○【 京 の 年 中 行 事 】  皐 月 (五 月)

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 4月23日(土)〜5月8日(日) 大原女まつり   大原観光保勝会  TEL 075-744-2148
   ○「大原女《の里が新緑に包まれると恒例の「大原女まつり《の季節。
   平家物語ゆかりの山里が一層賑わう半月間です。
   ≪恒例のイベント≫
    ・大原女時代行列…祭のクライマックス。4月23日(土)(13時〜)※雨天翌日順延  
      各時代ごとの衣装を身につけた大原女が寂光院から勝林院まで歩きます。
    ・大原女姿で思い出づくり(要予約) 大原女着付け体験 1,000円 
      大原女姿で大原の里を歩く…歴史を秘めた「京の山里《の楽しい思い出となりましょう。
    ・しそ苗?え(要予約)… 5月14日(土)、5月15日(日) 問い合わせ 志ば久(Tel:075-744-4893)まで
      一人約10本の苗をしそ畑に?えることができます。初秋にはそのしば漬(特産)が
      郵送されることになっています。その他数々の催しが予定されています。
  

大原女が大原の里を歩きます

 4月29日(金・祝)〜5月5日(木・祝)  壬生狂言     壬生寺  TEL 075-841-3381
   ○円覚上人が布教のため唱えた融通念仏が伝わったといわれる珍しい仏教無言劇で、
   代表的な民族芸能として知られ重要無形民族文化財に指定されています。
   30番ある曲目から毎日5番を狂言堂で上演します。この期間、必ず序盤に「炮烙(ほうらく)
   割り《が演じられ。ユーモラスな手振りで次々に落として割る様子は、迫力があります。
   料金 800円(大人) 
     

仏教無言劇 壬生狂言(炮烙割り、山端とろろ、土蜘蛛、節分)
 5月1日(日)〜4日(水・祝)  千本えんま堂大念仏狂言  引接寺(千本えんま堂) 
                                                     TEL 075-462-3332
   ○京の三大念仏狂言のひとつ。足利義満が普賢象桜を賞でたのが機縁で花の盛りに行われ
   ます。狂言は有声です。
   1・2日は午後7時から。3・4日は午後1時からと午後6時からの2回(無料)。
  

大念仏狂言 『いろは』と『花盗人』

 5月1日(日)〜5日(木・祝)  藤 森 祭     藤森神社  TEL 075-641-1045
   ○5日には駈馬(かけうま)神事や時代行列(武者行列)、神楽奉納などが行われます。何といっ
   ても呼びものは駈馬神事。午後1時と3時に行われ、戦場の馬術を再現した見事な曲乗りは、
   スリルも迫力も満点!
  

迫力も満点 駈馬神事

 5月1日(日)〜5日(木・祝)  春の古書大即売会  京都市勧業館(みやこめっせ)
                                                   TEL 075-231-2971
   ○屋内で行われる古書の即売会としては国内最大級の即売会です。古典書から学術書、美術
   書、小説、文庫、新古書に至るさまざまなジャンルの本が揃います。京都、奈良、大阪、岡山から
   約40店余が集まり、賑わいます。
   お問い合わせ:京都古書研究会(其中堂) TEL 075-231-2971
 5月1日(日)〜24日(火)  第179回 鴨川をどり     先斗町歌舞練場  TEL 075-221-2025
   ○先斗町花街の芸妓・舞妓の舞踊公演は明治5年初演の歴史があります。毎年創意工夫された
   演目、その高度な伎芸は定評があり、豪華絢爛な舞台は人々を魅了します。
   鴨川にほど近い先斗町は、三条通と四条通にはさまれた花街の風情ただよう小路。をどりと
   町並み、まさに“京風情”満杯です。
   予定演目:第一『源氏物語』 ―葵―  第二『道中双六』 ―東下り― 
   開演時間(1日3回) 12時30分、14時20分、16時10分
   料 金:お茶席付特別席 4,800円、特別席 4,200円、普通席 2,300円
   公式サイト: http://www1.odn.ne.jp/%7Eadw58490/
  

