川西市 出前講座「災害に備えて」に参加して       2018.5.24
  524日(木)、能勢電鉄 滝山駅近郊の会場で、川西市上下水道局から講師をお招きし、
 出前講座「災害に備えて」を開催いたしました。地域から
11名が参加し、予定時間を超えて
 多くの質疑がありました。

 上水道の取り組み内容
     基幹施設(配水池)の耐震化:更新の優先順位付けによる耐震化の実施。
  ②  市内の水道管の総延長は約565km、耐用年数が40年を経過し、老朽化が
   進んでいる基幹管路を対象に耐震管を採用。

  ③  市民16万人分の飲料水、約7日分の確保。
   ・9給水池へ緊急遮断弁の設置(最大確保水量12,800)。緊急貯水槽の整備(4か所×100
  ④  災害時の備品の整備。
   ・給水タンク車3台(専用車2台、車載式1台)。組み立て式タンク4
  ⑤  近隣市との応援体制の確立:伊丹市、宝塚市、猪名川町、池田市の31
  ⑥  災害時等における体制整備:災害事故対策マニュアルなどの作成
  ⑦  応急給水拠点:久代・明峰・清和台南・東谷・北稜の5小学校、緑台市民体育館、キセラ川西
  ⑧  備蓄水配置:黒川・東谷・北稜・多田・緑台・清和台・けやき坂・明峰・川西南・中央の公民館

 飲料水などの確保の目安(通常の水道給水量は約250リットル 11日)
   ・災害から3日目(生命維持):3リットル(11日)
   410日目(調理など生活に必要量):20リットル(11日)
  
11日目~(不便を感じるが生活可能量):100リットル(11日)
 水道水の保存は清潔な容器に、口元いっぱいに水を満たし、蓋をしっかり閉める(塩素が抜ける
 ので煮沸しない)。冷暗所では
3日程度、冷蔵庫の中では1週間程度を目安に水を入れ替える。

 下水道の取り組み内容
  ①  総合治水対策(河川下水道対策、流域対策、減災対策)
    ながす(河川・下水道の整備)+ためる(貯留・地下浸透)+そなえる(被害の軽減)
   ②  市内を下水道計画区域27.580配水区)。浸水対策区域22.2と定め降水量51mm/h対応実施
    排水計画: 北部は猪名川・一庫大路次川・塩川へ。中部は猪名川・最明寺川へ。南部は雨水幹線と
    雨水ポンプで強制排水(対象:中央、栄、南花屋敷
&下加茂の一部と中国縦貫以北の低地)
  ③  雨水管きょの整備、雨水調整池(54か所)の維持管理と川西IC調整池(2か所)の設置
   ④  流出抑制対策:浸透施設(浸透トレンチ、透水性舗装)、貯留施設の設置
 家庭用雨水貯留タンク費用の助成(100リットル以上のタンク、費用の1/2で限度額3万円)

   講座終了後、平成30年度「ひょうご防災リーダー講座受講者募集」の案内がありました。例年、
  三木市の兵庫県広域防災センターで開催されますが、本年は伊丹商工プラザにて開催されます。

  阪神間で交通の便が比較的良いため、募集50名を上回る応募があり抽選となる見込みです。
  申し込み締め切りが61日のため、期日まで時間がありませんが興味のある方は、是非申し込んでは
 いかがでしょう。なお、詳細は受講者募集のチラシを参照ください。
  
また、県内の市町村によっては、受講者に支援金が支給される場合がありますので、
 事前に必ず市役所・役場の担当部署などに問い合わせてください。
 川西市では支援金(上限3万円)が支給されます。詳細は市役所 危機管理課(072-740-1145)まで
 お問い合わせください。

                                      2018524日 中村位三郎
 

出前講座講義風景1

出前講座講義風景2

出前講座講義風景3

出前講座受講風景

川西市の備蓄水 
きんたくんの「力水」


ひょうご防災リーダー募集チラシ


ひょうご防災リーダーカリキュラム他





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