長岡京跡と古墳の町・向日市を歩く
くらわん会例会 2013/11/5(火)
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<コース> 阪急東向日駅 ⇒ 図書館前(集合) ⇒ 桓武天皇皇后陵 ⇒ 向日町競輪場 ⇒ 勝山緑地(昼食) |
かっては向日町競輪で名を馳せたところであるが、ここが一時、長岡京の中心地であったところとはあまり知られていない。今日は向日市の古墳、長岡京跡などを巡る。阪急東向日駅から15分も歩いた図書館前の狭いところが集合場所。ここまでで皆様もう結構歩いた気分になっている。 何時もの朝の儀式を終え10:30に2班に分かれて出発。住宅街を通り、慶昌院という禅寺の白壁の道をやや登り加減に歩いていく。右に曲がると、その名も優雅な“竹の径”の案内板がある。 このあたりから田舎の雰囲気が感じられる長閑な竹林が出てきて、やがて前方に御陵の森が見えてくる。桓武天皇皇后高畑陵だ。今日は朝のうちは冷えこんだが、昼間はポカポカ陽気になり汗ばんできた。周りの竹林に囲まれた御陵の前は時ならぬ人だかりでざわついている。 一旦は来た道を引き返して細い路地に入ってくる。古墳の道散策路の目印があり、右手が静かな住宅地、左手に古墳の森がある中をのんびりと歩いていく。散策路からは見えないが、五塚原古墳といって古墳時代前期の前方後円墳で元の姿をよくとどめているといわれる。 大きな建物の向日町競輪場にやってきた。これまではずっとトイレがなかったので目指す人らが多い。今日は競輪はやっておらず、場外馬券を買ういかにもひと山当てようという、その格好をした人らが多い。 少し紅葉が始まった登り加減の森の中を行くと、向日丘陵の一角の勝山公園にやってくる。ここで約1時間の昼食休憩になる。公園の真ん中にはむき出しになった元稲荷古墳があり(古墳前期)、おそれ多くもその上に上って弁当を食べる人や、ビールを飲む人ら、今日はポカポカ陽気で皆気持ちが良さそうにしており、やはり「くらわん会」ではお昼時が一番の楽しみである。 すぐ横に向日神社があり、神殿と色鮮やかな神楽殿があり、七五三まいりの家族連れがいたりする。真直ぐに伸びた石畳の参道は広くてゆったりと下り加減で、周りの樹木とあいまって神殿よりもこのほうが見事である。 一番のお目当ての長岡京跡にやってくる。下見の時に予約していた説明員のまだ若き女性がてぐすねを引いて待っている。桓武天皇が784年にこの地に都を移し、10年間、政治の中心地として栄えた。 しかし水害説や怨霊説などいろいろ言われているが、この地を放棄して平安京に移った。その大極殿跡がある。礎石跡があるくらいであとは草に覆われ、往時を偲ぶよすがもないが、歴史の重みは感じ取ることも出来る素晴らしいところであった。 取材・写真:石田、小郷 HP作成:石田 |
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