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(松愛会枚方南支部 マジック同好会)

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「クロースアップマジック 第28回」 2015.7.1

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 第28回マジック同好会を 2015年7月1日(水)枚方市民会館会議室で開催しました。講師の亀岡高夫さん(5班会員)を含め6名の会員が集まりました。今回も体調を崩された会員が多く参加者は少なかったのですが、最初に披露された “前回予告マジック(リングの不思議)” のインパクトが大きく盛り上がり、続くカードマジックもかなりテクニックを要するものが多く、皆さんいつも以上に真剣にトライしておられました。

【今回の内容】 <写真はクリックすると大きくなります>

1.予告

◇リングの不思議

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見事成功に満足顔

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カードマジックの思いも
かけない回答方法
袋の中から当りカードが出現
 市販のリング(直径42mm)20個を2個ずつ重ねて(重ね方が “ミソ”)繋ぎ、その両端を1個のリングで留めます。どちらかの端の1リングを右指で持つと(当然)リングは垂れ下ります。その垂れ下った状態の1リングのすぐ下の “2つのリングの内1つ” を左指で持ち上げると「どうでしょう」・・・
 今まで右指で持っていたリングが一番下まで下りて行くではありませんか。

2.本日のマジック

◇カードマジック 4つの山のトップカード(仕込み必要)

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4つの山のトップカード

  1. トップに同じ数字のカード(例えばエースA)4枚をセットしておきます。一度カードをオモテ向きに広げます。トップ側の4枚(この場合A)を見せないように注意して広げます。
  2. カードをウラ向きに持ちます。「4つの山に分けます」と説明して、トップから1枚ずつウラ向きに4つ並べます。その4つに分けたカードの上に、順に1枚ずつカードを重ねていきます。「適当なところで、ストップして下さい」と依頼します。相手のストップの合図で重ねるのを中止します。
  3. 残ったカードを相手に渡します。そして「残りのカードを4つの山になん枚か重ねてください」と依頼します。
  4. なん枚か重ねたあと、「4つの山のトップカードを覚えて下さい」を依頼します。(観客が4人以上いる場合は、4人にトップカードを覚えてもらいます)
  5. 「4つに分かれた山を重ねて1つの山にして下さい」と依頼し、さらに「どのように重ねてもいいです」と依頼します。
  6. その後、1つの山に重ねたカードを2~3回カットします。
  7. マジシャンはオモテ向きにカードを持ちます。予めセットした4枚カード(この場合A)を見つけて、Aの手前のカード(ボトム側のこと)4枚をテーブルに並べて、「この4枚が覚えてもらったカードです」と言い当てます。

◇カードマジック 水と油(赤のカード5枚 黒のカード5枚)

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ネタはこうして“仕込み”ます


  1. 赤のカードを5枚、黒のカード5枚を抜きだします。オモテ向きで黒のカード5枚をトップ(うしろ)の方に、赤のカード5枚をボトム(手前)の方にして10枚を揃えます。
  2. 両手にカードを広げて持ち、オモテ向きで見せます。
  3. 赤のカード5枚、黒のカード5枚を見せながら、黒のカードのトップ(うしろ)から3枚のところに薬指を立て、ブレイクしたまま 揃えながら左手に重ねて持ちます。(相手にブレイクしていることが分からないように)
  4. オモテ向きのまま、ブレイクから上の7枚を「赤のカードを5枚置きます」と、説明しながらテーブルに置きます。
  5. 続けてオモテ向きのまま、ブレイクから下の3枚を「黒のカードを5枚置きます」と説明しながら、先に置いたカードの上に重ねます。
  6. 「上の方が黒のカードですね」と説明して、くるりとひっくり返し、裏面を指差し「こちらの方が赤ですね」と説明します。ウラ向きのまま、右手にカードを持ちます。
  7. ウラ向きのままトップの方から1枚ずつ左手へ、5枚のカードを移していきます。
  8. 両手のカードを左・右に分けてテーブルに置きます。まず、左手に持っていたカードのトップのカード1枚をオモテにして、赤のカードを見せます。続いて、2枚目と3枚目をオモテにして、「赤のカードに間違いありません」と見せた後 元に戻します。
  9. 次に、右手に持っていたカード5枚を回転して、ボトムのカード1枚をオモテにして黒のカードを見せます。続いて、2枚目3枚目をオモテにして「黒のカードに間違いありませんね」と見せた後、元に戻しウラ向きで置きます。
  10. 左のトップカードをテーブルに、その上に右手のトップカードを重ね、続けて左、右、左、右・・・と交互に全てのカードを重ねていきます。「赤と黒のカードを交互に重ねました」と説明します。
  11. 全てのカードを両手に持ちオモテを見せます。「交互に重ねたはずの赤と黒のカードが揃いました」と説明します。

◇カードマジック 水と油(カードの重さの違いがあるの?)