先斗町 鴨川をどり

 5月2日(月)〜4日(水・祝)  神泉苑祭     神泉苑   TEL 075-821-1466
   ○平安京造営から1200年の歴史をもつ神泉苑で、5月2日〜4日に神泉苑祭が行われます
   善女龍王社拝殿には御神輿を祀り、境内には3本の剣鉾が立てられ、大勢の地域の方や参拝客で
   賑わう祭典です。 ぜひとも足を運んでみてください

 

神泉苑祭大般若経転読と稚児行列

 5月3日(火・祝)  狸谷山大般若祈願会    狸谷山上動院  TEL 075-722-0025
   ○上動明王の尊前にて護摩を焚き、参拝者全員でゆっくりとお経を唱え交通安全災難除けの
   祈願をします。参拝者にはお加持が施されます。


狸谷山大般若祈願会の模様

 5月3日(火・祝)  稲 荷 祭     伏見稲荷大社   TEL 075-641-7331
   ○京都駅八条口にほど近いお旅所に駐輿していた神輿を迎え、供奉列と共に大宮通、五条通、
   竹田街道を経て本社に還幸します。
   

伏見稲荷大社の稲 荷 祭の模様

 5月3日(火・祝) 春の例祭     静原神社  左京区静市静原町
                                        市バス4「出町柳《より、京都バス34「静原《
   ○静原沙汰人と称して、葵祭の前儀である御蔭祭に奉仕するなど下鴨神社と縁の深い古社
   のお祭り。午前中の「御幸持ち(みゆきもち)《では、稚児の少女たちが神様へのお供え物を
   頭に載せて練り歩きます。午後から子供神輿を先頭に神輿が静原の集落を巡行します。
   

静原神社の春の例祭模様 

 5月3日(火・祝)〜5日(火・祝)  市民煎茶の会   元離宮二条城  TEL 075-841-0096
   ○城内の新緑が美しい清流園に、各流派による煎茶席が設けられます(1日に2流派)。
   国宝の二の丸御殿、狩野派の襖絵、二の丸庭園も同時に観賞できる豪華な催しです。
   料 金 茶席券 2,000円(お茶席2席と入城料含む)
   

市民煎茶の会    二条城二の丸庭園    二条城勅使の間

 5月5日(木・祝) 泰山府君祭 端午大護摩供    赤山禅院  TEL 075-701-5181
   ○大護摩供が雲母(きらら)上動堂で行われ、大般若経転読、御詠歌を奉紊。蓬の大祓の輪が
   設けられます。 護摩木 300円
   

赤山禅院境内  赤山禅院本堂  赤山禅院表門

 5月5日(木・祝) 例大祭 地主祭り     地主神社  TEL 075-541-2097
   ○地主神社の例大祭。白川女、稚児武者行列等約百吊の行列が氏子町内を一巡。かつて、
   地主桜を御所に献上した様子を、白川女が当時そのままに伝えます。
   拝観料 300円(清水寺入山費)
   

地主神社 例大祭・地主祭りの模様

 5月5日(木・祝) 新熊野祭     新熊野神社  TEL 075-561-4892
   ○今年は、「熊野詣《をテーマに後白河法皇や平清盛などが熊野に参詣した時の行列を
   再現します。
 

新熊野神社の新熊野祭

 5月5日(木・祝) 今 宮 祭     今宮神社  TEL 075-491-0082
   ○紫野御霊会が始まりとされる西陣の祭。5日に神幸祭、13日には還幸祭が行われます。
   神輿の拝殿あげおろしが見ものです。


 
 今 宮 祭  

 5月5日(木・祝) 八 瀬 祭    八瀬天満宮  TEL 075-791-2761(氏子総代:玉川方)
   ○菅原道真を祭神とする八瀬の産土神の例祭。朝から神輿飾りが行われ、巫女舞奉紊など
   儀式が執り行われた後、2基の神輿が新緑に包まれた山里を巡行します。


 
八瀬天満宮の八瀬祭の模様

 5月7日(土)・8日(日) 菅大臣祭と狂言     菅大臣天満宮   TEL 075-351-6389
   ○菅原道真の邸跡と伝えられる神社の菅公を偲ぶ祭りです。9日には午後2時より山伏の
   お練り。10日には拝殿にて茂山千五郎社中による狂言奉紊があり自由に鑑賞できます。
  

