『 私の宝物 』

7班 坂本 徳行

2015年11月1日(日)

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写真1:煙突から煙を吐きます
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写真2:急な坂を上ります(下はラックレール)

 私は「てっちゃん(鉄道マニア)」ではありませんが、現役時代にポータブル機器商品の開発に携わっていたためか、とにかく小さくて精巧に出来ているものが好きです。
 もう30年以上も前になりますが、海外出張時に入手したNゲージ(線路幅が9mm・本体は約1/150のサイズ)の鉄道模型の電車に惹かれてしまい、機会あるごとに出張先の模型屋さんを訪問するのが仕事の次に?楽しみになっていました。
 「HO」とか「O」とか、より精巧に仕上がった大きなゲージのものもあるのですが、それらには目もくれず、ひたすらNゲージにこだわり、細部まで精巧に仕上がった車両を探しました。
 ジオラマを作って遊んでいた時期もありましたが、子供が成長しその機会もなくなりました。しかし、今でも写真のような特に精巧なものは保管しており、時間のあるときに眺めては、昔を思い出したり、レールだけ組んで走らせたりして楽しんでいます。とかく日本製は成形品の部品が多用してあり、おもちゃの域を脱しませんが、昔の西ドイツ製(ベルリンの壁崩壊以前)などはベースがきっちり作られ、ディーテイルも一品毎手作りのような精巧感があります。
写真1は、小さいながらも煙突からパラフィン液を注入すると、黙々と煙を吐いて走ります。
写真2は、珍しいアプト式の電車で、レールに歯が切ってあり、車体下に歯車を装備しているため、かなり急な坂でも上ります。
写真3は、唯一の日本製で、有名な天賞堂のSL D51・498です。惚れ惚れする精巧感と共に、音もなく滑らかに走ります。
写真4は、そんなに精巧な仕上がりではありませんが、見ていて何となく楽しくなるセットです。
写真5は、海外の模型店にたった一台木製の箱に入って売られていた、ロケット号のセットです。20年以上前ですが、かなり高価だったため、現在も妻には公開していない秘密のモデルなのです。
 いずれも子供たちの破壊攻撃にも耐え、古い車両は30年以上経過しましたが、全て完全に動作しました。何とか守り抜いた貴重な数台と共に、今後も時々出しては楽しんで行きたいと思っています。

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