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JR・生瀬駅 ⇒ タイヤ公園(集合)⇒ 武庫川右岸 ⇒ 旧福知山線の鉄道廃線跡(3本のトンネル・北山第一、北山第二、横溝尾)⇒ 第二橋梁(赤錆鉄橋)⇒ 3本のトンネル(長尾第一、第二、第三)⇒ 武庫川左岸公園(昼食)⇒ JR・武田尾駅 <距離> 約7km <参加者数> 115名 梅雨の合間の晴天の一日、旧JR 福知山線の廃線跡をJR 生瀬駅から渓谷美を楽しみながらJR 武田尾駅まで歩く。 枚方市駅から1時間12分で福知山線のJR 生瀬駅に着く。曇りの天気予報も外れて、空は青空、暑い陽射しが集合場所の駅前のタイヤ公園にそそぐ。枚方からは1時間を越える遠方のため参加数を案じていたが、締め切ってみると115名と元気なくらわん会のメンバーが集合。廃線跡を歩くという珍しさが皆の好奇心を刺激したようである。 例会は佐々山会長のタイヤの上からの、第一声で始まり、続いて、多数回賞の表彰。久しぶりに4名の新人の紹介。本日のコース説明と注意事項は、野口リー ダーから、次回例会については佐々山会長からの案内。 元気に出発した。生瀬駅の前を通り、武庫川右岸の国道176号線の歩道を一列になって進む。車道はトラックや乗用車が連なっていて歩道す れすれに通るので危ない。大多田川橋をこえて中国自動車道の下を通り、坂道を登る。 少し行った所で、木の元バス停の信号で176号線を横断し、木之元大橋の手前の住宅の中を抜け、廃線跡の道へ降りる。少し行くと武庫川の渓谷沿いにでる。廃線跡はこの屈曲した渓谷に沿ってある。 武庫川は先日の雨で水量も多く、濁っていた。対岸には人面岩などの奇岩の景観が見える。最初のトンネル、北山第一トンネルの前で小休止し、しばし渓谷美を楽しむ。トンネル内は照明がないため、懐中電灯の準備や足元が悪いため靴の紐などを締めなおし各人準備をしてリーダーについてゆっくりと入って行く。 トンネル内は、涼しく、真っ暗で足元は一部に枕木が残っていたり、バラスの間にはコンクリートの跡もあり、また、上からは水が落ちて居る場所もあり、結構スリリングな気分を味わえる。 トンネルを出るとぱっと目の前がひらけ、緑が目にはいると同時に、渓流の景色が目にはいる。続いて、北山第二、とトンネルを出たり、入ったりと進む。 三つ目の横溝尾トンネルを出ると武庫川に掛かる第2橋梁(赤錆鉄橋)にでる。鉄橋の前でまた、小休止する。 眼下には、奇岩が並び、多目の水量が勢いよく下ってゆく、鉄橋の側道を渡るとすぐ長尾第一トンネルに入る、このトンネルは枕木がきれいにのけられていてバラスが敷かれている。中に入ると涼しい風が流れていて、少し行くと「ここが一番凉い」という、声があちこちから聞こえる。途中、側壁から水がたくさん出ていたが、 これが、涼しい一因かと感じる。 ここを出ると武庫川の左岸になり、また景色が大きく変る。道の幅も広く、枕木もきれいに並んでいる。武田尾に近づくと「ふるさと桜づつみ回廊」の桜の名所の下にでる。この桜の名所は、水上勉の著書「桜守り」で有名な箇所である。桜の時期に一度たずねたい場所である。 さらに長尾第二、第三と短いトンネルを過ぎると、公園に着く。12時を少し過ぎており、みんな木陰を探して思い思い腰をおろし、武庫川の流れを眺めながらの昼食をとる。 ここからは、武田尾駅はすぐである。最後のトンネルをでたところで、こんな会話が聞こえていた。 「もう一度来たい?」「うん、紅葉か、桜の時期にもう一度来たい」「私は、もうええわ」 トンネルを6つ、出たり入ったり、途中、鉄橋を挟み、探検気分を味わえたでしょうか?。 高橋 保記、冨田朝己取材
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