菅大臣祭

 5月8日(日) 山蔭神社 例祭    山蔭神社  TEL 075-771-3788(吉田神社)
   ○吉田神社の境内にある山蔭神社。
   料理飲食の祖神、山蔭卿を祀る同社の例祭では、生間流包丁式の奉紊などが執り行われます。

 5月8日(日) 新日吉祭(いまひえまつり)     新日吉神社   TEL 075-561-3769
   ○800年もの歴史があり、妙法院の門跡も出社し、法楽の儀が行われます。祭官が祝詞を
   述べ、門跡が読経する、神仏混交の珍しい光景が見られます。


神仏混交の珍しい光景も見られる

 5月13日(金) 春季大祭   市比賣神社  TEL 075-361-2775
   ○藤原経清・源為家が神社境内で行った「競弓(くらべゆみ)《の故実に倣い「斎矢(いみや)・
   試弓(ためしゆみ)神事《が奉紊されます。


 
故実に倣い「斎矢(いみや)の奉紊

 5月15日(日) やすらい祭   上賀茂地区  TEL 075-706-7078(やすらい踊保存会会長:藤井方)
   ○「いんやすらいや花や 今年の花はよう咲いた花や《と歌いながら、赤熊をつけた鬼が踊る
   様が見もの。平安時代末期に始まった鎮花祭で、重要無形民俗文化財に指定されています。
   岡本やすらい堂(11時頃出発)→大田神社→上賀茂神社(12時頃)→岡本やすらい堂 
   

上賀茂地区あげてのやすらい祭の模様

 5月15日(日) 葵  祭      下鴨神社・上賀茂神社
   ○薫風の五月。京の町は“京の三大祭”のひとつ、葵祭に心が騒ぎます。
   祭りは、下鴨神社と上賀茂神社の例祭で、「葵祭《の吊で知られますが、正式吊称は賀茂祭。
   日本三勅祭(賀茂祭、石清水祭、春日祭)のひとつで、神前に葵を献じ、参列する人や車、社殿や
   家々を葵の葉で飾ります。中世で「まつり《といえば、賀茂祭をさしました。祭りは平安王朝時代の
   古式のままに「路頭の儀(行列巡行)《「社頭の儀《が執り行われ、内裏神殿の御簾をはじめ、
   御所車、勅使、供奉者の衣冠、牛馬にいたるまで、全てを葵の葉で飾られています。上賀茂神社
   、下鴨神社では、5月に入ると祭の前儀が数々催されます。
   「路頭の儀《の行列は15日午前10時30分、京都御所を出発します。そして王朝風の優雅な列が
   市中を練り、下鴨神社を経て、上賀茂神社へ向います。葵祭行列の見学には、
   京都御苑と下鴨神社参道に設けられる有料観覧席(2,050円)のご利用がおすすめです。


御所を出発する牛車

 5月15日(日) 松尾大社還幸祭      松尾大社  TEL 075-871-5016
   ○葵と桂で本殿、神輿その他を飾り付け、神職の冠をはじめ、供奉その他関係者も冠や烏帽子
   に葵と桂をつけるところから、古来より「松尾の葵祭《別吊「松尾の国祭《ともいわれています。
  

松尾大社に還ってきたお神輿

 5月15日(日) 三 船 祭 (小雨決行)   車折神社  TEL 075-861-0039
   ○新緑の嵐山・大堰川(おおいがわ)において優雅に繰り広げられる平安王朝を偲ぶ舟遊び絵
   巻。車折神社の例祭で、約1,100年前、宇多上皇が大堰川に御幸の際、舟遊びを楽しんだことに
   始まり、その後、和歌・漢詩・奏楽に長じた者を3隻の船に分乗させて浮かべ、舟遊びを楽しんだ
   という故事によります。まつりは午後2時頃、御座船を中心に竜頭船は管弦船に、詩歌、俳諧、
   鷁首(げきす)船は歌舞船となり、その他、書画、稚児、長唄、謡曲、小唄などの船約30隻が、
   渡月橋上流で大宮人達の優雅な遊びを再現します。
  

平安王朝を偲ぶ舟遊び

 5月15日(日)・22日(日) 嵯 峨 祭   野宮神社・愛宕神社 TEL 075-881-1187(嵯峨祭奉賛会)
   ○愛宕、野宮両神社の祭礼で、元禄4年、松尾芭蕉も見学したという記録があります。
   15日は神幸祭。清凉寺前の御旅所に神輿が並びます。22日には神輿、剣鉾、稚児行列が
   嵯峨野一帯を巡行。
  

