「市立枚方宿鍵屋資料館」は京阪電車「枚方公園」駅西側に位置し駅から徒歩5分程度の旧東海道(京街道)に面したところにある。敷地の広さは約300坪で建物は二つあり道路に面しているのが主屋、その奥に別棟(二階建て)が建っている。
資料館研究員の平尾さんの軽妙な語り口での枚方の歴史解説は、我々にとって大変興味深いものであった。
○ 主 屋
客間、通り庭、土間、台所など船宿として栄えた江戸時代の姿が復元展示されている。土間にあるかまどや、火鉢など我々にとっても懐かしいものが展示されており、その中に小判の詰まった千両箱があり、持ってみたが大変重いものであった。また、通りに面した大きな扉は上下にスライドするものだが、重りと滑車を利用し片手で持ち上げられるように工夫されている。
○ 別 棟
1階は鍵屋を中心とした枚方宿の歴史を紹介している。古文書や出土品、そして大名行列が京街道を進む様子が精巧な模型で展示されいる。また、三十石船とくらわんか船の様子は映像で紹介している。
2階は63畳の大広間で、窓からは淀川が目の前を流れている。現在はイベントや食事をする場として使用されている。
【鍵屋資料館のご案内】
○ 場 所 枚方市堤町(上図参照)
○ 電 話 072−843−5128
○ 開館時間 9時30分〜17時
○ 休館日 毎週火曜日
○ 入館料 大人200円、小中学生100円
○ ご注意 鍵屋には駐車場はありません。
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