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(松愛会枚方南支部 マジック同好会)

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「クロースアップマジック 第32回」 2015.11.4

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 第32回マジック同好会を2015年11月4日(水)枚方市民会館会議室で開催しました。先生(講師)の亀岡高夫さん(5班 会員)を含めて 7名の会員が集まりました。
 今回も病気療養中や所用などで参加出来なかった会員が多かったのですが、多くのカードマジックと共に ハンカチを使った簡単だが「びっくり」のマジックもあり、先月にも増して楽しい時間を過ごすことが出来ました。


【今回の内容】 <写真はクリックすると大きくなります>

本日のマジック(エースオープナー2種類)

◇エースオープナーⅠ(カードマジック)

エース4枚を出す!(仕込み有)

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ボトムにエース4枚を仕込みます
  1. トップにエースのカード4枚をセット(仕込み)しておきます。
    カードをオモテ向きにテーブルに広げ、客に混ざっていることを確認してもらいます。本当はトップにエースカード4枚を仕込んでありますので(トップ側を広げないように見せるのが)ミソです。
  2. カードをウラ向きにテーブルに置き、客にカードを2つに分けてもらいます。 カードの山が2つ出来ますネ。
  3. その2つのカードの山をもう一度それぞれ2つに分け、4つのカードの山をつくります。 その時演者はエース4枚のある山がどれか覚えておきます。エース4枚の入った山を右端か左端にしておきます。
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    エース4枚の入ったカードの
    山から1枚ずつ配ります
    客にエース4枚が入って無い山のトップから1枚のカードをウラ向きにしてボトムに移動してもらいます。移動したら、山があった元に位置に戻します。
  5. 次に、隣りの山(勿論エースが入って無い山)から今度は2枚のカードを4.と同じようにウラ向きにボトムに移動してもらい、元あった山に位置に戻してもらいます。
  6. 更に、隣りの山(この山にもエースが入って無い)から3枚のカードをウラ向きにボトムに移動してもらい、元あった場所に戻してもらいます。
  7. 最後にエース4枚が入った山から、4枚のカードをウラ向きにボトムに移動してもらいます。
  8. 7.で作った4枚をボトムに移動したカードの山を、客に持ってもらいます。そしてテーブルに置いてある3つの山と、持っているカードが置いてあった場所の計4箇所に、持っているカードから1枚ずつカードを重ねてもらいます。(この作業はカード全てが無くなるまで行います)
  9. 客に4つの山のトップカードをオモテに向けてもらいます。4枚全てがエースです。

◇エースオープナーⅡ(カードマジック)

エース4枚を出す!(仕込み有)

  1. エースカード4枚を、トップに仕込んでおきます。
  2. 演者はオモテ向きにカードを広げて、客に混ざっていることを確認してもらいます。(トップ側のエースカード4枚は広げないように)
    その次にカードを揃えてウラ向きに持ち、フォールスカット(ウソのカット)をし、テーブルにウラ向きに置きます。
  3. 客にカードを2つに分けてもらいます。更に2つに分けて4つの山にしてもらいます。その時、演者はエース4枚が入っている山がどれか覚えておきます。そして、その山が右端か左端にくるようにします。
  4. 客に、エース4枚が入って無い山のトップから1枚のカードをウラ向きに、次に隣りの山のトップから2枚のカードをウラ向きに、更に隣りの山のトップから3枚のカードをウラ向きに、最後にエース4枚の山から4枚のカードをウラ向きにとってもらいます。
  5. 演者は10枚のカードを受取ったことになります。
    演者は受取ったカードの枚数を確かめるために『オーバーハンドシャフル』で全てのカードを1枚ずつシャフルします。つまり、エース4枚がボトム側になりました。
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    「お見事」エース4枚が
    最後に現れました
  6. 客にカードを渡します。
    そしてウラ向きにトップから1枚ずつ4つの山にカードを重ねてもらいます。10枚のカード全て重ねてもらうようにします。
  7. 客に4つの山のトップカードをオモテにしてもらいます。4つの山のトップカードは全てエースです。

