奥河内・河内長野の紅葉狩り

第211回 くらわん会例会 2013/12/3(火)

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 <行 程> 南海高野線・河内長野駅 ⇒ 長野公園(集合・朝会) ⇒ 観心寺(拝観・休憩)
     ⇒ 延命寺(拝観・昼食)⇒ 南海高野線・三日市町駅(解散)
 <歩行距離> 約8km  <参加者> 92名

☆ 南海高野線・河内長野駅 ⇒ 長野公園(朝会) 
 2013年最後の「くらわん会」は、京阪電車沿線からは離れて、通称奥河内・河内長野の紅葉狩りを楽しむ。

 河内長野市は、岩湧山などの大自然、観心寺や金剛寺、そして高野街道などの歴史的価値のある史跡や建造物が残るほか、楠木氏ゆかりの地としても知られており、大阪府内で3番目に広い面積を持っており、面積の7割は森林である。

 絶好のハイキング日和であるが、京阪・枚方市駅から1時間半近い遠隔地のためか、参加者は92名と平均よりは少ない。本日の朝会場所は、河内長野駅から約15分の小山にある長野公園。

 ここまでで皆様もう結構歩いた気分になっている。落葉も少し見られるが、この辺りの紅葉は枚方市街地よりは未だ美しい。

 市街地を俯瞰できる公園山上で朝会が始まる。恒例の多数回参加表彰では、150回参加1名、100回参加3名と例月平均より多くの方が表彰されている。(右中2枚)

 本日のコースリーダーである井之上さんから丁寧なコース説明を受けた後、(やや起伏も距離もあるコースということで)枚方北支部の中島インストラクターの指導で、入念にストレッチ体操を行い、2班に分れての出発となる。
 
☆ 観心寺(拝観、休憩)
 ゆるやかな起伏のある国道310号線を行進、丸山展望台付近で小休止を取り、途中の紅葉を愛でながら、出発から約1時間を経て観心寺へ到着。

 観心寺は高野山真言宗の寺院。山号を檜尾山と称し、本尊は如意輪観音、開基(創立者)は空海の一番弟子の実恵である。奥河内の観光地の一つ。また観心寺は楠木氏の菩提寺であり、楠木正成および南朝ゆかりの寺としても知られている。

 観心寺には、国宝や重要文化財が沢山あるが、時間の関係もあり内部拝観はせず、山門前での休憩のみとなったが、新西国霊場の一寺院であり、社務所で御朱印を頂いている方もおられた。
☆ 延命寺(拝観・昼食)
 観心寺を出て、起伏もやや多く、うっそうとした杉木立を歩くこと約30分、正午頃に延命寺へ到着。

 延命寺も観心寺と同じような設立経緯であるようで、空海が地蔵の石仏を刻んで本尊としたのが始まりとされている。寛永16年(1639年)、この地に生まれた浄厳(じょうごん)が、伽羅山延命寺に寺号を改め、延宝5年(1677年)には、薬樹山延命寺に寺号を改め、本尊も如意輪観音に改められる。

 石碑に刻まれた延命寺の上に「薬樹山」とあるが、昔はこの周辺に薬草が多かったことに由来するそうだ。

 延命寺は紅葉の名刹としても有名で、樹齢1000年とも言われている巨大なカエデ(もみじ)の老木は「夕照の楓」と称し、大阪府天然記念物に指定されている。

 幹は根元の近くで2本に分かれ左右に伸びているが、樹高も低く、苔や着生植物も多く、いかにも古木といった雰囲気がある。

 お堂などがある所から階段を登ると延命寺の蓮池があり、夏にはきれいな蓮の花が咲くということで、澄んだ池面に映る景色がとても美しい。この池の周辺で、お楽しみの昼食となる。(右上3枚)。

 約1時間の昼食休憩は、飲食懇談だけの方、境内の本堂や毘沙門天等を巡る方、夕照もみじ撮影に専念される方など、人様々である。

   
   
☆ 延命寺 ⇒ 南海高野線・三日市町駅(解散)

 延命寺から南海電車・三日市町駅までの帰路も、約30分の平坦なハイキングコースになっている。石見川に沿って、竹林やのどかな風景が続く。川のせせらぎを聞きながら、のんびり歩く。

 今年は好天に恵まれ、2013年1〜12月の年間参加者は1452人(月平均121人)という好記録を達成した。2014年度も例会案内に掲載している様に色々なコースを計画しており、参加者の皆様の健康維持の期待に応えたい。

 三日市町駅前で解散し、本日のすべての行程を終了。解散時間帯の関係で電車もガラガラ、約2両はくらわん会様への貸切状態である。新今宮でJR・環状線へ乗換え、京橋での2次会(反省会)へ向かう。体重は運動で減+飲食で増=現状のまま。

取材:梅原、小郷、 吉川、末延、毛利  HP作成:吉川


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