<行程> 阪急・桂駅・川島児童公園(集合) ⇒ 葉室御霊神社 ⇒ 地蔵院 ⇒ 華厳禅寺(鈴蟲寺)⇒ 松尾大社 ⇒ 嵐山東公園(昼食)阪急・嵐山駅附近河原(解散)
<距離> 約7㎞ <参加者数> 72名
前日の天気予報では、一日雨模様の予報であったが夜来の雨も止んで、駅近くの川島児童公園に通常より少なめの参加者が集合した。例によって茶屋副会長の朝の挨拶に始まり、新人詔介、多数回参加者表彰の後、今日のコース担当リーダ高濱さんから、コースの概要と注意事項の説明を聞き10時20分頃出発。
公園から住宅街を抜け市街地を西北へ向う、千代原口交差点で国道9号線をわたる。西京区役所前交差点から左折して約15分程で葉室御霊神社に着く。(参拝、小休止)
葉室御霊神社(葉室浄住寺)の本尊は如意輪観音で葉室定嗣が出家して定然と称し、西大寺の叡尊(輿正菩薩)を招いて開山し、葉室定嗣の家を寺にしたと伝えられている。葉室家の菩提寺である。神社から静かな住宅地を北へ、10分程行くと葉室山浄住寺に着く。浄住寺は洛西観音霊場三十番札所で、京都では数少ない黄檗宗の禅寺である。
浄住寺を過ぎ、30段ほどの細い石段を降りると、目の前にかぐや姫竹御殿が現れる。 かぐや姫竹御殿 京都松尾は古来名竹の産地として知られている。日本の名作「竹取物語」もこの地で発生したといわれている。
この地に住んでいた竹細工の名人、長野清助翁が日本の竹工文化と竹工技術保存のため、27年の歳月を費やして創建した芸術遺産である。
かぐや姫竹御殿の横を入り西芳寺川を渡ると直ぐ、華厳禅寺(鈴蟲寺)の石段下に出る。40~50段の石段を上がると華厳寺の門前に出る。門前には、草鞋を履いたお地蔵さんがまつってあり、お札を受けて願い事をすると、家へ来て願い事を一つだけ叶えてくれるとの事である。(小休止)
鈴虫を多数飼育していて本堂の中で、一年中鈴虫の声が聞える寺で有名である。遠くに見える山はまだ濃い緑で、紅葉は一、二週間先のようだ。
寺を出てくねくねと田舎道を行くと程なく月読神社に着く(11時35分)。 月読神社 487年 第23代顕宗天皇の3年、阿閉臣事代(あべのおおみことしろ)が任那(みまな)に派遣される途中、壱岐で月神が現れて自分を祀れといったので帰京後祀り、県主の先祖が祭祀にあたったという。
そこを過ぎると、間もなく松尾大社に着く(11時40分)。奈良時代に建てられた京都最古の神社のひとつで、松尾大社の西山近辺は名水の里として有名で、室町時代からお酒の神様として信仰を集めている。境内奥の名水「亀の井」は、醸造時に加えるとお酒が腐らずに美味しくなると伝えられる。(小休止)今日は七五三のお参りの時期らしく綺麗な赤い着物をきた稚児、紋付き袴の男の子、祖父母、両親に見守られお参り微笑ましい光景も見受けられた。
松尾大社の正門である大鳥居を出て東へいくと、阪急嵐山線の踏切がありそこを渡り松尾大橋西詰から左へ曲がり、嵐山東公園(桂川の河川公園)へ降りる。昼食休憩後13時に嵐山へ出発、嵐山東公園はよく整備されているようだが、人影はまばらで利用する人は少ないようだ。13時20分少し紅葉している嵐山公園に到着解散した。
時間が早かったので、一部の人は嵐山を散策、桂川沿い、天竜寺境内等を散策して少し色づいた紅葉を楽しんでいた。
紀行記事担当 : 安井重仁・梅原光弘