知床半島の旅

   北海道支部 谷澤啓之

世界遺産候補の地 知床一泊二日の旅は、十一名の参加で新千歳空港から始まった。

一時間弱で女満別空港に着く三台のレンタカーに分乗して最初の目的地『オホーツク流

氷館』へ、流氷にまつわる資料の展示と、流氷体験室でマイナス十八度を体感、オシン

コシンの滝を経由してウトロへ、クルーザーは大型船が近づけない岸の近くを走る。

切り立つ断崖絶壁、女の涙・男の涙と言われる滝など、秘境にふさわしい神秘的な名勝

自然のままの景色は素晴らしい。海岸には親子のヒグマ、クルーザー周囲の海面を泳

ぐイルカの群れ、カモメの群れが船上の人の手から煎餅を上手に掠め捕っていく。快適

なクルーザーを充分堪能。ホテルでの夕食懇親会では、新鮮な海の幸で盛り上がり広

々した露天風呂に満足する。二日目『カムイワッカの滝』を見た後、知床五湖に向かう

二時間の散策を予定していたが、着いてみると熊出没の為展望台以外は残念ながら閉

鎖されていた。『小清水原生花園』は、オホーツク海と、トーフツ湖に挟まれた約八キ

ロの雄大な砂丘に、五月から八月にかけて約四〇種類の野生の花が次々に咲く、天然の

お花畑でハマナス,エゾキスゲ、クロユリ等が大勢の観光客を楽しませていた。

空港へ向かう途中、博物館網走監獄・北方民族博物館等を廻り帰途へ。二日間とも天候

に恵まれ快適な旅に終わった

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