合わせます。 拝観料 当日 1,000円、境内無料
  
現世の橋を渡った菩薩様、山伏、ご詠歌夫人列など

 10月18日(日) 斎宮夢行列    野々宮神社 TEL 075-871-1972
   ○野々宮神社で祭典が行なわれた後、正午より行列が渡月橋まで練り歩き、午後2時頃、保津川
   で御禊の儀が行われます。催しは、伊勢神宮へ出立する際の禊ぎなどの神事を再現しています。
   輿に乗った斎宮代の十二単が秋の嵐山にひと際映え、この日嵐山を訪れた人々は、王朝風の
   行列に、遥かな昔日の故事を偲びます。嵐山が一層賑わう一日です。
輿に乗った斎宮代と女官の行列

 10月18日(日) 笠懸神事  13時から   上賀茂神社 TEL 075-781-0011
   ○800年以上前に同社で奉納されていた儀式で、武田流弓馬道により奉納されます。勇壮な
   神事に大勢の参拝者を魅了しました。笠懸は、日本書紀にも登場する日本古来の弓馬術で、
   疾走する馬上から的をねらいます。現在は主に関東地方での奉納が行われ、関西地区で行わ
   れるのは上賀茂神社だけです。女性射手の騎乗もあります。
   無料で見学できますが、パンフレット付の有料席もあります。
   
笠懸は日本古来の弓馬術で疾走する馬上から的をねらいます

 10月18日(日) 大将軍祭   10時から   大将軍八神社  TEL 075-461-0694
   ○方除厄除の御神徳で知られる大将軍八神社の神幸祭。当日は13時頃から大御輿、
   ずいき御輿等が巡行します。前日、宵宮も夜店等終日賑わいをみせ、大将軍商店街では
   百鬼夜行仮装行列が行われます。
大将軍八神社の社殿

 10月19日(月) 船岡大祭    建勲神社 TEL 075-451-0170
   ○建勲神社は平安京の基点となる玄式「北の方向」の船岡山に有ります。明治2年に創建され、
   織田信長・信忠父子を祭ります。祭りは永禄12年(1569)信長が入洛した日を記念する大祭で
   仕舞、舞楽の奉納や信長公の甲冑など宝物の特別公開が催されます。
建勲神社の表参道、舞楽奉納、火縄銃演舞奉納

 10月19日(月)・20日(火)  二十日ゑびす大祭   恵美寿神社 TEL 075-525-0005 
   ○福笹や縁起物が授与されます。次年度の絵馬や暦の授与もこの日から始まります。
   境内では、竹細工や銀工芸など京都の匠たちによる実演販売が行われます。
   ○宵ゑびす19日 ○ゑびす講大祭20日 福笹授与 3,000円 
    
恵美寿神社の二十日ゑびす大祭の模様。

 10月21日(水) 出雲大神宮例祭       出雲大神宮  TEL  0771-24-77991
   ○足利尊氏、細川勝元により修造された現社殿の創建は古く、和銅2年(709年)10月21日と
   伝えられ、毎年この日に例祭が執り行われます。神事に続き、正午より祝い太鼓や舞など
   さまざまな奉納行事があります。
   【出雲大神宮】亀岡市千歳千歳出雲  JR山陰本線「亀岡」より ふるさとバス「出雲神社前」
    
立派な御本殿と出雲大神宮例祭の模様。

 10月22日(木)雨天順延   時 代 祭    平安神宮  TEL 075-761-0221
   ○平安遷都から千百年目に当る明治28年に始まった京都三大祭りの一つ。
   約二千人、2Kmにわたる行列の巡行は、2時間半にも及ぶ一大歴史風俗絵巻を繰り広げます。
   正午に京都御所を出発し烏丸御池、市役所前、三条京阪を経て平安神宮に到着します。
淀  君   と   維新勤皇隊

 10月22日(木)雨天決行   鞍馬の火祭り    由岐神社 TEL 075-741-1670
   ○午後6時、「神事に参らっしゃれ」の声で、篝火に火が点り、幼児松明,少年松明,青年松明へと
   次々に点火されます。若衆達は、5mもの松明を担ぎ、「サイレィ、サイリョ」の掛け声も勇ましく、
   火の粉を撒きながら神社へと向かい、一面は火の海、興奮の坩堝になります。
   やがて午後8時頃、燃え盛る松明が境内に勢揃いすると、神輿が里へと下り、
   御旅所へ渡御。夜空を焦がす火の祭典は午前0時に終了します。
   この日、叡山電車が臨時運行(最終24時22分鞍馬発)され、車は15時から通行止めになります.
勇壮な鞍馬の火祭り