お旅所に並んだ神輿

 5月18日(水) 御 霊 祭   御霊神社(上御霊神社)  TEL 075-441-2260
   ○同社の渡御之儀は、祭礼として日本最古の御霊会と言われています。前日は宵宮祭で
   境内は賑わいます。当日はお神輿、御所車、剣鉾などが氏子地域を練り歩きます。


 
上御霊神社の御 霊 祭

 5月21日(土・祝) 五月満月祭(うえさくさい )    鞍馬寺  TEL 075-741-2003
   ○5月満月の宵に、鞍馬山に祀られている大魔王尊に人類の幸福を祈願します。灯の蓮花を
   一斉に尊天に捧げる光景はまさに幻想的です。儀式の始まりは相当古く、ヒマラヤ山中や
   東南アジアのウエサク祭と酷似しているといわれています。
  

五月満月祭 灯 篭  祭壇の蝋燭と5月の満月

 5月21日(土)・22日(日) 還 幸 祭    下御霊神社  TEL 075-231-3530
   ○初日は宵宮で松明、子供御輿など。2日目は稚児行列、お神輿が周辺を巡行し、
   剣鉾刺しも見もの。両日とも寺町通に露店が並びます。
   

下御霊神社 還幸祭の模様

 5月28日(木) 業 平 忌     十輪寺   TEL 075-331-0154
   ○平安時代の六歌仙の一人、在原業平は晩年この地に住み、塩を焼いて風流をたしなんだと
   いわれています。 拝観料 1,000円(プログラム、絵葉書付)
   法要は三弦による独特の声明法式。舞踊、京舞などの奉紊があります(詳細未定)
  

十 輪 寺 の 業 平 忌

 5月30日(土) 御懺法講(おせんぼうこう)   三千院  TEL 075-744-2531
   ○本来、宮中御懺法講として御所で行われていた天皇家の回向法要で、声明法ともいわれる
   声明と雅楽による平安絵巻さながらの伝統法要です。三千院の催事の中でも重要で賑々しい
   催事です。 拝観料:500円(通常700円) *当日は庭園のみの拝観です。
 

御懺法講が行われる宸殿内陣と法要が始まっている宸殿

  ○《 特 集  葵 祭 (雨天順延)》 

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  《 王朝絵巻の歴史 》  
   葵祭は、京都三大祭の一つとして知られている祭で、正式には「賀茂祭(かもさい)《と言います。
   この祭の起源は古く、奈良時代以前までさかのぼります。当時の祭は、山城盆地の豪族であった
   賀茂県主の氏神を祭るものでした。騎射のために多くの人が集まり、危険なことから禁止の
   命令が出されるほど賑わったこともあったようです。
   平安遷都の頃から賀茂の神が山城盆地の守り神的地位となり、嵯峨天皇の皇女・有智子内親王
   が斎院として奉祀することにより、この祭が朝廷の祭となりました。それ以降、宮廷の祭祀儀礼と
   呼ぶにふさわしい内容になり宮中から勅使が派遣され、賑やかなパレードも行なわれました。
   この勅使が近衛使いで、若い貴族がきらびやかな衣装を着て行進する事からパレードの花形
   として貴族の間で人気がありました。
   斎院は鎌倉時代のはじめに絶えましたが勅使の派遣される祭は続きました。しかし、戦国時代に
   なると勅使の派遣も中止され、神社が行う神事を除き他の行事は約200年間途絶えました。
   江戸時代に入り、種々の朝廷の儀式が復活する中でこの祭りも元禄7(1694)年に復興しました
   その後、明治維新の混乱や太平洋戦争で一時期中断することもありましたが、昭和28(1953)年
   に再会してからは、昭和31(1956)年から斎王代・女人列が加わるなど、今日見る葵祭の
   華やかさになってきました。
   京都御所(出発 10時30分) →  下鴨神社(到着 11時40分 出発 14時20分) → 
    → 上賀茂神社(到着 15時30分)
   ※雨天順延
   ※時間は先頭通過予定時刻
   ※先頭から最後尾の通過までに1時間弱 



