●講 師: 大鹿 潤一様 ((株)エイ・アンド・ディ代表取締役、『極・ふ・つ・うの数寄MONO建築家』)
●テーマ: 「おばあちゃん風気(KAZE)」 〜日常の現場主義から『MONO・HITO創りと手仕事』〜
●開催日時&場所: 2018年5月28日(月)、ラボール京都・第8会議室
●出席者数: 51名
講師の大鹿潤一様は大阪で生まれ、近畿大学で建築を学ばれました。一時は松下電工に入社され、その後、1989年に独立して建設会社の(株)エイ・アンド・ディを設立されました。
ほ・ん・ま・も・ん(本真物)を追求する「極・ふ・つ・うの数寄MONO建築家」と自ら称して、日常の現場主義から「MONO・HITO創りと手仕事」と題して講演されました。
講演の前半は、「a+d 十力」というタイトルで、日常の仕事の現場で実践されている‛10の力’について説明されました。洞察力、提案力、監理力、見極力、仕入力、独創力、チューニング力、技(WAZA)、回顧力、八挺力です。
「エイ・アンド・ディ」では多くの職人に恵まれましたが、この職人との出会いは運命的なものでした。その後の彼の人生の方向付けにも多大な影響を及ぼしました。WAZA(技)を持つ職人を大切にして,人間の持つ本来の温かい気持を建築に打ち込むことを信条として今日までやって来られました。
おばあちゃんがうちわであおいでくれたやさしい風が建築の空間でも必要だと説かれました。一貫して、現場主義を貫かれ、お客様ととことん接してこだわりのある家を、30年来建築して来られました。
特に彼の建築に対する考えと姿勢、そして職人の技のおかげで、商売は順調に推移し、業界でも名を知られるようになりました。人間の温かい気持ちを生かした、おじいちゃん・おばあちゃんの風を感じる家づくりを目指して来られました。
納得できないところは徹底してやり直しされました。その結果、お客様の信頼も得て、順調に業績を伸ばすことができました。お客さんにも可愛がられ、自分の思うところにもとことんこだわって、松下とのつながりのお蔭もあり、独立して3年目で注文建築も受注できました。
講演の後半はドイツのポルシェとの出会いについてです。大鹿様はポルシェの愛好家としても知られていますが、実際に日本の輸入販売元としても活躍されています。
若いときにポルシェ928を購入されて、乗った瞬間に日本車とは全く違うことに感動され、以来続けて同じタイプの車を10台も乗り継がれたそうです。彼のポルシェへの傾倒ぶりは尋常ではなく、熱い男のロマンを感じました。
ポルシェは大量生産品ではありません。一車ごとに手創りで生産され、職人のこだわりの塊です。まさに彼の仕事に通じるものがあります。
ポルシェの哲学に惚れ込み、そこから彼独自の『道』の創造をなせる仕事をしなければ・・・と締めくくられました。最後に、天上の茶室『宙庵』(SOLAAN)を創庵したので、近くにお越しの節はお立ち寄り下さいと紹介がありました。 今回の講演には、映像映写のアシスタントとして奥様も同席され、最後に挨拶も頂きました。
講演終了後に2018年度の総会が開かれました。森岡会計から2017年度の会計報告があり、満場一致で承認されました。
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西脇幹事の諸注意
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藤川会長のプロフィール紹介
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講師の大鹿潤一様
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講演が始まりました
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職人の話です
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建築例です
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後半が始まりました
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ポルシェの説明
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後ろから
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ポルシェです
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ポルシェのエンジンです
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あぶない!
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最近茶室を建築されました
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最後に奥様もご挨拶
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総会の様子
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