 10月24日(土)〜11月8日(日)  大原女まつり   大原 TEL 075-744-2148(大原観光保勝会)
   ○例年5月に行われる大原女まつりですが、今年は「大原女」の里が色づき始める10月に
   予定されています。平家物語ゆかりの山里が一層賑わいます。
   〇大原女姿で思い出づくり(前日までに要予約)
    ・10月24日(土)〜11月8日(水) ※雨天中止
    ・大原女衣装の割引着付サービス…。歴史を秘めた「京の山里」の楽しい思い出に。
   〇大原の子供たちによるミニ時代行列 10/31(土)13時〜勝林院出発
    ・ ※雨天の場合は11/1日(日)その他いろいろ企画があります。
  

大原女が大原の里を歩きます

 10月24日(土)石座(いわくら)神社例大祭  松明点火:午前3時  石座神社  TEL 075-79-3576
   ○石座神社の氏子による宮座行事の一環としておこなわれる松明行事で、「岩倉の火祭」とも
   呼ばれ、約8メートル余の大松明2基が点火されます「朝神事」では、5時30分に神輿行列が御旅
   所に向けて出発し、「昼神事」によって剣鉾や神輿行列が地域を巡り、石座神社まで戻ります。
  

石座神社例大祭 「朝神事」と「昼神事」

 10月25日(日)・11月1日(日)・3日(火・祝)  第61回 二条城市民大茶会  元離宮二条城 
   ○世界遺産二条城の秋を満喫できる京都ならではの人気の茶会です。
   ・9時30分〜15時(受付終了)、
   ・料 金 2,500円(入城料込、茶席2席、点心席)
   ◇10月1日から二条城入城券売場などで前売券販売。
   ◇当日券は二条城入城券売場で発売 (予定)
    【元離宮二条城】中京区二条通堀川西入二条城町 地下鉄東西線「二条城前」、
                                     市バス9「二条城前」
    お問い合わせ : 京都市文化市民局元離宮二条城事務所 TEL 075-84-0096

 10月30日(金)〜11月3日(火・祝) 京都御所 秋季一般公開    京都御所  TEL 075-211-1211
   ○入門時間:9時〜15時30分
   通常、参観には手続が必要な「京都御所」。秋の一般公開中(5日間)は手続き不要(無料)で
   どなたでも見学可能です。参観者は宜秋門から参入し清所門から退出することになります。
   清所門の最終退出時間は16時15分です。
       
左より 外部から見た建礼門、紫宸殿、清涼殿


  ○《 特集  時代祭りに行こう 》 

  《 京都三大祭りの最後を飾る、時代祭りとは? 》
   明治28年(1895年)、平安遷都1100年を記念して平安神宮が創建されました。
   これは明治維新によって衰退を見せた京都の町おこし事業として行われたものです。
   その時、平安神宮の大祭、建造物、神苑の保存のため、市民によって平安講社が組織され、
   記念事業として時代祭りが始まりました。
   平安講社は市内の旧学区単位で構成され、各講社がそれぞれの行列を担当、脈々と受け継が
   れてきた。行列に参加する参加者は、数カ月も前から各学区の小学校などで隊列や着付けの
   練習に入る。祭が行われる10月22日は、桓武天皇が延暦13年(794年)に長岡京から
   平安京に都を移された日にあたります。
   この祭りの特徴は、神幸祭、行在所祭、還幸祭の神儀のほか時代風俗行列が行われることです
   明治維新から延暦時代へさかのぼって、順次風俗、文化の変遷を再現しています。現在は18列
   2000人に達し、行列の長さは2キロにも及びます。祇園祭、葵祭りとともに京都三大祭りの一つ
   に数えられています。山国勤王隊を先頭に、正午、京都御所建礼門前を出発、烏丸通、御池通、
   河原町通、三条通から平安神宮まで4.5キロ間に一大時代絵巻を展開します。
   ※平成19年より「室町幕府執政列」と「室町洛中風俗列」が室町時代列として新たに行列に
   加わりました

