「食生活改善推進委員講座」の受講終了報告     2018214日  

  214日(水)、「食生活改善推進委員講座」の閉講式が行われました。
  517日の開講から9か月、「心理学」「癌・喫煙・アルコール対策」「歯と口の健康づくり」「栄養素と
 食育」「食品衛生と食中毒予防」「生活習慣病予防」などの幅広い講義、地域における「食品成分表に基づく
 栄養価計算と献立作成および調理実習」の合計
13回(45時間)と複数の健康セミナー参加を体験いたしました。
 長丁場のため
12名でスタートいたしましたが、所定の受講時間(40時間以上)を学習し、兵庫県知事の修了
 証書が交付されたのは、残念ながら
9名でした。

  食生活改善推進委員は、子どもから高齢者までの健全な食生活を実践する「食育活動」に取り組み「食事
 バランスガイドの普及」「地産地消・郷土料理や食文化の継承」など食べることは生きることを実践し、
 地域の食育推進の担い手(食育アドバイザー)として健康づくり活動を進めています。
 

 
  食事バランスガイド1日に「何を、どれだけ」食べたらよいかを考える際の参考になるよう、食事の望
 ましい組み合わせとおおよその量をイラストでわかりやすく示したものです。 健康で豊かな食生活の実現
 を目的に策定された「食生活指針」(平成
123月)を具体的に行動に結びつけるものとして、平成17
 
6月に厚生労働省と農林水産省が決定しました。 
                 
   参考(参加した地域での健康セミナーなどの報告)
  1.44回 歯と口の健康フェア報告64日、アステ川西ぴぃぴぅ広場)
    子ども向けの歯ブラシ釣り、ゲームぬいぐるみダンスなどの催しは、子どもたちに人気で好評。歯みがき
  指導は多くの子どもで満員、両親の関心の深さを実感。

    大人向け802080歳で20本の歯)コーナーでは、口腔内検診、口臭度チェック、口の乾燥度、歯みがき
  ワンポイント指導。かむ・かむレストラン(歯ごたえメニューの試食)では、食材の風味と食感を生かし
  美味しく仕上がっており好評。減塩みそ汁の試飲は、出汁が効いており薄味でも満足。

    小中学生作品展示(歯と口の健康ポスターコンクールと標語)は、構図がよく力強い作品や理解・納得
  しやすい表現に感心。


  2.東洋食品の食と健康セミナー報告71日、東洋食品研究所)
    時間栄養学(日本大学 関秦一郎教授)
    生活習慣病予防は、摂取する食品の種類、量、タイミングが重要。BMAL1脂肪蓄積する遺伝子の一種
   は、
14時頃が最小=太りにくく、20時頃から働くため午前2時頃が最大=太りやすい。
   また、食べる順番で血糖値の上りが緩やかになるため、ベジ(食物繊維)ファーストが良い。
    時間栄養学を活用した食事(健康栄養支援センター 加藤里奈さん)
   早寝で睡眠や絶食時間の確保し、早起き&朝ごはんで太陽光を浴び、食事を摂り体内時計リセットする。
   食事の基本は、バランスよく(糖質・脂質・蛋白質・ミネラル・ビタミン)、いろいろなものを
  組み合わせて食べる(
5色=:穀類 :肉魚 :野菜 :卵・南瓜 :海苔・きのこなど)
   朝食は多めに撮る(エネルギー源=体温上昇、エネルギー消費がUP し体脂肪が燃焼する)
   昼食は成長ホルモンが分泌促進=体づくりとなる材料(蛋白質・糖質・ビタミン類)を摂る。
   夕食は疲労回復のためのビタミン・ミネラルを摂り、脂肪合成促進の時間帯のため量は少なめにする。
    (感想)@時間と栄養の相関について気にも留めなかったが、年齢が高くなるにつれ食事量が減少
   するので、効果的な栄養摂取の必要性を感じた。
    A夜遅い食事は太りやすいとは聞いていたが、実際の時間帯(20時以降が太りやすく、午前2時が
   最大になる)や血糖値の上昇のメカニズムなどについて知ることで、生活習慣病やメタボ予防の参
   考になる。

