新緑の水無瀬渓谷

第120回くらわん会 2006/5/2

HR
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水無瀬駅
訣れの碑
名神のガード
若山神社本殿
弁当
山道
西光寺
東大寺公園
<行程> (ここをクリック)⇒コース地図
阪急・水無瀬駅 ⇒ 桜井の駅跡 ⇒ 島本町住民センター ⇒ 若山神社 ⇒ 山吹渓谷・乙女の滝 ⇒ 尺代橋 ⇒ 東大寺公園 ⇒ 水無瀬神宮 ⇒ 阪急・水無瀬駅
<距離> 約8km  <参加者数> 100名

 今日は早朝、雷がなる大雨がありどうなるかと心配したが何とか天気も回復し、阪急水無瀬駅にはちょうど100名の人たちが集まってきた。昨日の夏日のような天気と打って変わって、今日は寒く風も強い。
 駅からすぐ近くに、“青葉茂れる桜井の”と歌にも読まれた楠木父子の別れの地として有名な桜井の駅跡がある。広い公園になっており、父子像とかいろいろな石碑が建っており、一行はしばし忠臣楠公を偲ぶ。島本町の大きな白亜住民センターでトイレ休憩となる。ここ島本町は平成の市町村合併の嵐にもビクともせず果敢にも独立を全うしており、それだけ豊かな財政を誇っているのだろう。名神の高架をくぐるとサントリーの建物が見えてきて、続いて若山台団地あたりから次第に山の中に入ってくる。
 若山神社の鳥居をくぐると道は2つに別れ、ゆるやかな車道と急な石段道になり、体力に合わせて夫々を登っていく。若山神社の境内は山の中腹にあり、桜の季節も過ぎ、今は瑞々しい若葉が目にも爽やかである。また、境内にはシイが多く大阪緑の百選にもなっている。701年、行基の創建ともいい、古から近在の崇敬を集めた宮であった。境内からは島本町の町並み、その向こうに淀川が展望されあたりは森閑の気が漂う。

  竹薮を行き一気に山道を下っていくと、尺代の集落が見えてきた。水無瀬川にかかる尺代橋の下ではマス釣りをしている人達が見える。水無瀬渓谷沿いのゆるやかな山道を登っていく。段々と深い渓谷になりトロあり滝あり清冽な水がほとばしる。今は使われていない大きな水車が渓谷に放置されており、農業が機械化されるまでは一生懸命に働いていたのであろう、無残でもある。対岸に乙女の滝が見えてきた。急峻な山肌を一筋の細く長い滝が本流に流れ落ちる。木が茂って全貌が見られないのが残念であるが、その代わり、この「くらわん会」には大勢の元乙女が参加しておりそれで満足をしよう。
 来た道を引き返し、水無瀬川に沿って下っていくと、流れもゆるやかになり、ごく普通の小川になってしまう頃、東大寺公園というところに来てトイレ休憩になる。今は何の変哲もない広場であるが、かっては東大寺の荘園であったという。前方にこんもりとした水無瀬神宮の森が見えてきてくる。この社は後鳥羽上皇の離宮があったところで、明治になり神宮の名称を賜っている。後水尾上皇ゆかりの茶室とか秀頼寄進の客殿がある。また、離宮の水として名高い名水が湧き出ており、神社のお参りはそっちのけで、くらわん会の人たちは行列を作って水を汲んでいる。今日は古からの神社を巡り渓谷美も堪能するよき一日であった。水無瀬駅で解散になる。
石田富雄、小郷伸一記
住民センター
若山神社への道
境内の若葉
展望
尺代橋
山吹渓谷
鳥居
本殿
名水
山吹渓谷

桜井駅跡公園
楠公父子訣れで有名である桜井駅跡で憩う
楠公父子像
桜井駅跡公園には楠公父子像が立っている
若山神社の鳥居
きつい階段を登ると若山神社の鳥居が見えてきた
山道
若山神社からは尺代への中腹の山道を行く
尺代
山道を行くと眼下に尺代の集落が見えてきた
マス釣り
山吹渓谷では川を仕切ってマス釣りをする人達
水車小屋
崩れた水車小屋、かっては渓谷の水を引いて働いていた
乙女の滝
渓谷の対岸を一筋の流れとなって落ちる乙女の滝
ご一行
滝をデジカメに収めようとするご一行
踏み切り
JRの踏み切りでは長い間待たされる
境内
水無瀬神宮の境内では大休止となる
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