川西明峰高校「明峰の学び」に参加して       2017年12月1日   
     県立川西明峰高校では、1110日(金)から4週にわたり「明峰の学び」が開催されました。
    12年生640名が24講座の中から受けたい講座を選択し、座学・実習・作業を行います。
     地元川西市や阪神地区の大学・企業・NPO団体・ボランティア団体などが、スポーツと
   東洋医学・ロボットプログラミング・広告デザイン・猪名川流域の歴史・茶道・落語・保育・
   介護・災害対応など幅広い授業を担当しました。

    私の所属する「かわにし防災士会」も、川西市社会福祉協議会とともにこの一翼を担うことと
   なりました。具体的には、
1110日(金)は「クロスロードゲーム」。17日(金)は「人命救
   助犬の働きと救急救命」。
24日(金)は「天と地のいたずら」として自然災害のメカニズム。
   12
1日(金)は川西市社会福祉協議会が「ボランティア活動について」の講義を行いました。
 
    川西明峰高校は4年前から総合的な学習の時間」で「明峰の学び」を行っています。
   この「明峰の学び」は、地元川西市や伊丹市など阪神地区を中心に活躍されておられる方々を
   外部講師として招き、
12年生が1講座25名程度の少数で座学、実習、作業を行っています。
   なお、授業は24講座。1110日(金)、17日(金)、24日(金)、121日(金)の4回で、
   1
回あたり50分。地域の方々もこの授業内容を参観することができます。
   また、来年1月までに学んだことをレポートにまとめ、2月に発表会を行う予定となっています。
    クロスロードゲームは「岐路・分かれ道」を意味し、阪神淡路大震災の体験を元に作られた難し
   い決断に迫られる災害対応を疑似体験するゲームで、
2003年に開発されました。

   ゲームに使う小道具はトランプ大の「YES」「NO」カード。5人程度のグループに分かれ
   「人数分用意できない緊急食料を配る?」「
ペットを避難所に連れて行く?」といった問題に
   YES
NOを決断し、その理由を述べ合います。
     災害時は、いろいろな人たちと一緒に避難生活をしたり、話し合ったりします。困難な意思決定
   状況を設定することで必要な情報、前提条件などについての理解を深め、多種多様な価値観の違い
   に気づくこと、そしてその違いを乗り越えることが求められます。

                         2017121日:中村 位三郎


クロスロードゲーム1
 

クロスロードゲーム2
 

救助・救命に何を使う?
 

大型救助犬ラブラトルレトリバーのレディ

小型救助犬ボーダテリアのジェナ

安全な場所への移動
 

ただ今、救急救命中
 

講義風景