本日のマジック
◇カードマジック ギャンブラーのイカサマ 相手に勝たせる(仕込み有)
これはトランプの “ポーカー” です。が、相手(お客)を喜ばすためのイカサマポーカーです。
⇒ その反対をすれば、必ず勝てます。
- トップから10枚のカード(ポーカーですので、本人と相手の2人対戦)を下記のようにセットしておきます。トップから順番に、
♥(K)、♠(K)、♠(A)、♠(10)、♠(J)、♦(A)、♦(K)、♥(A)、♣(A)♠(Q)
残りのカードの上に、セットした10枚をウラ向きに重ねます。そしてやおら「これからあなたと、ポーカーゲームをします」と説明します。
- 一度フォールスカット(うそのカット)をして、オモテ向きに広げます。オモテ向きですがセットしてあるとは気付きません。その後、ウラ返してトップ側(ウラの一番上)のカード10枚を交互に、
- すなわち、トップカードから、“相手” “マジシャン” “相手” “マジシャン” … とウラ向きで交互に並べます。つまり、1)の順番から
相手側には:♥(K)、♠(A)、♠(J)、♦(K)、♣(A)となり、
マジシャン側は:♠(K)、♠(10)、♦(A)、♥(A)、♠(Q)となります。
- お互いにカード5枚をオモテにし見せ合い、「AとKのツーペアであなたの勝ちですネ」と説明します。相手のそのカード5枚をマジシャンのカードの上にオモテ向きに重ね、「もう一度やりましょう」と説明してウラ向きで、今度も相手から交互に並べていきます。
つまり、
相手側は:♠(Q)、♦(A)、♠(K)、♦(K)、♠(A)となり、
マジシャン側は:♥(A)、♠(10)、♣(A)、♠(J)、♥(K)になります。
- お互いにカード5枚をオモテにします。
見事ロイヤルストレート
フラッシュが完成
『ツーペアで、あなたの勝ちですね』と説明します。『もう一度やりましょう』と説明して、今度はマジシャンのカード5枚を 相手のカードの上に、オモテ向きに重ねウラ向きに相手から交互に並べていきます。つまり、
相手側は:♠(A)、♠(K),♠(Q)、♠(J)、♠(10)
マジシャン側:♦(K)、♦(A)、♥(K)、♣(A)、♥(A)になります。
- お互いのカードをオモテにし見せ合います。
『ロイヤルストレートフラッシュで、あなたの勝ちですネ』と説明します。
◇カードマジック 運命のペアカード Ⅰ(仕込み=セット必要)
まずは、仕込み(セット)です。
ハート(♥)のA~6、スペード(♠)のA~6までを数字順に下記のように並べます。
♥(A)、♥(2)、♥(3)、♥(4)、♥(5)、♥(6)、♠(A)、♠(2)、♠(3)
♠(4)、♠(5)、♠(6)
先生の模範演技
- A~6までの2種類のカードを上記の様にセットのまま、お客に見せる。
- 12枚のカードを重ねてウラ向きに持ちます。
- 半分くらい持ちあげテーブルに置き、残りのカードをその上に重ねます。
- それを数回行います。これでお客はカードのマークと数字がバラバラになったと思っています。
- 「これで今一番上のカードが何であるか、誰にも分かりません」と言いながら、ウラを上にしたままカードを背中に回します。
- 後ろ手で、次のように行います。
ばっちり出来ました
カード12枚を左手に持ち、上から1枚ずつ順番に6枚のカードを右手に取ります。 つまり、1番上にあったカードが右手の1番下にあるわけです。 その右手の6枚を左手のカードの上にのせます。
- 左手にある12枚のカード、上から1枚下から1枚取りだして、2枚一緒にお客の前に出します。 なんとその2枚は同じ数字になっています。
- 同じように、上から1枚下から1枚取りだして2枚一緒にお客の前に出します。と、やはり同じ数字が2枚ずつ出てきます。
- お客からすると、カードを全く見ないのに、同じ数字を選びだしてくるように見えます。
◇カードマジック 婚活パーティー
