JR法隆寺駅構内の歓迎標識 |
★ JR法隆寺駅(集合、朝会)
古都奈良・斑鳩の里の紅葉は殊の外美しい。今年度最後のくらわん会は、法隆寺・吉田寺・竜田公園の紅葉狩りと洒落込む。法隆寺はあまりにも有名であるが、交通の便の為か、最近訪問したという方は意外に少ない様であった。
くらわん会例会は毎月第1火曜日、今年は各月とも天候に恵まれ、2014年1~12月の参加者総数は1478名(月平均123名)に達し、好調裏に終了できた。
今月のビッグニュースは、くらわん会初の200回参加の山本さん、他にも150回参加の荒堀さん他、合計10名の多数回参加表彰があり、継続的に参加されている方が多いことを改めて認識できた。
★ 法隆寺(見学)
法隆寺は7世紀に創建され、古代寺院の姿を現在に伝える仏教施設であり、聖徳太子ゆかりの寺院である。創建は金堂薬師如来像光背銘、『上宮聖徳法王帝説』から607年(推古15年)とされている。
金堂・五重塔を中心とする西院伽藍と、夢殿を中心とした東院伽藍に分けられる。境内の広さは約18万7千平方メートルで、西院伽藍は現存する世界最古の木造建築物群である。
修学旅行や団体観光の訪問者は多く、観光バス駐車場には遠く沖縄から来られた方も見られた。我々は内部拝観は行わなかったが、中門前で多くの方が参拝されていた。
★ 藤ノ木古墳(見学)
法隆寺西院伽藍の西方約350mに位置しており、現在は周辺が公園として整備され、説明板なども多数設置されており、法隆寺周辺の観光スポットとなっている。
直径約48m・高さ約9mの円墳(えんぷん)で、昭和60~63年に3回の発掘調査が実施され、玄室内から大量に出土した土師器・須恵器の年代から、6世紀第4四半期の円墳であると推定されている。
古墳は国の史跡に指定され、出土品一括は日本の古墳文化研究上価値の高いものとして、1988年に石棺外出土品が重要文化財に指定され、1991年に石棺内出土品が追加指定。2004年に国宝に指定された。
★ 龍田神社(拝観)
聖徳太子が法隆寺の建設地を探し求めていたときに、白髪の老人に化身した龍田大明神に逢い、「斑鳩の里こそが仏法興隆の地である。私はその守護神となろう」と言われたので、その地に法隆寺を建立し、鎮守社として龍田大明神を祀る神社を創建したと伝えられている。
★ 吉田寺(きちでんじ/通称:ぽっくり寺)
高齢化社会の中でPPK(ピンピンコロリ)願望は強く、今回もここを目当てにされていた方も多いかと思われる。
竹やぶや林に囲まれて、ひっそりとしたたたずまいだが、「ぽっくり往生の寺」として多くの人の信仰を集め、休日には団体客や家族連れなど、たくさんの参拝者がある。
創立は古く、天智天皇の勅願といわれているが、平安時代中期の天台僧、恵心僧都源信によって987年(永延元年)に開山したと伝えられている。
「ぽっくり往生」のいわれは、恵心僧都の母の臨終の際、除魔の祈願をした衣服を着せてあげたところ、なんの苦しみもなく称名念仏の中に往生をとげた。そこから本尊前で念仏を称え、祈祷を受けると、長く病むこともなく天寿を保ち、安らかに極楽往生をとげることができると言われるようになったのだそうだ。
★ 竜田公園(昼食)→ JR王寺駅(解散)
数日来の雨もあり、紅葉の見頃は過ぎた感もあったが、竜田川に映える紅葉を愛でながらの歓談を楽しむことはできた。当日公示の衆院選(大阪11区)の話でも盛り上がっていた。
一日中ひつじ雲の秋空が広がり、穏やかな陽射しを浴びながら、各所で紅葉をバックに、数々の文化遺産と建造物を辿り、先月に続いての心地良いくらわん会例会であった。
(名所の解説は、各HPから一部引用させて頂きました)
取材:梅原、吉川、斉藤、永井 HP作成:吉川
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JR法隆寺駅踊り場の歓迎看板 |