4月14日に1年間工事中だった「くずはモール」がグランドオープンした。33年前官民協働の町づくりで出来上がった、くずはローズタウンの中心が、この駅前モール街だっただけに、この日は地元の方々にとって待ち遠しかった日だ。
松阪屋百貨店が撤退してさびしくなった樟葉駅を出て、すぐ左にモール西館が出来た。地下1階には全国で2店目のユニクロプラス、2・3階はファッションとインテリア、生活雑貨など、4階にはアロマトリートメントサロンなどもあり、おしゃれで癒しのアミューズメント空間である。正面の本館には、ダイエーグルメシティー、イズミヤ、京阪百貨店などを核として、広い空間の中に頼れる120の専門店が並んでいる。ゆったりとした吹き抜けの癒しの空間には、沢山のフードコートとダイニングストリート、そして関西初出店の有名な飲食店が軒を連ねている。
くずはアベニューは、この駅前広場をスタートして、男山泉交差点までのメインストリートである。駅前ロータリーを出た道はくずはモール本館横を通り、1年半前にオープンした巨大なマンション『くずはタワー』(41階、488戸)の前を抜ける。このタワーは、この街のいたるところから遠望できるランドマークとなった。桜が満開のくずは中央公園前を抜けると、楠葉中央の交差点にでる。この交差点は、この辺りの循環バスの交差ポイントで町の中心部になっている。
さらに東に進むと両側に開業医が軒を連ねる楠葉朝日2のあたりを通る。皮膚科、歯科、内科、外科、婦人科、小児科、整形外科、ペットクリニックまで揃っていて、お医者様の専門店街、まるで総合病院のようだ。楠葉美咲3の辺りで、市民の森から来る鏡伝道が合流する。この辺りは両側に閑静な住宅街が連なっている。やがて「くずは東公園」前に出る。
すぐ隣に関西医大男山病院があるこの公園は、2.7haと市民の森についで大きい公園で、周囲に桜が一杯のグランドの回りの芝生では、沢山の子ども達が遊んでいた。男山泉の交差点でくずはアベニューは終わる。 |