阪急池田駅 |
★インスタントラーメン発明記念館へ
今回は池田にあるインスタントラーメン発明記念館を見学し、街歩きと五月山公園・池田城跡公園を楽しむことにした。一週間前から当日の天候が危ぶまれ前日になっても変わらなかったが、幸い当日は日差しこそなかったがひと雨も降らなかった。また火曜はどこも休みなのだがこの日は祭日なので開いているのが幸いした。
例によって朝会を始めたが、祭日とあって町のイベントの準備で会場があまり使えず、まず200回参加達成をされた前会長・野口さんの表彰(200回達成6人目)後、新規参加者3名の紹介、リーダーの永井さんから今日のコース説明があり、準備体操は省略した。
早速インスタントラーメン発明記念館へと向かった。1958年8月25日、安藤百福は大阪府池田市の自宅裏庭に建てた小さな小屋でありふれた道具を使って日夜研究を重ね、チキンラーメンを発明した。
日清食品創業者・安藤百福によって発明され、今や世界で新しい食文化となった「即席カップめん」は、今や全世界で1年間に1000億食以上食べられている。歴史を通じて発明・発見の大切さを学ぶことの出来る体験型食育ミュージアムである。
この日は休日で親子連れや子供達で大いに賑わっていた。世界にひとつだけのマイカップヌードルを作ることができるマイカップヌードルファクトリーの体験コーナーがあるが、順番待ちということもあり、映画とパネルの見学だけとし体験は止めにしたが、なかには本場でのラーメンを食する方もいた。日常食べるのよりは美味しかったことでしょう。
★池田市街から五月山公園へ
再び池田駅方面に戻り北・北西方面の商店街を街歩きした。旧加島銀行、旧池田実業銀行などの歴史的建築物は国の登録有形文化財となっていて、池田にはこの様なものが5ヶ所もあるそうだ。
また市立として日本初の上方落語の資料を常設展示する「落語みゅーじあむ」・地元に愛され続ける劇場で池田の歴史、文化を感じることができる旅芝居の名門「池田呉服座」・「ビリケンさん」などを見て回った。今では通天閣のものがよく知られているが、ビリケンさんの発祥は池田で「福のまち池田」のシンボルとなっていて撫でる人が多いのか足がピカピカに光っていた。
次に寄った西光寺の入口で見かけたガンジーの言葉「弱い者ほど相手を許すことが出来ない、許すという事は強さの証だ」が印象に残った。
更に北上して長い石段を登って行くと伊居太(いけだ)神社に着く。池田市に現存する最古の神社とされており、「織姫伝承」にまつわる穴織(あやはとり)を祭っている神社。森閑としていて境内の緑が綺麗だ。暫し休憩した後、裏参道を抜けて少し行くと五月山公園に着いた。近場の行楽地として大勢の親子連れが訪れており、車の往来もかなり多い。
12時少し前に着いたのでここで昼食休憩とすることにした。談笑しながら食事する方、宴会よろしく酒を飲み交わすグループなどとそれぞれに分かれた。ここには「五月山ふれあい動物園」も併設されていて、大型動物は飼育されてはいないものの、ポニー、ワラビー、エミュー、ウォンパッド、アルパカ
といった珍しい、かわいい小動物達がいて子供達が喜んでいた。五月山公園の名に相応しくサツキの花も見頃だ。
★池田城跡から阪急池田へ
13時までの休憩を終え、次は池田城跡公園に向かうことにした。五月山公園を後にして町の方へ下って行き、路地の様な道を少し登ると城跡公園の北門に辿り着いた。室町時代から戦国時代にかけて、周辺を支配していた豪族・摂津池田氏により築城された池田城跡に整備された公園で、池田市で唯一の池泉回遊式庭園の公園として2000年にオープンした。
園内には白い城壁で囲まれた日本庭園が広がり、展望舎、茶室、管理棟があり、展望舎からは、園内、五月山、池田市街、兵庫県川西市、宝塚市、さらには大阪市や神戸市方面の風景を楽しむ事ができる。
庭園は手入れが行き届いており、やぐら風の展望休憩舎からの眺めは池田市街地は勿論のこと、遠くまで一望できた。園内では、サクラ・ユリ・キクなど季節ごとに様々な花が咲く。南門を降りた所には、小さいながらも花菖蒲園が広っている。
帰りは南門を出て行ったのだが、そこからの道は入口までと同様、路地道を辿ることになった。立派な公園なのに行き帰りの道はなんとも貧弱極まりないのが不思議だった。
ここからは一直線に阪急池田駅へと進み、そこで解散した。心配していた天候の悪化も杞憂におわり、まずまずの「池田の見学と街歩き」の一日となった。
取材:小郷・吉川・中溝・松島 HP作成:冨田 |
阪急池田駅に112人が集合 |