枚方の神社シリーズ 第9回
2014/6/5 取材
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【蹉跎神社の概要】 | ||
◆所在地 | 枚方市南中振1丁目7-18 京阪電車 光善寺駅 南東500m 徒歩約 11分 |
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◆境内の敷地 | 約 3,000坪 | |
◆祭神 | ・菅原道真公:学問の神、雷神 ・境内社・・皇大神宮、春彦神社 金毘羅神社、稲荷神社 |
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◆創建 | ・天暦5年(951年) 蹉跎山に社殿を造営し、木像を祀り、近隣25箇村の産土神 としたのが当社の始まりと社伝に伝えられる。 |
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◆主な年中行事 | ・歳旦祭(さいたんさい)・・・1月元日 ・節分祭(せつぶんさい)・・・2月 3日 ・春祭(はるまつり)・・・4月15日 ・六月大祓(みなつきおほはらへ)・・・6月30日 ・例大祭(れいたいさい)・秋祭り・・・10月14日~15日 ◎提灯立て ◎子供太鼓巡行 ・七五三(しちごさん)参り・・・11月15日 ・新嘗祭(にひなめさい)・・・12月上旬 ・七五三縄(しめなわ)講・・・12月24日~25日 ・十二月大祓(しはすおほはらへ)・除夜祭・・・12月31日 |
遥拝所鳥居の神額「天満宮」 |
「蹉跎神社御旅所」の石柱 |
「蹉跎神社御旅所」案内 | 「蹉跎神社遥拝所」 |
遥拝所 | 社務所前の蹉跎参道 | 社務所 |
社務所で取材 |
【取材後の感想】 | |
1. | 京阪電車光善寺駅から線路沿いに南に5分ぐらいに神社参道入口の「郷社蹉跎神社」の石標があり、そこから真っ直ぐの緩やかな坂道の蹉跎参道が続きます。すぐに一の鳥居があり、またしばらく登って行くとこんもりとした森とそこに社務所と二の鳥居が現れます。絵馬堂を兼ねた屋門から80段以上の石段を登りきると綺麗に清掃された神秘的な雰囲気の境内が広がり、そこに拝殿、本殿、4つの境内社、神楽堂、神牛社、神輿倉が整然と鎮座し、また絵馬堂、拝殿内の奉納物など古式豊かな伝統あるものがたくさん存在する蹉跎神社でした。 |
2. | 神社祭神の菅原道真公と苅谷姫の別れのお話と蹉跎(さだ)の名前のいわれの伝説など古い歴史のロマンを感じる「蹉跎神社」の取材になりました。古い歴史を持つ中で、現在も氏子さんが1,000人もいて、元旦初詣は3時間待ちの人気ある神社で、取材後の6月29日の六月大祓におうかがいしましたが、雨が降っていたにもかかわらず、400人ぐらいの地域の人が境内一杯となり、御参りされていました。また新しい取り組みとして「ちのわくぐり」を実施するなど地域との取り組みも積極的にやられていて、日頃は地域から天神様として崇められ、親しまれている歴史・伝統を持つ神社であると感じました。 |
3. | 今回の取材は宮司の阪本悦子様と氏子責任総代の畠山様にたいへんお世話になりました。阪本宮司は枚方市では2人おられる女性宮司で、現在は蹉跎神社、寝屋川市の鞆呂岐神社(ともろぎじんじゃ)神社など4つの神社の宮司を務めて、日々大変忙しい中でしたが、蹉跎神社の由緒や神道のお話を明解に丁寧にしていただき、神様の考え方などが良く理解できました。御父上の先々代の西尾宮司から厳しい教えを受け、ご自身も相当の修行と研鑚を積まれてきたと感じました。取材後も神社内を隅々まで案内していただき、ありがとうございました。 |
取材・写真撮影:坂本、福本、永井、中村 HP作成:中村 |