川西市 出前講座「災害に備えて」に参加して |
出前講座「災害に備えて」を開催いたしました。地域から11名が参加し、予定時間を超えて 多くの質疑がありました。 上水道の取り組み内容 ① 基幹施設(配水池)の耐震化:更新の優先順位付けによる耐震化の実施。 ② 市内の水道管の総延長は約565km、耐用年数が40年を経過し、老朽化が 進んでいる基幹管路を対象に耐震管を採用。 ③ 市民16万人分の飲料水、約7日分の確保。 ・9給水池へ緊急遮断弁の設置(最大確保水量12,800㎥)。緊急貯水槽の整備(4か所×100㎥) ④ 災害時の備品の整備。 ・給水タンク車3台(専用車2台、車載式1台)。組み立て式タンク4基 ⑤ 近隣市との応援体制の確立:伊丹市、宝塚市、猪名川町、池田市の3市1町 ⑥ 災害時等における体制整備:災害事故対策マニュアルなどの作成 ⑦ 応急給水拠点:久代・明峰・清和台南・東谷・北稜の5小学校、緑台市民体育館、キセラ川西 ⑧ 備蓄水配置:黒川・東谷・北稜・多田・緑台・清和台・けやき坂・明峰・川西南・中央の公民館 飲料水などの確保の目安(通常の水道給水量は約250リットル 1人1日) ・災害から3日目(生命維持):3リットル(1人1日) ・4~10日目(調理など生活に必要量):20リットル(1人1日) ・11日目~(不便を感じるが生活可能量):100リットル(1人1日) 水道水の保存は清潔な容器に、口元いっぱいに水を満たし、蓋をしっかり閉める(塩素が抜ける ので煮沸しない)。冷暗所では3日程度、冷蔵庫の中では1週間程度を目安に水を入れ替える。 下水道の取り組み内容 ① 総合治水対策(河川下水道対策、流域対策、減災対策) ながす(河川・下水道の整備)+ためる(貯留・地下浸透)+そなえる(被害の軽減) ② 市内を下水道計画区域27.5㎢(80配水区)。浸水対策区域22.2㎢と定め降水量51mm/h対応実施 排水計画: 北部は猪名川・一庫大路次川・塩川へ。中部は猪名川・最明寺川へ。南部は雨水幹線と 雨水ポンプで強制排水(対象:中央、栄、南花屋敷&下加茂の一部と中国縦貫以北の低地) ③ 雨水管きょの整備、雨水調整池(54か所)の維持管理と川西IC調整池(2か所)の設置 ④ 流出抑制対策:浸透施設(浸透トレンチ、透水性舗装)、貯留施設の設置 家庭用雨水貯留タンク費用の助成(100リットル以上のタンク、費用の1/2で限度額3万円) 講座終了後、平成30年度「ひょうご防災リーダー講座受講者募集」の案内がありました。例年、 三木市の兵庫県広域防災センターで開催されますが、本年は伊丹商工プラザにて開催されます。 阪神間で交通の便が比較的良いため、募集50名を上回る応募があり抽選となる見込みです。 申し込み締め切りが6月1日のため、期日まで時間がありませんが興味のある方は、是非申し込んでは いかがでしょう。なお、詳細は受講者募集のチラシを参照ください。 また、県内の市町村によっては、受講者に支援金が支給される場合がありますので、 事前に必ず市役所・役場の担当部署などに問い合わせてください。 川西市では支援金(上限3万円)が支給されます。詳細は市役所 危機管理課(072-740-1145)まで お問い合わせください。 2018年5月24日 中村位三郎 |