◇イレブン・カード (カードマジック)

仕込み有

  1. 最初にトップから11枚目のカードを覚えておきます。これが仕込みです。
  2. 演者はカードをオモテ向きに広げて、混ざっている事を確認してもらいます。 その後カードを揃えて、ウラ向きにテーブルに置きます。
  3. 客に「1から10までの、いずれかの “数” をイメージして下さい」と依頼します。
  4. 演者はウシロを向きます。そして客に「今イメージしてもらった1から10までの“数”の枚数を、トップから1枚ずつ順にとって隠してください」と依頼します。 または「ポケットにしまって下さい」と言います。
  5. 演者は前を向き「何枚かカードを重ねます」と説明して、残りのカードのトップから1枚ずつ11枚重ねます。⇒ この11枚がミソです。
  6. 演者はもう一度ウシロを向いて「先ほど隠した枚数と同じ枚数を、もう一度カードから1枚ずつ取って、隠して(ポケットにしまって)下さい」と依頼します。
  7. 演者は前を向きます。テーブルにはなん枚かのカードが残っています。演者は残りのカードのトップカードに指を指して「このカードが何か当てます」と言って、最初に覚えた11枚目のカードの『マークと数字』を言います。これが当りです。
  8. が、当て方を工夫すれば更に面白くなります。例えば、予め11枚目のカードのマークと数字を紙に書いておいてもいいですね。

◇オモテ向きにしたカードの合計( カードマジック )

用意するもの:“15”の数字を書いた紙、コイン2枚、カード

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    コイン2枚をカードにのせました
    客にカードを渡し、シャフルしてもらいます。
    カードを受取ります。その中から1~9までのカード(マークはいろいろ混じった方がベター)を1から順に1列に3カード それを3段、 即ち1,2,3と並べたら、次の段に4,5,6、更に段を変え7,8,9とカードを並べます。
  2. 客に2枚のコインを渡します。そして「9枚のカードのいずれかの上に、コインを1枚のせて下さい」と依頼します。
  3. 客が1枚目のコインをいずれかのカードにのせたら、「のせたカード以外のタテ(縦)列とヨコ(横)列のカードをどけて下さい」と依頼します。
  4. 続いて2枚目のコインをのせたら、「のせたカード以外のタテ(縦)列とヨコ(横)列のカードをどけて下さい」と依頼します。
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    予言通りカードの合計は
    「15」です
    3.と4.の結果、テーブルには3枚のカードが残ります。残ったカード3枚をオモテにしてもらいます。オモテにしたカードの数字を合計してもらいます。
  6. 先に用意していた紙(“15”と書いてある)を客に渡します。5.の合計の数“15”と渡した紙に書いてある数 “15”は同じです。 ⇒ 当り
  7. このマジックは、2枚のコインをどのカードにのせても合計は必ず “15”になります。

◇重量測定 (カードマジック)

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このようにクリップを仕掛けます

用意するもの:クリップ1つ、カード、ハンカチ
準備として、カードのボトム数枚をクリップで挟んでおきます。

  1. 客にウラ向きで(ボトム側を左手に)カードを広げ、1枚選んで覚えてもらいます。
  2. その選んでもらったカードを右手のトップカードの上に置いてもらい、その上にボトム側のカード(すなわち、クリップで挟んだカードがある方)を重ねます。
    そして客に「選んでもらったカードが何枚目にいったか分かりません」と言います。
  3. 左手に持ったカードの上からハンカチを被せます。そのハンカチの上から右手でカードに挟んだクリップを探します。
  4. 探し当てたら、「このくらいの重さのところに選んだカードがありそう」と言って、右手をそのまま持ちあげれば左手の一番上のカードは客が選んだカードです。

◆連絡事項

□例会開催日と会場

・次回の開催日は12月2(水)。
 会場は枚方市民会館会議室です。

(報告、写真:勝川康正  HP作成:冨松義男)

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