伏見酒蔵(酒蔵巡り)

第213回 くらわん会例会 2014/2/4(火)

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<行 程> 京阪・丹波橋駅⇒呉竹文化センター(朝会)⇒御香宮神社(参拝) ⇒伏見桃山陵(休憩)
  ⇒乃木神社(参拝)⇒伏見港公園(昼食)⇒黄桜カッパカントリー(見学)⇒月桂冠(一次解散・見学)
  ⇒京阪・中書島駅(解散)
<歩行距離> 約8km  <参加者> 138名
☆ 京阪・丹波橋駅 ⇒ 呉竹文化センター(朝会)
 2月例会は各地の「酒蔵巡り」が多く、2年前にも略同じコースを歩いている。集合場所の丹波橋駅前の呉竹文化センター前の広場には、寒気の中を「くらわん会」の元気印が138名も集まる。

 朝会は野口会長の元気な第一声で始まり、 本日は嬉しいことに9名もの初参加があり、皆様から簡単に自己紹介を頂く。今後の継続的参加を期待したい。

 多数回賞の表彰に続き、本日のコースリーダーである山内さんから丁寧なコース説明を受けた後、(午前中は距離もあるコースということで)枚方北支部の中島インストラクターの指導で、入念にストレッチ体操を行い、2班に分れての出発となる。
☆ 御香宮神社(参拝)⇒ 伏見桃山陵(休憩)
 寒風の中を元気に出発し、京阪電車、近鉄電車の踏切を越えて山手へ向かい南へ下ると、最初の目的地、御香宮(ごこうぐう)神社に着く。

 この神社は、神功皇后を主祭神とし安産の神様として有名。境内から伏水の七名水の一つ「石井の御香水」が出たことから「御香宮」と名付けられた。名水100選に選ばれた香水を味わい、それぞれお参りを終えたところで次に向かう。

 伏見城大手門だった表門をでて左へ曲がり、伏見桃山陵参道へ向かう。この参道は左右に深い木立が茂る道で、森林浴を満喫しながら桃山御陵へ向う。参道入口の石碑に明治天皇陵 昭憲皇太后陵の表示がある。

 桃山御陵は、伏見桃山城のある丘陵地にあり、明治45年に明治天皇が崩御し、その後この地に埋葬された。 この桃山の地は、豊臣秀吉の築いた伏見城の本丸跡地で、明治天皇の遺言でこの地が選ばれたらしい。昭憲皇太后陵は明治天皇陵のやや東側にあり、類似の形状で柵部に表示がないため分かりにくい。

 この陵地から宇治川沿いに広がる宇治市内を見下ろす景観も、なかなか素晴らしい。
☆ 乃木神社(参拝)⇒ 伏見港公園(昼食)
 桃山御陵を下り、森閑とした気が漂う中を進むと乃木神社にやってくる。軍神として祀られた乃木将軍については賛否こもごもがあるが、やはり明治の精神的な支柱として尊崇する人ではなかったのかと思う。広い境内には日露戦争での乃木さんの司令部とか幼少時の住居が再現されている。

 乃木神社を出て、谷間を走るJR奈良線をまたぐと急坂があり、それを下ると京阪・宇治線に沿った広い通りに出る。観月橋の手前で土手を上がると宇治川の堤防に出る。かなりの川幅がある宇治川がとうとうと流れ下る。近鉄電車のガード下をくぐり、京阪中書島駅をぐるりと回りこむように歩き、伏見港公園にやってくる。正午をかなり過ぎての昼食タイムになる。

 この港がかっては淀川からの水運により大坂と伏見がつながっていた所である。昼食後は運河沿いの遊歩道を歩いて行く。今は水も少なくやせ涸れているが、桜の頃になると十石舟が行き交うところである。岸辺には酒蔵が立ち並び、さすが日本一の酒造りの町という感があり、この辺りの景観は、酒好きの私の好む場所である。
 
☆ 黄桜カッパカントリー(見学)⇒ 月桂冠(一次解散・見学)⇒ 京阪・中書島駅(解散)
 運河を上がり竜馬通りに出る。とたんに伏見の酒造りの町並みを巡る観光客がぞろぞろと歩いている。「龍馬とお龍、愛の旅路」の銅像左手にある寺田屋を横目でにらみ、右手に入ると「カッパカントリー」だ。

 黄桜酒造が経営する店舗で、皆は勝手知ったる所と、どんどん中に入っていく。ぐいと一杯利き酒をやったり、酒粕を買ったり、黄桜の詰め合わせを買ったりと華やぐ。お酒が飲めなくても楽しい所でもある。

 次は「大倉記念館」である。ここは宮内庁ご用達の月桂冠の元締めだ。大きな倉が続き、かってはこの中で天下の月桂冠を造っていたのだ。今は酒造り博物館のようになっている。

 ここで一次解散になり、入場料を出して中に入る人や、売店に行く人達、はたまた樟葉の馴染みの居酒屋へお酒を飲みに行く人達様々で、今日の伏見の神社と酒蔵めぐりの楽しい一日は無事に終了した。  

取材:梅原、吉川、斉藤  HP作成:吉川

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