- 相手にカードを渡して、シャフルしてもらいます。
カードを受取りながら「最近、婚活パーティーが盛んですネ」と説明します。受取ったカードの中から
- 赤カード5枚と黒カード5枚を左右に分けてオモテ向きにテーブルに置きます。 (6、7、8、9、10のカードがおすすめだが、数字は何でもよい)
そして「これから女性5名と男性5名で、婚活パーティーを始めます」と説明します。
- 2つに分けた5枚と5枚のカードを重ねます。
(この場合どちらが上になってもよいです)
- マジシャンはカードをテーブルの下に移動します(隠します)
「カードを入れ替えます」と説明します。が、
(入れ替えたように見せるだけで、本当は入れ替えません)
-
上手く 男女(黒カードと赤
カードの“対”)が揃いました
カードをウラ向きで元に戻して、扇状に広げます。
そして「適当に5枚のカードに指さして下さい」と依頼します。
- 相手が指をさした5枚のカードを(分かるように)半分ほど突き出します。
- 指をさした5枚のカードを揃えて抜きだし、ウラ向きにテーブルに置きます。
- 抜きだした(ウラ向きの)5枚を持って、トップから1枚ずつ1、2、3、4、5と5枚を重ねていきます。この時重要なことは 枚数を確認したように見せながら、順番の入れ替えることです。
- 抜きだした5枚と、残りの5枚を左右に分けて置きます。
左右に分けた5枚をトップから同時に2枚ずつ重ねます。(5組とも)
- 5組のカードをオモテにします。 5組とも赤と黒の2枚セットです。
「5組のカップルが揃いました」「婚活パーティーの始まりです」と説明して終わります。
なんと お札がお辞儀を
してくれます
◇よく調教された?玩具銀行発行の 1萬円札(タネ有り)
- このお札は、主人(マジシャン)の言うことを良く聞きます。
- ちなみに人物像(この場合 福沢諭吉)の反対側を左手の2本の指(親指と人差し指)で摘み、「お辞儀してごらん」と言いますと、手前にも後ろ側にも “お辞儀”
をします。
◇カードマジック A(エース)が瞬間移動(仕込み=セット 必要)
- デックの中からA(エース)を4枚取りだし2枚1組とし、1組はトップ側に残りの1組を中ほどにセットし(仕込み)ます。
- ウラ向きにして数回カット(うそのカット)し、オモテに向け扇状に広げ「よく混ざっていますね」と説明します。 広げた時セットした2枚組のAカード2組が分からないようにするのがこつです。
- 広げたカードをウラ向きにし、中央部で2つに分け2つの山を作りますが、その分割場所は1)で中ほどにセットしたAカード2枚のところです。
- すなわち、2つの山のトップ2枚はいずれもAカードです。その2つの山を更に2つに分割します。その時、2枚のAカードを含む山を手前(マジシャン側)に置き、Aカードを含まない山を相手側に置きます。合計4つの山が出来ました。
- ここからがテクニックです。
いつの間にかA(エース)が
4つの山に
左手前の山の1番上のカード(勿論Aカード)を右手の親指と人さし指で摘むと同時に、その下のカード(勿論Aカード)を左手の親指と人さし指で摘み、右手に掴んだカードを右上の相手側にある山に移動しながらオモテに向けるとAカードが現れます。と同時に左手で掴んでいるカードをその場(左手前の山)でオモテに向けます。これもAカードですと説明します。
- 今度は右手前の山の1番上のカード(勿論Aカード)を左手の親指と人さし指で摘むと同時に、その下のカード(勿論Aカード)を右手の親指と人さし指で摘み、左手で掴んだカードを左上の相手側にある山に移動しながらオモテに向けるとAカードが現れます。と同時に右手で掴んでいるカードをその場(右手前の山)でオモテに向けます。これもAカードですと説明します。
お客(相手)は動いている方(手や指)を注視する傾向があることから、このようなトリックが成功します。