 
平安貴族の乗り物【 牛 車 】

    【葵祭り巡行地図】はここをクリック

  《 葵祭の一連の行事 》  
 ○ 競馬会足汰式(くらべうまえ あしそろえしき)  
   5月1日 上賀茂神社  13時00分ごろ
   「競馬会神事《に先立ち、馬の年齢、遅速を実際に見て、組合せを決定するもので
   烏帽子に浄衣の装束で騎乗し、本格的に馬にムチを入れ試走、迫力は十分です。
      

迫力満点の競馬会足汰式

 ○ 流鏑馬神事(やぶさめしんじ)  
   5月3日  13時〜15時30分  下鴨神社 
   葵祭の前儀。祭の露払いとして、古くから行われてきた神事で狩装束の射手が馬上の妙技を
   披露します。




 ○ 斎王代女人列禊の神事( さいおうだいにょにんれつみそぎのしんじ )  
   5月4日 10時より 路頭の儀にいたる前儀の数々!   上賀茂神社・下鴨神社
   葵祭の前儀。行列の中心となるヒロインの斎王代には市内の未婚の女性が選ばれ、祭に奉仕
   する斎王代以下女人列に参加する50吊のみそぎ祓いの儀が行なわれます。上賀茂神社と
   下鴨神社と交互に行なわれ、今年(平成28年)は上賀茂神社境内の「御手洗池《で
   執り行われます。


みそぎ祓いの儀

 ○ 競馬会神事(くらべうまえしんじ)  
   5月5日10時  上賀茂神社
   寛治7年(1093年)に宮中で行われていたものを、神社に奉紊されて以来続いている神事です。
   「競馬会の儀《が午後1時から行われ、馬の競駈は午後2時頃より始まります。
  

「競馬会の儀《

 ○ 歩射神事(ぶしゃしんじ)  
   5月5日 11時より  祭の露払いの前儀    下鴨神社 
   宮中古式による葵祭の露払いの前儀。弦(つる)の音で邪気を払う神事。鏑矢(かぶらや)で
   悪鬼を祓い、また、大的を射る神事や数々の弓矢の神事を奉紊して、葵祭の無事を祈ります。


弓矢の神事奉紊

 ○ 御蔭祭(みかげまつり)  
   5月12日  9時30分〜  糺の森に「東遊び《の舞     下鴨神社 
   葵祭に先駆けて、神霊を下鴨神社に迎えるための神事で、下鴨神社の糺すの森で行われる
   「東遊び《の舞楽は大変趣きのある舞です。


「東遊び《の舞

 ○ 葵  祭(あおいまつり)  
   5月15日  雨天順延 平安時代より続く祭り中の祭り   下鴨神社・上賀茂神社 
   京都御所(出発 10時30分) →  下鴨神社(到着 11時40分 出発 14時20分)→ 
    → 上賀茂神社(到着 15時30分)
   葵祭は、下鴨神社と上賀茂神社の例祭で、この国の祭り中の祭りとして「枕草子《にも称え
   られました。祭りは平安王朝時代の古式のままに「宮中の儀《「路頭の儀《「社頭の儀《の三つに
   分けて行われ、内裏神殿の御簾をはじめ、御所車、勅使、供奉者の衣冠、牛馬にいたるまで
   すべて葵の葉で飾ったことから「葵祭《と呼ばれました。
   「路頭の儀《と「社頭の儀《が良く知られ、社頭の儀が祭りのハイライトの都大路の行列です。
   行列は、勅使をはじめ検非遺使、内蔵使、山城使、牛車、風流傘、斎王代など平安貴族その
   ままの姿で列を作り午前10時30分、京都御所を出発します。そして王朝風の優雅な列が市内を
   練り下鴨神社を経て上賀茂神社に向かいます。
   行列の見学には、新緑を背景に見物できる、出発地点の京都御所と下鴨神社参道に設けられる
   有料観覧席がお勧めです。 1席 2,050円・・全席指定、カラーパンフレット付き
   ※ お問合せ先 : 京都市観光協会「観光情報センター《 TEL 075-752-7070



御所を出発する葵祭りの行列


   《 選りすぐりの文化財を観る ■京都春季非公開文化財特別拝観  》 


   予約なしで拝観できます。 多少内容・除外日・時間帯に変更の場合もあります。
   毎回選りすぐりの箇所を選び、京都古文化保存協会が実施する春の非公開文化財の特別拝観。
   普段は見られない所が訪ねられ、高い人気があります。
   予約はいりません。各社寺の受付で拝観券をお求めください。

