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<和敬点前の稽古>
2018.8.8
(動画)和敬点前(後半)
(動画)和敬点前(前半)
約1年ぶりのお点前のビデオです。お点前は茶箱点前を簡略化した和敬点前で、お点前を前半と後半に分けて2人にモデルになってもらいました。
和敬点前は茶箱に茶碗を2つ入れて、茶箱の上に和敬板と呼ばれる薄板をのせて運び出します。茶道具は茶箱の蓋の上に順に出し、正面に置いた和敬板の上でお点前をします。
和敬点前は同好会として初めてのお点前ですから参考になります。
<水屋で濃茶の前準備>
2017.10.11
(動画)水屋で濃茶の前準備
茶室の隣には水屋
(みずや)が備えられています。客人にお茶を振るまうための茶道具が並んでいます。ここは茶会の準備や後片付けをするところで、一般家庭の台所にあたります。
これまで稽古の前準備は大友さんがやってくれましたが、会員のみんなもそろそろ前準備もできる必要があります。ところが、これも結構難しい。
10月度例会の稽古のメインは濃茶
(こいちゃ)です。今日は濃茶の前準備をする水屋をビデオカメラ
(デジカメの動画機能利用)で覗いてみました。ただ、水屋でもいろいろ所作がありますが、今回は水屋の雰囲気・様子をさっと追うだけにします。
<涼を呼ぶ水指の葉蓋>
2017.7.12
(動画)涼を呼ぶ水指の葉蓋
茶の湯では四季それぞれに、独特のお点前が考えられてきました。その一つが植物の葉を水指
(みずさし)の蓋に見立てて、暑い夏に涼感を呼ぶお点前です。
今回は入手の容易なさつまいもの葉を用いました。水指の水を使うときに、葉蓋は小さくまとめて建水
(けんすい)に落します。右のビデオはこの葉蓋の扱いの部分を撮りました。
余談ですが、お茶のお点前は和服が似合います。
<風炉の柄杓の扱い>
2017.5.10
(動画)柄杓の扱い
5~10月の季節は、釜をかけて湯を沸かす炉は「風炉
(ふろ)を使います。風炉の点前では柄杓を釜にのせるとき、三通りの置き方があります。今回のビデオはこの柄杓の扱いの部分を撮りました。
- 置き柄杓:
茶筅通しや茶碗をすすぐ湯を汲んだ後に、釜に戻すときの置き方です。柄杓の合を釜の向う縁に預けたら、そのまま右手の親指を小さく柄の下をくぐらせ、節の下を親指と人差し指で抑えて下ろします。
- 切り柄杓:
茶を点てる湯を汲んで茶碗に入れ、残り湯を釜に戻すときの置き方です。柄杓の合を向う縁に預けたら、親指と後の四本をほぼ直角に開き、親指の付け根で柄を支えながら下ろします。
- 引き柄杓:
水差の水を扱った後に釜に戻すときの置き方です。柄杓の合を預けたらそのまま手を少し引き、中指で柄を支えながら右手の親指を切り止めまで伸ばして大きく回し、その手を切り止めまで引いて手を丸くして置きます。
<炉の平点前>
2017.3.22
(動画)炉の平点前
2017度の1月例会から、平点前の稽古が始まっています。今回のビデオは講師の大友さんの炉による平点前を載せることにします。
まず、お菓子を出しますが、その後の平点前のおよその手順は次のようになります。
- 水指 ~ 棗・茶碗 ~ 建水・蓋置・柄杓 の順に、3回に分けて茶具を運び出します。
- 建水・蓋置・柄杓を置き直して、居ずまいを正し一呼吸おきます。
- 茶碗と棗を正面に置き直して、帛紗をさばいて棗~茶杓の順序で清めます。
- 以降は、実際に茶を点てる所作を始めます。茶碗で茶筅通しをし、茶巾で茶碗を清めます。
- 右手で茶杓を取り、この時点で客にお菓子をすすめます。
- 茶碗に棗の茶を2匙ほど入れ、柄杓で茶碗に湯を注ぎ、茶筅を動かして茶を点てます
- 茶碗を右手でとって左手の平にのせ、右手前に2度ほど回して、右手で茶碗を定座に出します。
さらに、一回り客にお茶をいただいてもらった後は、今まで使った茶具を持って水屋に下がる所作があります。また、茶具を運び出す前には、前以ていろいろな準備をしておく必要があります。これらも改めてビデオで紹介することにします。
<帛紗のさばき方>