  《 行列の順番 》
   維新勤王隊 ⇒ 幕末志士列 ⇒ 徳川城使上洛列 ⇒ 徳川時代婦人列 ⇒ 豊公参朝列 ⇒
   織田公上洛列 ⇒ 室町幕府執政列 ⇒ 室町洛中風俗列 ⇒ 楠公上洛列 ⇒ 中世婦人列 
   ⇒ 城南流鏑馬列 ⇒藤原公卿参朝列 ⇒ 平安時代婦人列 ⇒ 延暦武官行進列 ⇒ 
   延暦文官行進列 ⇒神饌講社列 ⇒ 前 列 ⇒ 神幸列 ⇒ 白川女献花列 ⇒ 弓箭列
   【ゆっくり見られる有料観覧席のご案内】         インターネットによる申込み
     料 金  2,050円(全席指定・パンフレット付)  http://www.kyokanko.or.jp 
     全国のJTB、近畿日本ツーリストの主な支店、営業所、ローソン・ミニストップで販売しています
     観覧設置場所(3箇所)
          ○京都御苑(正午頃)
          ○御池通(午後1時ごろ)
          ○平安神宮通り(午後2時20分頃)
     問い合わせ・申し込み場所
          ○京都市観光案内所  TEL 075-343-6655
          ○京都市観光協会    TEL 075-752-7070

     【 巡行地図 】はここをクリック

   ★ 行列の主な顔ぶれ 
     【維新勤王隊列】 丹波の郷士からなる官軍派の山国隊。
     【幕末志士列】 桂小五郎・坂本龍馬・中岡慎太郎など。
     【徳川城使上洛列】 近世武家風俗を代表する城使の列。
     【江戸時代婦人列】 皇女和宮・蓮月尼・吉野太夫など。
     【豊公参朝列】 牛車など参内する豊臣秀吉の行装。
     【織田公上洛列】 織田信長・羽柴秀吉・柴田勝家など。
     【室町時代列】(幕府執政列・洛中風俗列) 足利将軍を中心とした幕府執政列、
               風流踊りを再現した洛中風俗列。
     【楠公上洛列】 楠木正成・正季などの甲冑姿。
     【中世婦人列】 大原女・桂女・阿仏尼・静御前など。
     【城南流鏑馬列】 城南離宮で行われた流鏑馬の装束。
     【藤原公喞参朝列】 平安時代の文官・武官の夏装束。
     【平安時代婦人列】 紫式部・清少納言・小野小町など。
     【延暦武官行進列】 坂上田村麻呂の出陣の行装。
     【延暦文官参朝列】 平安時代の公卿の朝廷参内の装束。
     【白川女献花列】 花を頭に載せて売り歩く白川女の列。など

  《 時代祭りの見どころ 》
   【幕末志士列】坂本竜馬、西郷隆盛など明治維新の頃に活躍した重要人物が沢山登場します。

   【徳川時代婦人列】【中世婦人列】【平安時代婦人列】 
   やはり女性の衣装はきらびやかで見ていてうっとりしてしまいます。大勢で行列する
   男性陣に比べ、女性は一人ずつ看板付なので誰が誰かわかりやすくなっています。
   凛々しい武者姿の「巴御前」、牛若丸の手を引く「常盤御前」、十二単衣の「紫式部と清少納言」、
   白拍子姿の「静御前」、公武合体の犠牲者?「皇女和宮」等々美女揃いです。
   ちなみに、婦人列は、5つの花街の芸・舞妓さんが受け持っています。

   【延暦武官行進列】【延暦文官行進列】
   平安時代や江戸時代の衣装というのは、テレビなどで目にする機会が割りとありますが、
   この時代(延暦)の衣装は、普段はめったに見ることはできません。時代祭りならではです。
   武官行進列の大将・坂上田村麻呂は、清水寺を建立した人物です。
   衣装はどちらかいうと奈良時代風です。これは見逃せませんよ!

   ※歴史上のヒーロ、ヒロインが現代に甦る時代祭りは、どれをとっても見逃せません。
    あなただけの見どころを見つけてください。

    ※ ・・・ この写真に誰か知った人は居られませんか ・・・
   和邇 博 氏(左京区在住の京都支部会員)から貴重な写真の提供を受け掲載しています。
写真をクリックすると大きな写真が見られます。(ダウーンロードに少し時間がかかります。)
(51.0K) (52.8K)


あれ! 京都支部会員の
小笹 稔さんだ
(写真の左側)


小笹稔さん(右京区)は平安講社の
役員をされており、2005年,2006年は
『列奉行』として行列に参加されました。


2007年の『室町時代列』の
新設には大変尽力されました。
   


(80.2K) (54.2K)


白馬に跨る巴御前
の勇壮な姿   


あれ! 巴御前が
都大路を歩いている!


