防災の日をご存知ですか

9月1日は「防災の日」です!

    91日は、災害に対する認識を深め、日常の備えを確認する「防災の日」です。
   防災の日は、1923年(大正12年)91日に関東大震災が起きたこと。また、暦の上で台風の多い二百十日に
   当たることから、昭和35年に制定されました。


    さて、防災の日を目前にした8月下旬、健康講座(救命救急)で講師をお願いした、かわにし防災士会 副会長
   の輔信さんに、防災公園の機能を持つ川西市の「キセラ川西」を案内いただきました。
   キセラ川西は、せせらぎ公園・遊歩道などが完成し、今後病院やスーパーなどの建設が予定されています。
   なお、近郊には中央体育館・市民プール・消防本部などの公的施設があります。

    キセラ川西せせらぎ公園の防災機能としては、
      1.トイレと防災倉庫を一体にし、屋根には太陽光発電用のパネルが設置されています。
      2.飲料水の確保として貯水槽(上水道)が、生活用水として地下水の貯留槽が設置されています。
      3.マンホールトイレや汚水貯留槽が設置されています。
      4.かまどベンチが設置されています。
      5.大雨の時には、雨水貯留槽に雨水を貯めることができます。
      6.公園に隣接して中央体育館、武道場があり、避難場所として利用することができます。


キセラ川西の防災施設

トイレ兼防災倉庫

太陽光発電のしくみ

汚水貯留槽などの貯水槽

マンホールトイレ

かまどベンチ

中央体育館と参加者

    また、武庫川女子大学の学生が主催して「災害食などの講演と調理実習」が開催されましたので併せて報告
   いたします。
    講義内容は、災害時に衛生面と健康面で気をつけること、あると便利な調理器具やローリングストックによる
   保存食確保などでした。
    調理実習では、鍋一つで調理を仕上げました。具材をポリ袋に入れ・空気を抜き・口を結び、水を入れた鍋に
   入れカセットコンロで加熱します。この方法ですといろいろな料理を一度に作ることができます。
   この日作った料理は、ごはん、カレー、ハンバーグ、さんまとキャベツの煮物、パンケーキでした。
   レシピもご覧ください。
   100℃近くで調理するため衛生的ですし、ポリ袋のまま食べることができるので、食器は必要ありません。
    災害時には、ライフライン(電気・ガス・水道など)が止まりますので、安全が確認できたら、冷蔵庫の食材が腐
   敗する前に活用しましょう。特に野菜類を摂り、便秘などの予防に心がけましょう。


武庫川女子大学の学生による講演

衛生面で気をつけること

健康面で気をつけること1

健康面で気をつけること2

あると便利な調理器具

ローリングストック

ただ今、災害食調理中

お鍋一つで作る災害食

調理した災害食

レシピ1

レシピ2

  
    ところで、「ひょうご防災リーダー講座」が107日(土)から来年の310日(土)まで12回にわたり、三木市の
   兵庫県広域防災センターで開催されます。
    県内の市町村によっては、受講者に支援金が支給される場合がありますので、事前に必ず市役所の担当部署
   などに問い合わせてください。なお、申し込み締め切りは928日(木)必着です。
  (参考:川西市の場合は、最高3万円の支援金が支給されます。詳細は市役所 危機管理室へ)
   ちなみに、私も2012年(平成24年)にひょうご防災リーダー講座を受講しました。
   なお、詳細は、ひょうご防災リーダー講座募集要領をご覧ください。

 


ひょうご防災リーダー講座募集要領1

ひょうご防災リーダー講座募集要領2

受講申込書
 

レポーター:中村 位三郎