<行程> 阪急・宝塚線清荒神駅 ⇒ 清荒神 ⇒ 売布神社 ⇒ 中山寺(昼食)⇒ 中山寺にて荒天のため解散 ⇒ 中山寺駅
<距離> 4km <参加者> 113名
今日の集合場所は阪急清荒神駅。 前回の例会案内でヨハンシュトラウス像のある市立図書館「ベガ・ホール」の西側小公園なのだが、駅南側出口が目立たないので北側出口で来る人が多い。集合場所でのトイレは図書館のご好意で時間外の利用が出来た。10時丁度に突然頭上から大きな鐘の音が降ってきて驚かされる。
枚方のヒラリオンの鐘と同じ仕組みの音楽が流れる。朝の儀式が終わって10時15分出発、昔ながらのだらだら坂の参道を上って行く。参道の両側は多くの店が出ていて元気に商売に精を出していて、ついつい立ち止まって土産物がほしくなる。
中国自動車道のガード下を過ぎるとしばらくして広い駐車場だ。さらに100m程で清荒神の山門に到着。ここで15分間の休憩後の出発となる。
清荒神の山門から50m程行くと東側の「本堂」と西側の「天堂」を遥拝する場所がありそれぞれ礼拝の後、境内を巡る仕組みのようだ。本堂の横を更に東に行くと当山先々代の光淨和上と生涯交流を深めた文人画家富岡鉄斎の美術館があり、時間が許せば入館して見たい所である。
また千百有余年前の伽藍跡には寄せ棟造りの平屋建て資料館が昨年11月に開館しており、真言三宝宗の「宗美一体」をわかり易く解説展示している。建物は近代的な「500年コンクリート」でつくられている。今朝の天気予報は午前中は曇りだったが、境内散策中に小さなボタン雪がちらついて更に寒さが厳しくなってきた。
後に続く皆さんのため曲がり角には世話役が立って案内するのだが、女性の好きな焼き芋や土産物店に寄り道するので、しんがりの世話役はヤキモキのしどうしだ。なんとか全員清荒神5丁目の住宅街の細い小路に入って佛光寺を過ぎる頃には雪もあがって歩きやすい。
この辺りは中国自動車道東トンネルが通っている岡の南の山すそを回っていて、斜面が急のため建っている住宅の屋根の上に別の住宅が建っているような風景もある。清荒神自治会会館の5差路を中山寺・売布神社方面へ左折し暫くして自動車道東トンネルの東口付近を横断を渡って売布ヶ丘の住宅街に入る。
更に進み大きな竹林の脇をすぎ売布神社の鳥居に到着、小休止だ。鳥居から長い参道に続き数十段の石段を登り本殿前だ。 皆さんまだまだ元気で殆どの人が参拝された。売布神社はいかにも静謐で、神の宿るやしろそのものの感がある。
ここからは巡礼街道に沿って緩い坂を下って行く。途中カトリック女子修道院や「黙想の家」を過ぎると急に視界が広がり、大きな貯水池が見えてくる。「菰(こも)池」だ。真ん中を車道が通っているが以前は一つだったのだろう。湖面には「黙想の家」の森が映えて中々の景色だ。
湖面越しには遥かに中山寺の仏閣が眺められる。
ここから10分ほどで中山寺の山門になる。この山門は立派で仁王像が両脇に陣取っているが、今日は修理中で白いテントで覆われて見られない。参考に下見の際に取材した写真を入れておく。
ここで大休止・昼食となりそれぞれ三々五々境内に散った。左奥の梅林が満開と案内したが生憎小雨模様になってきて全員は行かなかったようだ。
屋根つきの休憩所でも食事が出来た。中山寺では妊娠中の女性やお年寄りのためエレベータやエスカレータを設置しているのにはさすがに繁盛するお寺だと感心する。
昼食時間が終わり集合したところで午後は更に雨が強くなりそうなので、次のポイント「あいあいパーク」へは行かずに、ここで繰り上げ解散することになった。全員、門前の阪急中山寺駅から帰途に就いた。
取材担当:中野外志彦、藤田博教、梅原光弘