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<行程距離> 6km <参加者> 148名 1996年6月7日69名の参加でスタートした「くらわん会」も回を重ねること150回。その節目に相応しい場所、しかも初めてのコース『松下創業の地』!! その集合場所は吉野町公園。JR野田駅から5~7分と遠くないものの狭い路地が多く、要所要所でお世話係が案内役となって誘導。吉野町公園のグランド側では、早朝から地元の元気印がゲートボールに興じておられる。空模様がはっきりせず一抹の不安が過ったが、朝会が始まる頃には秋の日差しが戻り心地よい風も吹き始め、記念の日に相応しいお天道様の演出で実に憎い! 時を得た今回の歩こう会は、初参加者や久しぶりの参加者もあり148名の盛況ぶりである。 朝会後整然と出発したが、北港通と交差する道路や信号が多く、隊列はすぐに分断され縦長になる。「吉野5西」交差点を右折フローラルタウンに向かう。新興住宅地らしく工事中の個所が多く、関係車輌の出入りが頻繁でしかも仮歩道が狭いので、皆いつもより注意しながら歩行している(結構なことだ)。出発してから30~40分歩いたであろうか休憩の声。場所は林立するマンション群の中央に位置する「千鳥橋みどり公園」。 休憩後、秋の柔らかな日差しを受けながら街路樹の並んだ舗道の歩行は、実に気持ちがよい。右手を見ると「下水道科学館」の大きな建物。左手には下水を処理した時に発生するガスを利用した”ガス燈”も。その横の仮舗道を進んで行くと阪神高速道路の高架下にぶつかる。それに沿って東に一気に進んだ所(交差点近く)に『第二工場(ランプ組立工場)』跡のプレート。当時の面影は全くない。近くの海老江公園で昼食。今回は比較的ゆったりのスケジュールで会話等が弾む。 12:30再出発 高架を潜り抜けた処が大開公園。当時は『第二次本店・工場』があった。その一角に『松下幸之助創業の地の記念碑』が建立される。記念碑には『道』の文字。この建立は地元大開連合町会が町起こしの一環として起案、地元有志と松下関係者の協力で完成し、その活動はその後も続いている。くらわん会のメンバーの中にも寄付をされた方がおられ、銘板に刻まれたご自分の名前を見つけ、考え深げ(在職当時を思い出しておられるのであろうか)に眺めておられたのが印象的。ここで2班に分かれての全員撮影。 現在の大開町には当時の『創業の家』『第一次本店・工場』の建物はないが、その面影を残すのが跡地に建っている長屋の家の「横顔」。 創業の家そっくりである。 旅の終わりは買物。くらわん会の訪問に合わせ、野田阪神商店街の7店舗が協賛して「店先の歓迎ポスター+特別企画商品の販売等」で歓迎して頂いた。その憎き?演出は参加者の心に響き、創業の地(大開町)の印象を更に深く大きなものにさせたのではないだろうか。 取材担当 勝川康正、橋口善和 |
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