JR福知山線の廃線跡を歩く

第122回 くらわん会 2006/7/4

HR
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JR生瀬駅前
西宝橋袂
大多田橋
176をゆく
廃線址に降りる
人面岩と高座岩
北山第一トンネル2
トンネルを抜ける
なまず淵をゆく
長尾第2トンネル
<行程> ⇒コース地図(ここをクリック)
JR・生瀬駅 ⇒ タイヤ公園(集合)⇒ 武庫川右岸 ⇒ 旧福知山線の鉄道廃線跡(3本のトンネル・北山第一、北山第二、横溝尾)⇒ 第二橋梁(赤錆鉄橋)⇒ 3本のトンネル(長尾第一、第二、第三)⇒ 武庫川左岸公園(昼食)⇒ JR・武田尾駅
<距離> 約7km  <参加者数> 115名

 梅雨の合間の晴天の一日、旧JR 福知山線の廃線跡をJR 生瀬駅から渓谷美を楽しみながらJR 武田尾駅まで歩く。
 枚方市駅から1時間12分で福知山線のJR 生瀬駅に着く。曇りの天気予報も外れて、空は青空、暑い陽射しが集合場所の駅前のタイヤ公園にそそぐ。枚方からは1時間を越える遠方のため参加数を案じていたが、締め切ってみると115名と元気なくらわん会のメンバーが集合。廃線跡を歩くという珍しさが皆の好奇心を刺激したようである。
例会は佐々山会長のタイヤの上からの、第一声で始まり、続いて、多数回賞の表彰。久しぶりに4名の新人の紹介。本日のコース説明と注意事項は、野口リー ダーから、次回例会については佐々山会長からの案内。
  元気に出発した。生瀬駅の前を通り、武庫川右岸の国道176号線の歩道を一列になって進む。車道はトラックや乗用車が連なっていて歩道す れすれに通るので危ない。大多田川橋をこえて中国自動車道の下を通り、坂道を登る。
 少し行った所で、木の元バス停の信号で176号線を横断し、木之元大橋の手前の住宅の中を抜け、廃線跡の道へ降りる。少し行くと武庫川の渓谷沿いにでる。廃線跡はこの屈曲した渓谷に沿ってある。

 武庫川は先日の雨で水量も多く、濁っていた。対岸には人面岩などの奇岩の景観が見える。最初のトンネル、北山第一トンネルの前で小休止し、しばし渓谷美を楽しむ。トンネル内は照明がないため、懐中電灯の準備や足元が悪いため靴の紐などを締めなおし各人準備をしてリーダーについてゆっくりと入って行く。
 トンネル内は、涼しく、真っ暗で足元は一部に枕木が残っていたり、バラスの間にはコンクリートの跡もあり、また、上からは水が落ちて居る場所もあり、結構スリリングな気分を味わえる。
 トンネルを出るとぱっと目の前がひらけ、緑が目にはいると同時に、渓流の景色が目にはいる。続いて、北山第二、とトンネルを出たり、入ったりと進む。
 三つ目の横溝尾トンネルを出ると武庫川に掛かる第2橋梁(赤錆鉄橋)にでる。鉄橋の前でまた、小休止する。
眼下には、奇岩が並び、多目の水量が勢いよく下ってゆく、鉄橋の側道を渡るとすぐ長尾第一トンネルに入る、このトンネルは枕木がきれいにのけられていてバラスが敷かれている。中に入ると涼しい風が流れていて、少し行くと「ここが一番凉い」という、声があちこちから聞こえる。途中、側壁から水がたくさん出ていたが、 これが、涼しい一因かと感じる。
 ここを出ると武庫川の左岸になり、また景色が大きく変る。道の幅も広く、枕木もきれいに並んでいる。武田尾に近づくと「ふるさと桜づつみ回廊」の桜の名所の下にでる。この桜の名所は、水上勉の著書「桜守り」で有名な箇所である。桜の時期に一度たずねたい場所である。
さらに長尾第二、第三と短いトンネルを過ぎると、公園に着く。12時を少し過ぎており、みんな木陰を探して思い思い腰をおろし、武庫川の流れを眺めながらの昼食をとる。
 ここからは、武田尾駅はすぐである。最後のトンネルをでたところで、こんな会話が聞こえていた。 「もう一度来たい?」「うん、紅葉か、桜の時期にもう一度来たい」「私は、もうええわ」 トンネルを6つ、出たり入ったり、途中、鉄橋を挟み、探検気分を味わえたでしょうか?。
高橋 保記、冨田朝己取材
176号線をゆく
中国道をくぐる
細い道
廃線址道路
北山第1トンネル前
北山第一トンネル3
背丈ほどの雑草
赤錆鉄橋
武田尾の町が見えた
武庫川左岸公園
武田尾駅に向かう
温泉橋
JR武田尾駅

>武田尾駅ホームから武庫川下流を展望するとこの辺りは川幅広くゆったりと流れる
タイヤ公園
JR生瀬駅南のタイヤ公園に115名が集合
176号線に向かう
駅横を国道176号線に向かう
176号線をゆく2
人ひとりやっと通れる狭い歩道を行く
176号線を行く3
すぐ横をすり抜けるように走る車の排気ガスに悩みながら歩く
木之元バス停付近
木之元バス停付近で176号線を横断
木之元大橋袂
木之元大橋の袂を川に向かって右折
高座岩
高座岩、人面岩が見えてきた
快適な歩行
廃線址の道は、川面を渡る風もあり、涼やかで快適
北山第一トンネル
トンネル内は足場が良くないので歩行の注意を呼びかけ
北山第二トンネル出口
線路址には木が生い茂って、もう列車が走れるスペースはない
線路跡
線路跡が残る、枕木には両端に鉄の輪が打ち込んである
溝滝となまず淵
豪快に流れ落ちる溝滝となまず淵
横溝尾トンネル
3つ目の横溝尾トンネル入り口
横溝尾トンネル出口
横溝尾トンネル出口は赤錆鉄橋で次の長尾第一トンネルと結ぶ
鉄橋を渡る
渓谷美を鑑賞しながら側道をわたる
鉄橋下
雨が続いたためか武庫川の水量は豊か
長尾第一トンネルを行く トンネルはどれも下部が石積み上部はレンガ積みの古い構造 長尾第一トンネルを出て 展望が開ける場所に出て、川幅も広がった
木立の中を
突然、線路敷きがなくなり木立の中の小道になった
ふるさと桜堤回廊
桜の園やふるさと桜堤回廊、桜の名門武田尾誕生記念の碑
長尾第3トンネルを出る
最後の短いトンネルを抜けると武田尾の町が見える
まもなく昼食
まもなく武庫川左岸公園に到着12:30になっていた
僧川を渡る
僧川を渡ると旧武田尾駅が在った町並みに出る
野イチゴ摘み
野イチゴが生っていた、摘み取って食べると酸っぱさが口いっぱいに広がった
名塩墜道
名塩トンネルをでると新JR福知山線武田尾駅のホーム
特急北近畿
名塩トンネルから特急北近畿が飛び出してきて過ぎ去った
武田尾駅ホーム
半分が鉄橋の上、後半分もトンネルの中の武田尾駅で普通列車を待つ
武田尾駅ホームから
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