山崎聖天からサントリー山ア蒸溜所へ
第172回くらわん会例会 2010/9/7(火)
〈行程〉:阪急大山崎駅〜離宮八幡宮〜宝積寺〜旗立松・展望台〜山崎聖天〜広場(昼食)〜サントリーウイスキー山崎蒸溜所 9月に入ってからも猛暑日が続いており、そのせいか集まりは何時もより少なめ。「あなたこの糞暑いのに、何を好き好んで熱中症にかかりに行くの」なんて奥さんにきつく止められた方もあるかも。それでも台風の影響か切れ切れの雲が飛んでおり少しはましになっている。JRの踏切を渡るといきなりきつい坂道に差し掛かる。このコースは今までも何回かきているが、年々きつさを感じるようになっている。 やっと宝積寺の塔も見える広い境内に来て、ほっと一息つく。もうここまででいいわと帰っていく人も出る。ここからは天王山への厳しい登り。先発隊の30名は途中から山を下っていく。ジグザグの石ころの山道を登って途中の広場に到着。淀川からの涼やかな風が通る。200mも登ると旗立松の展望台に来る。かって秀吉、光秀の天下分け目の合戦のあったところで、秀吉が千成瓢箪の旗を掲げたところに展望台がある。眼下には三川の合流が見え、JR、阪急、高速道路、男山八幡宮、洞ヶ峠などの山間に集中する交通の要衝が広がる。 竹薮の中の結構長い下り坂、やっと山崎聖天の境内に入ってきた。妙音山観音寺、歓喜天を祀っていることからこの名がある。境内の広い休憩所でしばし汗が引くのを待つ。長いきつい石段を下っていくと聖天さんの広場に着く。先に弁当を食べていた先発隊が出発していくのを見送る。後発隊が出発するまで1時間以上もたっぷりと時間があり、ビールを持ってきている人はウイーと飲み、そうでない人は静に弁当を広げる。広場の下を通るJRの新幹線、特急、普通、貨物列車、それに阪急電車がひっきりなしに通る。 後発隊がサントリー山崎蒸溜所に1時20分頃に入った。天王山をバックに昔からある見慣れた色をした蒸留所の建物があり、その脇の白い建物のウイスキー展示館の2階に入る。早速天然水のサーバーに行列。先発隊が工場見学をして帰ってきて、試飲会場に向かっている。2時から工場見学に入る。もう何回か工場は見ているが、案内嬢の説明を聞きながら、最後は薄暗い大きな建物の中に眠る十数年前の樽が幾重にも積まれている中を、かすかにウイスキーの仄かな香りを嗅ぎながら終了する。 試飲会場、山崎10年もののハイボール、12年ものの水割りなど3種類。いづれも氷の中に僅かにウイスキーが浮かんでいるような、なんともパンチが効かない代物で、世界のサントリー山崎蒸留所にしてはお粗末。先発隊、後発隊と2度も試飲した豪の者もいる。 (取材担当:石田、小郷) |
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