巴御前の勇壮な馬上姿は
毎年評判が高いが、2004年
は行列の途中で馬が不調と
なり、下馬して都大路を徒歩
行進した珍しい姿。   


(64.2K) (64.2K)


桂女(200X年)の出発前


桂女(200Y年)の出発前

(74.4K) (75.8K)


大原女と記念写真 


城南流鏑馬列の記念写真

(35.5K) (46.4K) (38.8K)


 祭りの先頭


 毛槍の演舞


 静 御 前
(63.7K) (47.8K) (47.6K)


 山国勤王隊列


 皇女和宮


 鳳輦(ほうれん)の行列
(50.0K) (50.0K) (50.0K)

2013年 出発前暫し休息
京都支部会員の石川善一さん
(征夷大将軍 坂上田村麻呂)

2013年仲間と記念撮影
花売り姿の白川女

 
2013年
初々しい若手の白川女


(50.0K) (50.0K) (50.0K)

祭りの先頭をゆく維新勤皇隊

維新勤皇隊と行く錦の御旗

天皇の乗り物鳳輦の行列

 

  ○《 秋 の イ ベ ン ト 情 報 》 

  《 花 街 1年のおさらいの会は 円熟の舞! 》
   花街の秋は、「おけいこのおさらいの会」で賑わいます。春に始まった「舞のおけいこ」が
   秋には一年の区切りとなり、舞の発表会(一般的には温習会と呼ばれています)がそれぞれの
   花街で催されます。あでやかで質の高い舞台は「通」をはじめ、人気を集めています。
  祇 園 「温 習 会」    祇園甲部歌舞練場  TEL 075-561-1115
   ○ 10月1日(木)〜6日(火) 16時開演 
   ○ 上方唄や長唄を井上流の舞で披露。“舞の一年”の総仕上げは、また熱い舞台となります。
   ○ 料 金 指定席:8,500円 自由席:4,000円
     【祇園甲部歌舞練場】東山区花見小路四条下ル 市バス206「祇園」
 温習会の舞の情景 上方唄「鳥追い」、地唄「長刀八島」、長唄「娘七草」

  宮川町 「み ず ゑ 会」    宮川町歌舞練場  TEL 075-561-1151
   ○ 10月8日(木)〜11日(日) 16時開演 10日(土)、11日(日)は13時開演あり
   ○ 毎年古典から曲目を選び、その熟練の技で味付けされた舞は好評です。
   ○ 料 金 一等席:8,000円  二等席:4,000円 
     【宮川町歌舞練場】東山区川端団栗下宮川町 京阪電車「四条」
  先斗町 「水 明 会」    先斗町歌舞練場  TEL 075-221-2025
   ○ 10月15日(木)〜18日(日) 16時開演
   ○ 先斗町ならではのそこはかとない「粋」と、熟練の「技」が披露されます。
      歴史も古く今年102回を迎えます。
   ○ 料 金 指定席:8,000円、7,000円 自由席:3,000円
     【先斗町歌舞練場】中京区先斗町通三条下ル 市バス5、205「河原町三条」
水明会より 「道中双六」、「俄獅子」、「千代の友鶴」の一場面

  上七軒 「寿 会」    上七軒歌舞場  TEL 075-461-0148
   ○ 10月8日(木)〜12日(月・祝) 16時〜、開演 11日(日)のみ13時開演もあり
   ○ 上方唄や長唄など、伝統ある名曲を披露。味わい深さも好評です。
   ○ 料 金 8,000円 
     【上七軒歌舞練場】上京区今出川七本松西入真盛 市バス50「北野天満宮前」

  第63回 京都大アンティークフェア    パルスプラザ大展示場  
   ○ 11月20日(金)〜22日(日) 10時〜17時 (最終日16時まで)
   ○ 全国からの出店数は330店以上。名実共に規模も大きな骨董市です。骨董・アンティークは
     150万点以上にもなり、遠くは海外のディーラーも参加。変化に富んだ内容も特徴的です。
    ・【パルスプラザ】地下鉄烏丸線・近鉄京都線「竹田駅」より 市バス18・南1・2・3「パルス
      プラザ前」(駐車場、大型バス無料駐車場有)
    ・お問い合わせ : (株)吾目堂 TEL 077-522-2307
  《 昔懐かしき 大 道 芸 》
  町 か ど の 芸 能    般若林(相国寺北門前)   
   ○ 10月16日(金)〜18日(日) 11時〜16時
   ○ 玉すだれ、あほだら経、あやつり人形、けん玉など270年前の名人芸(大道芸)の数々で
     江戸時代にタイムスリップ。観客も買い物などをして、懐かしい江戸の1日が楽しめます。
   ○ 2,000円(大人) 1,000円(小学生) 前売券には買物札進呈
    ・【般若林】相国寺北門前 地下鉄烏丸線「鞍馬口」
    ・お問い合わせ:演劇塾長田学舎 TEL 075-211-0138
  《 比叡のお山とびわ湖を巡る 》
  比叡山スタンプラリー 2015    比叡山延暦寺   
   ○ 9月26日(土)〜10月30日(金)
   ○ 世界文化遺産登録の比叡山延暦寺(東塔、西塔、横川地区)のほか、周辺の琵琶湖や比叡
     山麓の旧跡などを巡る壮大なスタンプラリーです。ラリー達成後は延暦寺の中心本堂を
     モチーフにしたオリジナル絵皿、乗車券、記念品等達成度合いに応じて用意されています。
   ○ スタンプ場所
     ケーブル八瀬駅、東塔根本中堂、西塔釈迦堂、峰道レストラン、横川中堂、ロテル・ド・比叡、
     ガーデンミュージアム比叡、西教寺、旧竹林院、日吉大社、ケーブル坂本駅、大津港、
     夢見が丘、滋賀院門跡 など
    ・【比叡山延暦寺】京阪バス・京都バス比叡山頂行延暦寺バスセンター 
    ・お問い合わせ:事務局(奥比叡参詣自動車道) TEL 077-578-2139

