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阪急・箕面駅(集合)⇒ 一の橋 ⇒ 昆虫館 ⇒ 瀧安寺 ⇒ 唐人戻り岩 ⇒ 大門橋 ⇒ 箕面の滝(昼食)⇒ 地獄谷 ⇒ 姫岩 ⇒ 瀧安寺 ⇒ 阪急・箕面駅 <距離> 約6km <参加者数> 98名 今日は立冬。早朝の雨も心配されたが、9時過ぎの箕面駅前は低気圧の影響で風は強いが、秋晴れのいい天気である。駅前広場には元気なくらわん会の仲間が98名集まる。今回は、多数回100回賞を森本さんご夫妻が揃って受賞というめでたい日となり、佐々山会長から記念の金バッチが贈られた。 本日のコース説明と注意事項は、野口リーダーから、次回例会については茶屋リーダーからの案内、佐々山会長から連絡事項ある。グループ名の呼称変更で、従来の「外」を仲間の「仲」に変更し、集合の目印にオレンジ色のの可愛いのぼりが作られた。さらに無線係の青色の専用帽子の新設などの紹介があった。 駅前から北へ元気に出発、道の両側には箕面名物の「もみじのてんぷら」を売っているみやげ物屋が店を開けたところ。突き当たりの崖の上に有名な箕面温泉スパーガーデン(観光ホテル)が青空を背にそびえ、巨大な展望エレベーターが、崖の上まで伸びブリッジでつながっている。一の橋を渡り右岸に移り、箕面川の渓流に沿って滝道を登ってゆく、観光客も同じ道を行く。途中の左手に古い旅籠があり、やがて昆虫の宝庫として知られる箕面に、その生態や標本を展示した昆虫館の横を過ぎる。しばらく行くと、左手に瀧安寺が見え、境内で最初のトイレ休憩をとる。 瀧安寺は、650年に役小角(役ノ行者)が滝のそばで修行の後、滝の側に「箕面寺」として創建したお寺で空海や日蓮、蓮如などもここで修行したといわれている。信長の兵乱などで焼失し、江戸時代に阪急箕面駅から1キロ北のこの場所に再建、日本初の弁財天で、1400年近い歴史があり、全国からの山岳信仰修験道の根本道場として知られている。 丁度11月7日は年3回の採灯大護摩法要「行者堂戸扉閉法要」の日で、役の行者ゆかりの山伏姿の行者たちがホラ貝を吹き、古式通りに護摩供養が行われていた。また、江戸時代に寺社などで流行った「富くじ発祥の地」としても有名です。朱塗りの橋を渡った対岸の鳳凰堂周辺の紅葉もまだ始まったばかりのようである。 緩やかな登りの滝道をゆったりと歩くと、渓谷からはせせらぎの音が聞こえてくる。唐人戻岩を過ぎ大門橋を渡ったところで二つに別れ、健脚組みはもう一度橋を渡り、右岸の山道を滝に向かう、少し汗ばんだところで滝に到着。日本の滝百選に選ばれた高さ33mの滝は豪快に水しぶきをあげて落下していた。残念だが今年は、この辺りの紅葉もまだ早い。滝の周辺で三々五々に分かれて昼食をとる。古くから紅葉の名所として知られる箕面大滝は、流れ落ちる形が農具の箕に似ているところから名づけられ地名にもなったという。 帰路は、下の道を通り途中から地獄谷に下りて対岸へ、すぐに姫岩の狭い隙間を抜けて緑の木々や川底の岩石を眺めながら下り、やがて瀧安寺に出る。瀧安寺の境内では丁度大護摩法要の山場で、護摩壇が焚かれ祈祷の最中だった。見学しながら一息いれて、門の前から右手に坂道を登り、箕面公園内の地道を通って駅へ出る。途中、みやげ物屋をのぞくと珍しいアケビやざくろが出ていた。昼からは風も静まり暑いぐらいである。駅前で流れ解散。それぞれ箕面名物のみやげなどを買って帰る。天気には恵まれたが、紅葉にはまだまだ少しの箕面であった。 高橋 保記
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くらわん会より先に山伏さん達、御一行出発 |
一の橋を通過して、本格的な滝への道を行く |
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古い旅籠の前を往く参加者 |
米国留学から帰国し大正4年にここを訪れた“野口英世”像が左上の小高い所にある |
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進行方向左に“トンネル”が、甲山に続いているらしい |
紅葉には時期尚早と諦めた矢先、ふと上空に鮮やかな彩り |
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唐人戻岩すぐの大門橋を元気良く渡る | 滝まで約0.3kmの場所から左岸上の道を往く健脚者? |
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箕面滝に到達し、美しい風景にこころが洗い流される気分に |
箕面滝の自然の美しさを楽しみつつ“ひとやすみ”する人々 |
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もみじ橋を渡ると、往路に合流、瀧安寺が近い。後は駅迄1km |
瀧安寺では「行者堂戸扉閉法要」が行われていた。毎年4・7・11月7日に行われる法要に偶然に出会う事が出来た |