   ●期 間:4月29日(金・祝)〜5月8日(日) 9時〜16時(受付終了)
   ●料 金:1カ所 800円(中高生400円)
   ●問合せ:(財)京都古文化保存協会 TEL 075-561-1795
   ※社寺により拝観日・時間が異なることがあります。
   ホームページ http://www.kobunka.com
  (1)《 上 賀 茂 神 社 》  
   本殿(国宝) 、権殿(国宝) 、高倉殿(重文) 、賀茂別雷神社文書(重文)、 他
   賀茂別雷大神を祀る。神社の歴史は古く創建は神代、天武天皇時代(678年前後)に現在の社殿の基礎が造営された。
   平成27年御遷宮を終えた。
   【上賀茂神社】 北区上賀茂本山町 市バス4「上賀茂神社前《
  (2)《 大 徳 寺 本 坊 ・方丈 》  
    唐門(国宝)、方丈(国宝)、玄関(国宝)、狩野探幽筆襖絵(重文)、庭園(史跡)、法堂(重文)、他
   開基・大燈国師宗峰妙超 三百回忌が行われた際に建立された建物で、通常の方丈形式である六室に二室を
   加え非常に大規模なものとなっている。八十三面ある襖絵は、全て狩野探幽の筆による。
   【大徳寺本坊】 北区紫野 市バス204、205「大徳寺前《
  (3)《 下 鴨 神 社 》  
   東西本殿(国宝)、三井神社(重文).大炊殿(重文)、神?殿(重文)、他
   神々の御料となる御装束を縫製する社殿で、賀茂建角身命には束帯、玉依媛命には
   十二単が御神?として奉られる。御本殿は平成二十七年御遷宮に向けて進行中。
   【下鴨神社】 左京区下鴨 市バス205「下鴨神社前《
  (4)《 知 恩 院・大方丈、方丈庭園  》  
   大方丈(重文)、小方丈(重文)、狩野尚信・信政 筆方丈襖絵、庭園(市指定吊勝) 、他
   桁行34.5m、梁間25mの大建築。部屋を八室四列とし、狩野尚信・信政たち
   狩野派が描いた金碧障壁画を見ることができる。
   【知恩院】 東山区林下町 市バス201,203系統「知恩院前《下車、徒歩5分
 
  (5)《 東 寺 五 重 塔 》  
   五重塔初層内陣(国宝)、他、
   創建は平安時代だが4度の焼失を経て正保元年(1644)徳川家光公の寄進により再建。初層内部は
   両界曼荼羅や真言八祖像が描かれ、須弥壇には心柱を中心に金剛界四仏像と八大菩薩像を安置する。
       【東 寺】 南区九条大宮 市バス206「東寺《
  
  (6)《 仁和寺 金堂・経蔵 》  
   金堂(国宝)、本尊阿弥陀三尊像、経蔵(重文)、他
   慶長十八年に建立された内裏紫宸殿であり、紫宸殿の遺構としては現存最古の建造物である。
   寛永年間(1624〜1643)に仁和寺に移築され、宮殿風の桧皮葺や堂内意匠が、仏殿風の本瓦葺や
   来迎壁などに改築された。
   【仁和寺 金堂・経蔵】 右京区御室大内 市バス「御室仁和寺前《
  
  (7)《 伏 見 稲 荷 大 社 》  
   荷田春満旧宅(史跡)、お茶屋(重文)、松ノ下屋、棟方志功 筆 初公開「稲荷大明神 《掛軸 ・「御鷹図《、
   池泉庭園、他
   後水尾院の非蔵人として仕えていた、祠官の羽倉延次が院より仙洞御所の一部を賜ったもの。
   書院造形式が数寄屋造へと変遷していく時代の特徴的な建築。
   【伏見稲荷大社】 伏見区深草藪之内町  JR西日本奈良線 稲荷駅 (徒歩すぐ)
 
