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京伏見と三十石船で結ばれていた大阪の船着場「八軒家浜」は天満橋のほとりだったが、 明治43年に天満橋と京都五条間47kmにのち京阪になる鉄道が敷かれて役割を終わって
いる。今は大川を巡る水上バス「アクアライナー」の発着場「はちけんや」ターミナル としてきれいに整備され、すぐ前には「川の駅」や広場が広がり一新されている。
今日の集合場所はこの近くの「はちけんやリバーステージ」だ。 昨夜来の雨も明け方には上がり、多少春めいた天気に誘われて参加者が続々つめかけ、2003年以来7
年ぶりに新記録達成の161名となった。新入会員の紹介、多数回表彰、コース案内のあと10:15出発。
「はちけんやリバ−ビュ−ウォ−ク」沿いに西進、天神橋の中央部の螺旋階段を2周して 中之島公園に降り立つ。この公園の突端部は戦艦三笠を模しているそうで、螺旋階段をマ
ストが突き抜けて偉容を放ち、艦首とみなす部分には大きな放水銃が設置され,毎定時毎に 数分間放水される様は見ごたえがある。
養生中の広場から阪神高速の下を抜けるとバラ園だ。園内では初夏にかけてのバラ祭りに 向けてバラ園の手入れが進められており、時期には観客で一杯になりそうだ。「ばらぞのばし」のそばには女性協議会結成記念のモニュメントがある。バラ園は公園の中央に東西500m、面積3,000uにわたって89種・およそ
4,000株のバラが植えられているそうだ。
難波橋下の狭いトンネルを抜けて大阪の誇る重要文化財の「中央公会堂」を目指す。途中には安宅コレクションを収蔵している「大阪市立東洋陶磁美術館」があり、中国・
朝鮮の古い陶磁の「考古発掘成果展示展」が3月28日まで行われている。中央公会堂は大正7年に建てられた赤レンガの建物で、ネオ・ルネッサンス建築の傑作と
して中之島公園のシンボルである。玄関前には中之島開発に功績があった関市長の銅像がある。
10:35中央公会堂前で折り返し難波橋下の広場でトイレ休憩15分の後天満橋の出発地点まで来て、二層構造の天満橋の下のスクランブル交差点を11:15全員無事通過した。土佐堀通り南側の歩道を京阪東口交差点まで東進、右折して大手前交差点の直前まで行っ
て、さらに大阪城の外堀に沿い東進し大阪城京橋口に向かう。
11:30京橋口から場内に入る。天守閣を右に見ながら極楽橋も渡らずに梅林を目指す。 1972年(昭和47年)に造園された「大阪城 梅林」は完売・小梅・八重野梅・豊後など約1,000品種
およそ1,270本が植えられており、かなり長期間の観梅が楽しめる。
この日は紅梅が満開で、この下で弁当を広げ大満足だった。13:00頃解散宣言があり、それぞれ大阪城へ廻る人、OBP経由で京阪京橋から帰途についた人と自由に解散していった。
<取材担当:中野、藤田、梅原> |
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