山科疎水沿いに観桜ウオーク
(琵琶湖疎水・南禅寺・七福思案処・永興寺・山科疎水)

第155回 くらわん会 2009/4/7
HR
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挨拶・歓談
石田会長挨拶・朝会
ウオ-キング開始
学生と擦れ違い
十石船は4時間待ち
インクライン軌道跡の桜
南禅寺三門の桜
東山山道に入る
七福思案処に到達
永興寺公園で昼食

<行程> 京阪・三条駅 ⇒ 鴨川河川敷 ⇒ 冷泉通り ⇒ 仁王門通り ⇒ 琵琶湖疏水記念館 ⇒ 南禅寺 ⇒ 水路閣 ⇒ 高徳庵(最勝院)⇒ 東山の山道 ⇒ 七福思案処 ⇒ 永興寺付近の公園 ⇒ 諸羽神社(解散) ⇒ JR・京阪山科駅
<距離> 8Km  <参加者> 142名

  4月は恒例の観桜コース。桜の名所数あれど今回選ばれしは4回目となる琵琶湖疏水沿いの桜。開花宣言が早くから出され、すでに散り始めているのではとやきもきしていたが、その心配は全くなく満開を今日まで我慢してくれた今年の京都の桜にまず感謝! 加えて最高の『歩こう会』日和に、集まった元気印の健脚はなんと142名。

 京阪三条駅から鴨川の河川敷に出少し上った所に集合。吹き抜ける心地よい春風を肌で感じ川端通りの満開の桜を見上げながらの朝会は実に爽快。早々に済ませ いざ出発! 河川敷から川端通りを横切り疏水沿いの冷泉通りへ。左手には京都の産業遺産の1つで現役の関西電力夷川発電所。この辺りから観光客や入学式を終えた学生が一挙に増え、溢れんばかりの人・ひと。一方疏水に漕ぎだされたお花見十石船も満員。

 仁王門通りに入る。左手は国立近代美術館・府立図書館・市美術館などアカデミックな建物群。中ほどに位置する平安神宮の朱色の大鳥居は圧倒的な存在感を誇っている。右手には近代的なビルや粋な料亭が並びしっとり落ち着いた雰囲気だ。この通りの左手と右手は対照的でいかにも京都らしい。

 暫くして今回の目的の1つ琵琶湖疏水記念館に到着。京都の地位向上と産業復興を目的に、壮大な計画と大胆な行動で完成させた先人の偉業を広く知って貰う為に平成元年8月に開館。史跡のインクライン軌道跡の桜もまた格別だが、ここもカメラ片手の人・ひと。しばし休憩後名物『湯どうふ』の料亭を両側に見ながら南禅寺に向かう。境内には日本三大門の一つ三門や東洋一の石燈籠がある。更に進み右手には赤煉瓦のアーチを思わせる水道橋(水路閣)。重ねた年数ゆえか南禅寺によく馴染んで美しい姿だ。ほんの一瞬古都京都に居ることを忘れさせる。いよいよ山越えだ。高徳庵の横から東山の山道に入る。

 雑踏?から離れた山の中はひんやりして心地良い。が、道は滑り易く少々きつい。歩行をギアチェンジし一歩・一歩確認しながら進む。急な坂道が続き、やっと登りきったと思ったら七福思案処に到着。 五叉路になっておりなるほど思案処だ。意味が理解出来た。

 しばし休憩。そろそろお腹も空いてきて健康を実感でき幸せだ。山科側は下りであるが結構急な坂もあり、皆細心の注意をはらって進む。うぐいすの声、並行して流れる小川のせせらぎが聞こえてくる。恐らく五感を総動員しているのだろう。次第に皆の足取りが軽くなる。どこからともなく桜の匂いが漂ってきた。と思ったら視界が急に開け永興寺の近くの公園に出た。満開の桜の下でいくつかの団体さんが既に食事中。我々の胃袋ももう限界で昼食となった。

 後半は疏水沿いの『東山自然緑地ジョッキングコース』を歩く。疏水に大きく垂れ下がっている桜は満開間近で花筏を期待するには早い。皆さすがに疲れてきたのか黙々としかし整然と歩いている。すれ違う人達はのんびり歩いており我々とは対照的に見える。約40分歩いただろうか。安朱橋近くで突然黄色が目に飛び込んできた。菜の花だ。桜の得も言われぬ淡いピンクも良いがこの黄色もまた春の色。さらに春を実感した一瞬だ。その黄色の道から分かれ、最後の訪問地諸羽神社に到着。こじんまりしているが手入れが行き届いていて嬉しい。ここで一応解散。ここから京都へは3通りの方法があった。
                     <取材担当 勝川康正、橋口善和>

多数回参加表彰
疎水ウオーク
平安神宮鳥居と十石舟
疎水記念館見学
疎水記念館から南禅寺へ
赤レンガの水路閣
急な坂道を登る
山科側の下り
疎水沿いジョギングコースを往く
桜と菜の花の饗宴
諸羽神社で解散
満開の櫻・桜・さくら・サクラ

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