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京都地下鉄・醍醐駅 ⇒ 折戸公園 ⇒ 醍醐寺・醍醐三宝院 ⇒ 仁王門⇒随心院・小野梅園 ⇒ 勧修寺 ⇒ 京都地下鉄・小野駅 <距離> 約6km <参加者数> 139名 ようやく春らしくなり、今日は絶好のお花見日和になってきた。2004年に六地蔵迄延長された京都地下鉄醍醐駅で降り地上に出ると、あたりは大きなショッピングセンターやマンションが建ち並び、以前に比べ大きな様変わり。駅の西側の折戸公園には天候と花日和が幸いしてか会の人々はもう早くから集まり、最近では珍しい139名と多くの参加。 パセオダイゴローの陸橋を抜け暫らく歩くともう醍醐寺にやってきた。ここ醍醐寺は、豊臣秀吉が「醍醐の花見」をするため三宝院に回遊式の庭園を作らせた、有名な桜の名所であり、花の頃には誰でも一度は来たいと願う所である。様々な旅行会社の旗を持ったガイドに従って続々と境内に人々が集まり外人の顔もちらほら、それでも、我くらわん会の大集団にはかなわない。枝垂れ桜、コヒガン桜やそめい吉野の老木はもう満開に近く、あたりはパット華やかさが漂い、人いきれ花いきれでまさに春爛漫。大きな仁王さんがいる山門からは有料、しばし門前で春を楽しむ。 醍醐寺と三宝院の間の小道を歩いていくと、朱雀天皇稜や醍醐天皇稜の森があり、かってはこのあたりは天皇家の陵墓の地であったところである。住宅団地を抜け、奈良街道沿いに随心院があり一行は東拝観入り口より境内へ。 小野小町、縁の寺で、小町伝説が色濃く残っており、化粧井戸や文塚、百夜通いの萱の木などの史跡がある。いったい小野小町という女性は此処だけでなく各地に色々の伝説が残っており、当時から有名人であったのであろうが、どれくらいの美人であったのであろうか、想像するだけでも楽しい。境内の小野梅園は遅咲きの紅梅<唐棣(はねず)の梅>が今満開、我々は桜ならぬ梅を愛でながら三々五々お弁当と酒盛りの輪ができる。 再び12時半ばには、重い腰を上げ歩き始める。地下鉄小野駅を通り過ぎ、山科川を渡って山あいにある勧修寺(かじゅうじ)に入る。醍醐天皇ゆかり縁の寺で格式が高く、寺の塀には5本の線が刻まれている。一行はここで解散となったが、有志の人たちは入園料を払って庭園鑑賞をすることになる。氷室園と呼ばれる大庭園があり季節の花々が美しいという。 今日は天気晴朗、寺もよく、花もよく非常に結構な一日を過ごすことが出来、くらわん会ばんばんざいであった。解散後、観修寺の白壁に映える満開の桜をめでながら個々帰路についた。 記:石田・梅原
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