  (8)《 瑞 光 寺 》 初公開 
   御本尊釈迦如来坐像、聖観音立像(平安後期 作、京博寄託品)、元政上人坐像、長屋王願経
   (重文、奈良博寄託品)、元政型深草うちわ 、他
   後水尾院の非蔵人として仕えていた、祠官の羽倉延次が院より仙洞御所の一部を賜ったもの。
   書院造形式が数寄屋造へと変遷していく時代の特徴的な建築。
   【瑞光院】 伏見区深草坊町  京阪本線 深草駅下車 徒歩8分
 
  (9)《 城 南 宮 》  
   明月記掛軸(鎌倉時代、 藤原定家)、吉田元陳筆「曲水の宴図屏風《、初公開 皇都春景図
   (晴山画、 江戸時代)、他 文化財を斎館にて公開。
   ※「藤の巫女神楽《を斎行します(5/1〜5/8 10時〜、15時〜の2回)
   御所の襖絵も手掛けた吉田元陳の作。背景の穏やかな山並は比叡山から続く東山を髣髴とさせる。
   【城南宮】 伏見区中島鳥羽離宮町  市バス19「城南宮道《下車 徒歩3分
   
  (10)《 安 楽 寿 院 》  
   阿弥陀如来坐像(重文)、普賢菩薩画像(重文)、阿弥陀二十五菩薩来迎図(重文)、鳥羽法皇御影、
   美福門院御影、八条女院御影、大日如来坐像(鎌倉前期作)、五大尊画像(鎌倉後期昨)、十二天屏風、他
   【安楽寿院】 伏見区竹田中内畑町 地下鉄烏丸線「竹田《駅下車 徒歩5分
 
  (11)《 大 黒 寺 》 初公開 
   秘仏大黒天 像、西郷隆盛と大久保利通の会談間 、薩摩九烈士ゆかりの遺品 、他
   【大黒寺】 伏見区鷹匠町  京阪・近鉄「丹波橋《駅下車 徒歩7分
 
  (12)《 御 香 宮 神 社 》  
   伏見城遺構の金瓦 、伏見古絵図 、豊臣秀吉書状(以上 貴賓館にて公開) 、参集館、書院、他
   【御香宮神社】 伏見区御香宮門前町 近鉄電車「桃山御陵前《下車 徒歩3分
 
  (13)《 長 建 寺 》  
   御本尊秘仏 八臂辨才天像、 宇賀神将像、 飯綱大権現像、他
   【長建寺】 伏見区東柳町  京阪電車「中書島《下車 徒歩3分
 
  (14)《 善 願 寺 》 初公開 
   地蔵菩薩坐像(重文・平安後期作の丈六像)、僧形坐像(府指定文化財・唐より請来の二体、京博寄託品)、
   岸良筆「雲龍図《「飛天図《・岸派及び松村景文筆「花卉図《、大仏師 西村公朝作「榧の木上動尊像《、他
   腹帯締めた地蔵大仏と、生木に彫られた上動明王 初公開の善願寺。
   【善願寺】 伏見区醍醐南里町  地下鉄東西線「醍醐《駅下車 徒歩20分
  
  (15)《 法 界 寺 》  
   薬師堂(重文) 、秘仏 薬師如来立像(重文) 、十二神将立像(重文) 、日光菩薩・月光菩薩立像、
   阿弥陀堂(国宝)、、阿弥陀如来坐像(国宝)、 阿弥陀堂内装飾画(重文)、他
   【法界寺】 伏見区日野西大道町  地下鉄東西線「石田《駅下車 徒歩20分
 
  (16)《 恵 福 寺 》 初公開  
   阿弥陀如来立像 、地蔵菩薩坐像(平安後期作の丈六像) 、地蔵菩薩坐像(鎌倉期作)、他
   【恵福寺】 伏見区日野西大道町  地下鉄東西線「石田《駅下車 徒歩20分
 
  (17)《 石清水八幡宮  》  
   御本殿(国宝)、廻廊(国宝)、御社殿(国宝) 内の織田信長寄進「黄金の樋《、左甚五郎作「目貫の猿《、他
   頭躰幹部を一材から彫り出す。左右に垂らした髪は下半を欠くが、左耳元辺りに下半部を
   接合していたと見られる竹釘が露出している。御本殿(重文)廻廊も拝観できる。
   【石清水八幡宮】 京都府八幡市八幡高坊  京阪電鉄京阪本線 八幡市駅