    B体内時計を正確に働かせるためには、朝日を浴びること・運動・三度の食事の重要性を再認識。

  3.タニタの健康セミナー報告9 9日、川西市みつなかホール)
    はかるとわかる(現状把握)⇒ きづく・かわる
    BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)、18.5未満:やせ、18.525未満:ふつう、25以上:肥満
    目標:具体的に、達成可能な、意欲をもち、定量化して、期日を決め、日課にする。
    1か月で体重1kgを減らすには、7200kcal÷30日=240kcal/日のカロリー制限が必要
    継続するには、買い物は満腹時に、エネルギー表示を意識し、小ぶりの食器に一人前ずつ盛る。
    基準値を持ち、定期的に記録する(自己チェック)
   タニタ食堂のレシピのコツ
    基本プレート:主食・主菜・副菜+副菜をもう一品+汁物(野菜は350g/日)
    適量を食べる:計って作り(材料・ごはん・時間)、計って食べる。
    手秤:主食:両手をすぼめた量。お茶碗にふんわり入れる。主菜:片手の手のひら、厚さ1cm
    副菜:両手に広めの量。どっさり。
    ・食塩:男性8g/日、女性7g/日。塩分計の活用。出汁の旨味を生かす。
    ・油分:調理の工夫・素材選び・調味料で油をカット
    ・満腹感・満足感:食材&調理の工夫(旬の食材や汁物をプラス)。よく噛む。
    ・外食メニュー:定食を選ぶ。組み合わせやトッピングを工夫する。
    ・コンビニ:具たくさんのおかずを選ぶ。蛋白質と野菜をプラス。
    ・気をつけよう3つの「あ」:あぶら、アルコール、あまいもの
    ・嗜好品(心の栄養)の目安は150kcal200kcal

                                   2018214日   中村 位三郎 

食生活改善推進委員講座

食品衛生と食中毒予防

手洗い後の汚れ具合の測定

武庫川女子大生の特別講演

鍋一つで作る防災食

出来上がった防災食

調理風景1

調理風景2

調理した料理1

調理した料理2

調理した料理3

調理した料理4

歯と口の健康フェア全景
 

口内検診と歯磨き指導
 

東洋食品の健康セミナー
 

東洋食品構内(食品会社らしくきれい

タニタの健康セミナー
 

タニタの基本プレート
 

川西文化祭「いずみ会」のお手伝い

体脂肪測定中



        ただ今奮闘中

     「食生活改善推進委員講座」受講報告    2017922

 922日(金)「8回食生活改善推進委員講座」が開催されました。
 今回の講座の対象地域は、伊丹市・川西市・猪名川町の21町。参加者は10名。
 5月から来年2月まで合計13回(45時間)の予定で開催されていますので、丁度折り返し点を
 通過いたしました。

 兵庫県では、全カリキュラムのうち40時間以上の受講者に知事の修了証書が交付されます。
  さて、「食生活改善推進委員」という言葉を耳にされたことはありますか。
 子どもから大人・高齢者までの「食育活動」「食事バランスガイドの普及」「地産地消・郷土
 料理や食文化の継承」など、食べることは生きること!地域の食育推進の担い手として健康づ
 くり活動を進めるのが
食生活改善推進委員です。
  前半7回は「心理学分野の自動思考」から始まり「癌・喫煙・アルコール対策」「歯と口の
 健康づくり」「栄養素と食育」「食品衛生と食中毒予防」「生活習慣病予防」など幅広い内容
 の講義と「食品成分表に基づく栄養価計算と献立作成及び調理実習」をいたしました。
  今月から年内は、住んでいる地域(私の場合は川西市)で体験学習として調理実習を中心に
 講座が進められます。
 本日は明峰公民館 調理室において来月開催予定の「親子食育活動」で提供します料理試作を
 しました。
  料理の内容は、「花おにぎり」「トルテローニ・トマトソース(イタリア風水餃子)」
 「野菜たっぷりスープ」「豆腐かに玉」とデザートの「板こんにゃくのナタデココ風」でした。
 私の担当は失敗の少ない「野菜たっぷりスープ」。野菜からの旨味と甘み、ベーコンからの塩
 味でチキンブイヨンとコショウ以外の調味料はほとんど用いず、それでいて味付けはなかなか上
 々でした。

                                   2017922
                                    中村 位三郎
 


ただ今調理中1

ただ今調理中2

試食前に記念の1

料 理 完 成
上左「豆腐かに玉」、、上右「トルテローニ・トマトソース」
中央「板こんにゃくのナタデココ風」
、下左「花おにぎり」、下右「野菜たっぷりスープ」