  1. 相手にカードを渡してシャフルしてもらった後受取ります。
  2. 「2から6くらいまでの数字カード3枚と絵カード(J、Q、K)3枚を使用します」と説明し、受取ったカードからそれら3枚ずつを抜きだします。
  3. 絵カード3枚を右手に、数字カード3枚を左手に、相手に向けて扇状に広げて持ちます。
  4. 左右3枚ずつを左手側3枚、右手側3枚に分けて持ちますが、6枚を下向きにふせながら、水平になった時に “まん中の2枚” を左・右入れ換えて抜きとります。(下向きにして、まん中の絵カードを左手親指で左手に抜き、まん中の数字カードを右手中指で右手に引き抜く)
  5. 拡大画像
    先生の素晴らしい瞬間
    “(入れ替え)技”


    同時に、両手を伏せてウラ向きに左右に分けてテーブルに置きます。
  6. 右側のトップカードをウラ向きにテーブルのまん中に置きます。
    続いて、左側のトップカードをウラ向きにその上に重ねます。
    続いて、右側の2番目のカードをウラ向きにその上に重ねます。
    続いて、左側の2番目のカードをウラ向きにその上に重ねます。
    続いて、右側の3番目(最後)のカードをウラ向きにその上に重ねます。
    続いて、左側の3番目(最後)のカードをウラ向きにその上に重ねます。
  7. 重ねた6枚のカードを揃え、親指と人差し指に挟み、「絵カードは数字カードよりインク量が多いから下に移動します」と言いながら、6枚のカードを広げると確かに絵カード3枚が下に移動しています。

◇カードマジック 赤カード? 青カード?(仕込み必要)

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このようにセットしてから
開始します

  1. 赤バックのカード4枚、青バックのカード4枚をウラ向きで交互に並べます。(セットします)
  2. ウラ向きにセットした8枚をオモテ向きにテーブルにひろげます。そして相手に1枚のカードを指差してもらいます。
  3. 指差したカードを相手の前に突き出します。(オモテ向きで)
  4. 相手が選んだカードよりトップ側(左側)のカードを揃え、ボトム側(右側)のカードの上にオモテ向きで重ねます。
  5. カードを揃え、左手に持ちます。左手のボトムカードを右手に移動しながら、右手の手首をクルリと回転して、ウラ面を見せます。同時に左手の手首をくるりと回転して、トップカードのウラ面を見せます。(オーラムサトルテイ)
  6. その後、手首を戻し両手のオモテ向きの2枚をテーブルに置きます。続いて、左手のボトムカードを右手に移動しながら、右手の手首をクルリと回転して、ウラ面を見せます。と同時に左手の手首をクルリと回転して、トップカードのウラ面を見せます。(5と同じ動作)
  7. その後、手首を戻し両手のオモテ向きの2枚をテーブルに置きます。続いて、左手のボトムカードを右手に移動しながら、右手の手首をクルリと回転して、ウラ面を見せます。と同時に左手の手首をクルリと回転して、トップカードのウラ面を見せます。(5や6と同じ動作の繰り返し)
  8. その後、手首を戻し両手のオモテ向きの2枚をテーブルに置きます。つまり、同じ動作を最後の1枚まで続けます。最後に、残ったカードのウラ面を見せ、オモテ向きでテーブルに置きます。
  9. 相手の指差したカードをウラ向きにします。→ 色違いのカードです。そして、おもむろに「あなたが指指したカードだけ、色違いです」と説明して終わります。

◆連絡事項

□例会開催日と会場

・次回の開催日は8月5日(水)。
 会場は枚方市民会館会議室です。

(報告、写真:勝川康正  HP作成:冨松義男)

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