2016.10.19
(動画)帛紗のさばき方
今回のビデオは盆略点前において、実際に茶を点てる前の帛紗の扱いを撮りました。
今まで何度も帛紗の基本的な扱い方は教わりましたが、それぞれの場合に応じたさばき方は難しいです。お点前全体を通じて、帛紗をスムーズにさばけないと、お点前そのものがぎこちないものになります。
教室の稽古でも家での練習でも、「帛紗の練習」をしっかりやろうという思いはありす。が、なかなかそれができません。点ててくれるおいしいお茶と甘いお菓子をいただくだけのために、月一回の例会に参加しているようになっているこの頃です・・・
<足の運び方>
2016.09.14
(動画)足の運び方
お菓子を出す、お盆に乗せた茶道具を出す、建水を出すなどの各場合において、茶室への出入りの際の足の運び方をビデオ撮りしました。
すべてに共通していえることは、座った状態から立つ場合と歩く場合ともに、茶室へ入るときは右足から始める、茶室から出るときは左足から始める、ということです。
「お茶の作法は無駄のない自然な約束ごと」といわれていますが、いざ稽古をビデオで撮ってみるとなかなかそうはいきません。無駄だらけの恥ずかしいビデオになってしまいました。ただ、いい教材にはなるはずです。稽古風景のビデオ撮りは、会員をモデルにして今後も続ける予定です。乞ご期待・・・
(
注)建水
(けんすい)とは
茶道具の一つで、茶碗を清めたり温めたりしたときに使った湯や水を捨てるための陶磁器の壺
<薄茶をいただく>
2016.06.22
薄茶は一人一碗ずつ点てられます。茶碗は左手の掌
(たなごころ)にきちんとのせ、右手で茶碗の胴を持ち、落ちないように両手でしっかり持ちます。薄茶は何回かに分けて飲んでもかまいません。最後に音をたてて吸いきります。亭主に対して「おいしくいただきました」と、感謝の気持ちを知らせる合図になります。
薄茶をいただく手順は、およそ次のようになります。さらに細かい所作がありますが、とりあえずは端折っています。
薄茶をいただく
(お点前のときは正座します。しばしのあぐらはご容赦を!)
- 次客に「お先に」と行の礼をして、茶碗を縁内(へりうち)に取り込みます。茶碗をひざ前正面において、亭主に「お点前頂戴いたします」と挨拶します。(縁内とは畳のへりの内側のことです)
- 茶碗を右手で取って左手の掌にのせ軽くおしいただき、右手で右手前に2回ほど回して正面をさけます。
- 右手で茶碗をしっかり持って、お茶をいただきます。最後は音をたてて吸いきります。
- 茶碗の飲み口を右手の指先で清め、その指先を懐紙でぬぐいます。
- 茶碗を左に回して、正面を手前に戻します。
- 茶碗をおき、その姿を拝見して終わりです。
<お菓子をいただく>
2016.06.22
お菓子には「干菓子
(ひがし)」と「主菓子
(おもがし)」があり、お点前の前にいただきます。干菓子は薄茶の前のお菓子で、器から直接手で取っていただきます。主菓子は正式には濃茶の前に出されますが、お稽古では薄茶のときにも出されることがあります。器に添えられた箸を使って取ります。
◇干菓子のいただき方:
- 亭主から「お菓子をどうぞ」とすすめられると、客は真の礼で受け礼をします。
- 次客に「お先に」と行の礼をして、感謝の気持ちで菓子器を軽くおしいただきます。
- 懐紙を出して輪(わさ)を手前にして、ひざ前正面におきます。
- 干菓子は2種類ほど菓子器に盛られています。まず向こう側の菓子を取って懐紙にのせ、次に手前の菓子を取って懐紙にのせます。菓子を持った指先は、懐紙の端で軽くぬぐいます。
- 菓子器を両手で持ち次客に送ります。その後、懐紙ごと取り上げて菓子をいただきます。
◇主菓子のいただき方:
主菓子をいただく
- 懐紙をひざ前正面におくまでは、干菓子をいただく場合と同じ所作になります。
- 箸を右手で取り、左手を菓子器に添えて、菓子を懐紙にのせます。箸の先は懐紙の端で軽くぬぐいます。
- 箸を菓子器の上に戻し、両手で菓子器を持ち次客に送ります。
- 菓子を懐紙ごと取り上げて、楊枝で食べやすく切っていただきます。