     【 スタンプラリーマップ 】はここをクリック

  京都文化祭典 京都秋の音楽祭  主催京都市/公益財団法人 京都市音楽芸術文化振興財団  
   海外の一流演奏家・団体の招聘や、京都の豊富で多様な音楽文化ストック(交響楽団、芸術大学等)
   を最大限に活用し京都の音楽文化を内外へ発信するための、
   多彩なプログラムが用意されています。
   〇会 場  京都コンサートホール(京都市左京区下鴨半木町1地の26)
   〇期 間  9月13日(日)〜11月22(日) 全20公演
   〇交 通  地下鉄烏丸線「北山」駅
   〇お問合せ: 京都コンサートホール 075-711-2980
   http://www.kyoto-ongeibun.jp/kyotoconcerthall/ 

  第19回 寺町御所南美術祭り  
   ○ 会 場 寺町通(丸太町通〜御池通間)付近の美術関連のお店20店舗  
   ○ 期 間 10月23日(金) 〜25日(日)10時〜18時
   ○ 内 容 茶道具、骨董、古美術、日本画及び洋画など、美術関連のお店が集まる寺町通で、京都の
          秋にふさわしいイベントが開催されます。
    ★下御霊神社境内にて、お宝無料鑑定会(10月25日)、呈茶席(10月24日)
          若手陶芸作家展示即売会(10月23日〜25日)、チャリティー入札会(連日)
    ★工房見学(連日)など
    ★ホームページ  http://www.teramachi-art.jp/event/index.html 
   ・交 通  地下鉄東西線「京都市役所前」
   ・お問い合わせ :寺町美術まつり実行委員会   TEL 075-231-1204 

  フラワーパーク・コスモス園開園 
   ○ 会 場 嵐山〜高雄パークウェイ内(「観空台遊園地」隣り)  
   ○ 期 間 9月中旬〜10月中旬
   ○ 内 容 京都洛西の自然の中を走る「嵐山〜高雄パークウェイ」に「フラワーパーク・コスモス園」が開園
          10万本以上の色とりどりのコスモスが、山の斜面いっぱい。5000uの敷地に咲き誇ります。
          花園の改修により、バリアフリーで行ける展望台も好評です。
   〇 料 金 入園無料
         ※(但しパークウェイ通行料は必要。自家用車1,180円 マイクロバス2,940円 大型バス4,790円)
   ・お問い合わせ : 嵐山・高雄ドライブウェイ  TEL  075-871-1221 

  秋の藤袴めぐり “守ろう!古都の自然” 藤袴と和の花展 
   ○ 会 場 梅小路公園  
   ○ 期 間 9月26日(土)〜10月12日(月・祝)9時〜17時   
   ○ 内 容 絶滅寸前種のフジバカマをはじめ、京都の希少植物を含む約160種、500鉢を朱雀の庭に
         展示します。
   〇 入園料 200円(朱雀の庭・いのちの森入園料として)
   ・交 通  市バス33・205・208「七条大宮水族館前」「梅小路公園前」
   ・お問い合わせ : 京都市都市緑化協会  TEL 075-352-2500 

  第18回 西陣鉾参通工芸展  
   ○ 会 場 西陣鉾参通  
   ○ 期 間 10月17日(土)・18日(日) 10時〜20時 (但し18日は〜17時)
   ○ 内 容 鉾参通の工房が公開され、匠の技を体験・体感できます。職種は織物(帯・金襴)・刺繍・表具・
          畳・和工芸・筆(書画)・癒し(オルゴール館)・お茶・はりこです。
   〇 入場料 無 料
   ・交 通  市バス9「堀川寺ノ内」
   ・お問い合わせ : 実行委員会/富坂   TEL 075-441-2576